西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2020年01月25日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
先日、スナックCANDYで「西野さんに影響されてGoogleで働くのをやめたんです!」と声をかけられたので、「Googleは辞めない方がいいよ」と言ってみたキングコング西野です。
さて。
今日は、「西野亮廣は、どういった理由で、その仕事をやっているのか?」というテーマでお話ししたいと思います。
世界に目を向けなければ、それなりに満足のいく人生だったのかもしれませんが、残念ながら、目標は「エンタメで世界を獲る」なので、現状には、まったく納得がいっておりません。
ゴールから逆算して、今すべきアクションを割り出そうと思った時に、やっぱり大きな価値を持っているのは『時間』で、「この時間の使い方は正解なのか?」と自問自答する日々です。
「限られた時間の中で発信するアレやコレの価値を、いかに最大化するか?」という線から考えた時に、僕が僕の時間を割く場所は「『2次利用』『3次利用』できるもの」と結論し、目をつけたのは『絵本』と、そして『音声』でした。
『絵本』に関しては、すでに形となって証明され始めているので、あまり説明する必要もありませんが……僕が描いた絵本『えんとつ町のプペル』は、今、
舞台『えんとつ町のプペル』となり、
映画『えんとつ町のプペル』となり、
『プペル幼稚園』のなり、
『プペルバス』となり、
えんとつ町のプペル光る絵本展』
となっております。
大切なのは、「『2次利用』『3次利用』できるように、原液(絵本)を設計しておく」といったところでしょうか。
はらぺこあおむし』を描いたところで、映画やVRにはなりません。
はらぺこあおむし』は2次利用、3次利用されるように作られていないんですね。
『絵本』の次に目をつけたのは『音声』です。
最初は「『動画(YouTube)』かなぁ?」と思ったのですが、動画は瞬発力はあるのですが、どちらかというと『はらぺこあおむし型』で、2次利用、3次利用が、ちょっと難しかったりします。
たとえば、動画を音声化した時に「表情」や「身体の動き」などを再現できません。
「『めちゃイケ』を音声で聴いても面白くないよね」という話です。
なので、僕は『音声』に僕のコストを割いて、そこで録った音源を、YouTube(動画)にコピペしてもらう形をとりました。
YouTube(動画メディア)へのコピペ」の次に仕掛けようと思っているのは、「ブログやnoteといった『文章メディア』へのコピペ」で、ちょうど去年の暮れにAmazon Transcribeという超ハイパフォーマンスの文字起こしサービスがスタートしたので、これを使うと思います。
これも『音声』だからできることで、「『動画』の文章化」は、ちょっと厳しかったりします。
このように、「そもそも2次利用、3次利用ができるモノ」にコミットすることで、自分の時間の価値を最大化していたりするので、
「なんでテレビに出ないの?」
「なんでYouTubeをやらないの?」
という質問をよくいただくのですが、今日の記事をお返事とさせてください。
ただ、闇雲に効率化をはかっているわけではなくて、時々、「これを本気でやってみたら、どうなるんだろう?」といったモノに手を出すこともあります。
まだ知らない結果は良かれ悪かれ、必ず、未来の自分の糧となるので。
今度の「ニッポン放送 開局65周年記念公演『たけしの挑戦状 ビヨンド』」がそれに当たります。
「舞台の主演」となると、かなりまとまった時間を割くことになりますが、僕は「舞台の主演をする」という決断がもたらす答えをまだ知らないので、とりあえず一生懸命やってみます。
答えが分かれば次に行くので、今回の舞台出演は、最初で最後のお仕事になると思います。
頑張ります。
現場からは以上でーす。

 

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