西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2020年05月13日のエンタメ研究所の過去記事

5月13日(水) ※5月15日以降は『いいね』を押さないでください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
おはようございます。
SNSで回ってくる「○○チャレンジ」というバトンを片っ端から無視してしまっているキングコング西野です。(ごめん!今、忙しい!)
さて。
今日は『オンライン×地元』というテーマでお話ししたいと思います。
仕事上、よく海外に行かせてもらっているのですが、海を渡ると、ときどき『本物の貧困』を目の当たりにします。
「スラム街」と呼ばれる地域では、まともな教育を受けられずに15歳で母親になる子もいます。
その子が子供を育てるわけですが、当然、教育を受けさせる余裕などなく、その子供もまた15歳で母親になったりします。
残飯をグツグツと煮たリサイクルフードが道端で売られている街の話です。
日本に住んでいるとあまり見ることはありませんが、「断つことのできない貧困の連鎖」は確実に存在して、その現実を前に、エンターテイメントはあまりにも無力です。
そこで、「エンターテイメントは安心・安全・衣食住が担保されて、初めて動き出す」という当たり前をあらためて知ることになるわけですが、今思うと「対岸の火事」として捉えてしまっていたのかもしれません。
新型コロナウイルスが教えてくれたことは、「いやいや、他所の国だけの話じゃねーぞ」で、今、この日本でも本当に多くの人が悲鳴をあげていて、「貧困問題」は他人事では無くなりました。
猛烈なビンタを喰らった2020年の春、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
僕は、そこそこ目が覚めました。
━━━━━━━━━━
▼ 守れなかった過去
━━━━━━━━━━
ずいぶん昔の話です。
「内容」も「視聴率」も非常に良かった自分達の番組が、突然打ち切りになったことがありました。
ある日突然、「テレビ局の方針で、この枠が『ドラマ枠』になるので、残念ですがバラエティー番組は…」と番組の打ち切りを伝えられたのです。
(※梶原君の生活保護問題が騒がれていた時だったので、もしかしたら、そっちが原因だったのかも)
理由は何にせよ、「結果」や「自分達の意思」とは違うところで、自分達の挑戦が止められてしまい…自分だけだったらまだよかったのですが、その番組には自分を慕ってくれていたフリーの(局員ではない)スタッフも数名参加していて、その瞬間、彼らの食い扶持が無くなってしまいました。
そのスタッフに別の仕事を振れたらよかったのですが、当時の僕はまだまだ「テレビ」に軸足を残していた頃で、今のように『自分で仕事を作る』が確立できていませんでした。
仕事を振ることができませんでした。
あの日 味わった「仲間を守ることができなかった」という痛みが今も自分の中に強烈に残っていて、「もうあんな思いをすることは二度とゴメンだ」と思い、今に至ります。
僕が作品の制作費を制作するところから携わっているのは、そういった理由です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 「全員を守る」と決めた。さて、どうする?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回、コロナちゃんが襲ってきた時に、まず最初に決めたのは「一番難しいことをする」で、その答えが「サロンメンバー全員を守る」でした。
なんか、全員を守るのって難しそうじゃないですか(笑)。
「サロンメンバー全員」となると、5万7000人です。
一人一人に会いに行くことは物理的に不可能な人数なので、こうなったら『仕組み』を作るしかありません。
そんなこんなで、この1ヶ月は『数万人を守るの為の仕組み作り』に奔走しました。
やってみて(試してみて)、見えてきたことが沢山あって……一昨日スタートさせた『サロン垢』で、5万7000人を守る一つの方法が見えました。
(※昨日の記事を読まれていない方は、先にそちらを御覧ください)
「守る」の定義はいろいろあります。
「メンタル的に支える」というのもあるかもしれませんし、
お店を経営しているサロンメンバーを守ろうと思ったら、「売り上げ(集客)に貢献する」が現実的です。
それには、
「家から歩いて5分のところに…、通勤や通学路に…、『サロンメンバーの店がある』」
ということをサロンメンバーに知ってもらうことがで絶対に一番いいゾ(#突然のクレヨンしんちゃん)。
「お店の集客」にしても、「災害時の助け合い」にしても、要するに、『近所に住んでいるサロンメンバー同士』が繋がることが最も大きな力で、「5万7000人」ともなると、そのマッチングが現実味を帯びてきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ オンラインで繋がる『オフラインの繋がり』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
巨大化した「オンラインサロン」の次の課題は、オンライン上で『オフラインの繋がり』を作ることです。
『オフラインの繋がり』が増えることで、救われる場面はたくさんあります。
※例①=お店に近所に、住んでいるサロンメンバーが来てくれる
※例②=水害で土砂まみれになった自宅の「土砂かき」を、近所に住んでいるサロンメンバーが助けにきてくれる。
オンラインサロンは「いかにして『集落』のような繋がりを作るか?」というのが一つのテーマだと思うのですが、
巨大化したオンラインサロンは、その更に向こう側にある「オンライン上の集落だけではなく、オフライン上の集落も作る」を目指した方が面白そうです。
そこで一昨日、『サロン垢』をつくりました。
①なるべく本名で、鍵アカウントで登録。
②ユーザー名は検索しやすいように「@salon○○」
③プロフィール欄に「#西野亮廣エンタメ研究所」「(お住まいの地域)」を入れる。
④サロンメンバーしかフォローしない(※必ずフォローしないといけないわけでもない)
…という①~④の条件を満たしたサロンメンバーだけが生息しているTwitter村です。
すでに経験されている方がいらっしゃいますが、もう、ビックリするぐらい優しい世界です。
そして。。
10日ほど前に『県人会』を作りました。
有事の災に備えて、近所に住んでいるサロンメンバー同士で繋がれるよう、都道府県ごとにグループを組んだのです。
(こちら↓)
『サロン垢』だけでは、近所に住んでいるサロンメンバーを探すことは難しいと思います。
『県人会』だけでは、近所に住んでいるサロンメンバーと気軽に交流を深めることは難しいと思います。
…この二つの問題を解決するには、早い話、『サロン垢』×『県人会』をすればいいので、各県人会のグループで、それぞれスレッドを立ち上げて、そこで自分の『サロン垢』のリンクを貼り付けて自己紹介してみてください。
これで、近所に住んでいるサロンメンバーとTwitterで繋がれます(^-^)
もしかしたら、いまいちピンとこないかもしれませんが、ここでの繋がりは、困った時に必ず力となります。
ここは、西野亮廣の『読み』を信用してもらっていいと思います。
必ず力となります。
そんなこんなで、新型コロナウイルス対策でもある『オンライン×地元(第一章)』は、これで完結(^-^)v
第二章へと続きます。
もっと優しくて、もっと面白い世界を作ります。
引き続き宜しくお願いいたします。
現場からは以上でーーす。
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

 

▼オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』入会はこちら ↓↓↓

https://salon.jp/