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2020年04月13日のエンタメ研究所の過去記事

4月13日(月) ※4月15日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
4月15日にキングコングのMVが公開されるのですが、梶原君の歌声が素敵なので早く観て欲しいと思っているキングコング西野です。
さて。
今日は2年ほど先の話をしたいと思います。
【オールドタイプ】と呼ばれる人と【ニュータイプ】と呼ばれる人の違いについては様々ありますが、その一つに「保管場所の違い」があると思っています。
【オールドドタイプ】と呼ばれる人は、一般的には、ありとあらゆるものを「内部」に保管して生きています。
食料にしても、住まいにしても、情報にしても、自分の中に保管して、必要に応じて引き出しています。
一方【ニュータイプ】と呼ばれる人は、一般的には、ありとあらゆるものを「外部」に保管して生きています。
「ググれば済むことを暗記させられる意味が分からない」といった調子です。
シェア精神が根底にある彼らは『別荘』を買う人の気持ちがまったく理解できません。
今回の新型コロナウイルスで「買いだめ」をしていたのも【オールドタイプ】と呼ばれる人が多かったように思います。
僕の母ちゃんは、僕の家に遊びに来る度に、必ず何かを買ってきます。
「母ちゃん、気持ちはありがたいけど、これを賞味期限までに慌てて食べたり、これを片付けたりするのことに工数がかかるから(モノを維持するコストがかかるから)、次からは要らないよ」と何度言っても無駄です。
「何かの時の為に、貯めとき!」の一点張り。
『貯金』もその調子です。
もちろん、それらは「不安」からきているものだとは思うのですが、ときどき僕は「他人のことを信用していないのかなぁ?」と思ったりします。
39歳の僕ですら思うわけですから、今の20代の(オッサン臭くない)子たちからすると、モノを持ちたがる大人の姿は少し理解に苦しむところだと思います。
これは、まだ世間にまったく理解されていませんが『オンラインサロン』のメリットの一つに、「労働力のシェア」があります。
プロジェクトに応じて、意志疎通ができているサロンメンバーをスタッフとして召集し、プロジェクト後に解散。
互いにその関係にあることで、「労働力を抱えるリスク」を分散しています。
変化の速度が変態的に上がった時代(ある日突然「お前の能力は使えねーよ」と宣告される時代)を乗り切るには、そこそこ合理的な仕組みだと思います。
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▼ 近い未来。人は何を買うのか?━━━━━━━━━━━━━━━━
日本の人口ピラミッド問題はあれど、泣いても喚いても時代は移り行くので、まもなく、今【ニュータイプ】と呼ばれる人達が主流になります。
彼はモノを持ちたがりません。
当然、それは、『モノを買いたがらない』を意味しています。
(※これは今回のコロナで加速したと思います)
となると、ここから人は何を買うようになるのでしょうか?
何に「お金」を出すのでしょうか?
正解は、まず間違いなく『コミュニケーション』です。
家を持つことよりも、人と繋がることに、お金を出し始めるでしょう。
家は余っているので、人とさえ繋がっていれば、場合によってはタダで手にいれることができます。
今、人と繋がっておくことの価値がギュイイーーンと上がっているんですね。
昨日、ウチのスタッフさんに「サロンメンバー限定の集合アプリ」の開発を提案しました。
ジャパンタクシー』(タクシーを呼ぶアプリ)のように、今いる場所の近くにいるサロンメンバーに「ちなみに、今ここで呑んでますけど、来ませんかー?」とお知らせを発信できるアプリです。
当日イベントの時なども使えると思います。
頼みすぎた「出前」を手分けして食べてくれる即戦力を集める時なども使えると思います。
ポイントは「同じ価値観で繋がっている人との出会い」で、僕自身、地方で呑み歩く時などに、それを使ってサロンメンバーをナンパしたいんです。
この『集合アプリ』は、ある一定の人数を抱えているコミュニティーであれば機能するハズで、「どうせ呑むなら、この近くにいる阪神ファンと呑みたい」という流れはあるでしょう。
今はまだ空論のように聞こえるかもしれませんが、人がコミュニケーションを買い始める未来は、そんなに先じゃないと思っています。
そうなってきたら、その世界観に準じた新しい需要が生まれるわけで、サービス提供者は誰よりも早くその需要をキャッチすることが大切です。
とりいそぎ、(もう少しサロンメンバーが増えてからかな?)いいタイミングで、サロンメンバーの限定の集合アプリ『この指とまれデラックス!』を開発しますが、アプリ名が糞ダサいので、早く代案を考えてください。
早くっ!!
現場からは以上でーーす。

 

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