西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2020年01月09日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
お正月の終わりと共に「数の子」とお別れしなければならない悲しさに打ちひしがれているキングコング西野です。
数の子ちゃん、必ず、また来年会おうね。
さて。
今日の記事の前半は日記のような内容になりますが、最後はそれなりの結論をご用意しているので、お付き合いください。
昨日、舞台『えんとつ町のプペル』の稽古の見学に行ってまいりました。
今朝のブログにも書かせていただきましたが、とにかくクオリティーがヤバくて、本当に最高だったんです。
今回の舞台は、「たった3ヶ月で制作しなければならない」という鬼のような環境だったのですが、そのことが逆に出演者&スタッフの魂に火をつけました。
昨日は衣装も美術も揃っていない中、「初の通し稽古」だったのですか、鬼気迫るものがありました。
演出の児玉明子さん(元・宝塚歌劇団)の本物っぷりが、ちょっとヤバいレベルです。
児玉さんと、もっともっと仕事をしたい。
「やっぱり観に行けばよかった」という後悔だけはして欲しくないので、是非、観に行ってください。
ちなみに僕は2月1日の17時の回を観に行きます(もちろん客席で)。
ギリギリまで稽古見学をさせてもらった後は、タクシーに飛び乗って、今度はブロードウェイミュージカル『Poupelle of Chimney Town』のスタッフさん達との会食へ。
車中、YouTubeをタラタラ見ていたら、フリーランスがまた「お金の稼ぎ方」についてチンタラ喋っていて、「稼ぎ方も大事だけど、コイツら本当に『使い方』の話をしねーな。だから、稼ぐお金の桁が何年経っても変わらねーんだよ」と悪態をつく黒西野。
だけど、大人だったら夢を見せてくれよ。
きっと、その落差もあって、その後のブロードウェイチームの姿勢が余計に輝いて見えたのだと思います。
「日本人でブロードウェイを獲る!」と息巻くリーダーの小野さん(元・劇団四季)は、勢いあまってすぐにコケるし、いい歳ブッこいてビービー泣くし、お世辞にも「器用」とは言えない人だったりするのですが、その姿が『えんとつ町のプペル』の本当の主人公の『ブルーノ』(映画版と舞台版で出てくるよ)とダブって見えて、汚れ知らず。
こういう人の背中を、もっと沢山の人に見せたいと思いました。
いい感じに酔っ払った御一考は近所のスナック『Candy』へ流れます。
昨夜(毎週水曜日)は、大学生の日(大学生がママをする日)だったようで、大カオス。
大学生、大人、覚悟が決まっているヤツ、まだ覚悟が決まらないヤツ…しかし皆、前しか見ていなくて、こういう景色を見ると泣きそうになります。
いよいよ酔っ払って、いい時間になったので、帰ろうとしたら、そこからまさかまさかビリギャルの坪田先生と幻冬舎の袖山さん(坪田さんや僕の本の担当編集者)が来店。延長戦へ突入。
そこでも、また、前向きな話。未来の話。
その裏で絵本制作チームのLINEグループがピコピコ鳴っていて、開いてみると、キャラクターデザインをしてくださっているYKBXさんから「チェックをお願いします」とキャラクターのラフが届いていました。
的確でとっても優しい指示を出す蜷川実花さんと、すかさず「西野は今、酔っ払っています(戦力になりません)」と返信する田村P(笑)。
ここも、また未来しか見ていません。
日記は程々にして、この辺から、まとめに入りたいと思います。
今、僕の周りは挑戦で溢れていて、昨日あらためて思ったのですが、「これを一時的なものにしてはいけないなぁ」と。
僕は誰よりも挑戦するし、挑戦する人を誰よりも応援したいと思っています。
挑戦を続ける為には、「想い」だけではなく、挑戦する「環境」が必要です。
そこで、(まだ会社の人には話していないのですが)有意義な挑戦をするサロンメンバーには株式会社NISHINOが毎月お金を出して、ベーシックインカム(基本給)を用意するといいんじゃないかなぁと思っています。
それこそ、ブロードウェイミュージカル『Poupelle of Chimney Town』を軌道にのせるまでには「お金」が必要です。
生活が追い込まれてしまうと、クリエイティブの質は明らかに下がります。
月50万円でも支援があれば、少しは助かるハズで、「ブロードウェイの挑戦を支援している」は西野亮廣エンタメ研究所の広告費として格安だと思っています。
ベーシックインカムという言い方がアレだったら、「オンラインサロンの広告費」でもいいかも。
あと、支援された側は、いよいよ引き下がれないww
挑戦する人を具体的に応援する制度を作って、ここが、挑戦が集まる場所になった方がいいと思っています。
どうすかね?
ご意見、お待ちしております。
現場からは以上でーす。
 
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