2020年07月21日のエンタメ研究所の過去記事
7月21日(火) 7月23日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
「S字クランク」なんて、教習所でしか使わないのに、言葉の定着率がパンパねぇことに気がついたキングコング西野です。
新幹線に乗って、10名程度のお客さんとの交流を繰り返しているわけですが、これは、かなり効率の良い発信だと思います。
実行してみると、「膝を付き合わして話す回数を増やす」ということが、どれだけ効率の良い発信かを知ると思うのですが……
「Instagramで集客した方が…」と考えられていると思います。
というわけで今日は、「どうして、一対一のコミュニケーションの方が効率が良いのか?」を、理屈で説明したいと思います。
題して、『四の五の言わずに、スナックに行け』です。
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▼ 牛丼屋は牛丼では採算が取れない
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マーケティングの世界で『フロントエンド・バックエンド戦略』の一例として紹介される、「牛丼屋は牛丼では採算が取れない」という有名な話があります。
フロントエンドというのは「客寄せの為の商品」で、バックエンドというのは「利益を生んでくれる商品」のことです。
牛丼屋さんの牛丼というのは「客寄せの為の商品」です。
驚いたことに、牛丼屋さんって、牛丼がどれだけ売れても利益が出ないんです。
じゃあ、牛丼屋さんの「利益を生んでくれる商品」は何か?
答えは『サイドメニュー』です。
ポテサラやコールスローといったチョコマカしたやつです。
牛丼屋さんはサイドメニューの売り上げで、どうにかこうにかやりくりしているわけです。
言いかえると、【サイドメニューを売るために、牛丼を売っています】。
…この辺りの話は、このオンラインサロンで読まなくても、調べたらいくらでも出てくるので、テキトーに調べてください。
本題はここからです。
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▼ 用意しなくちゃいけないのは「売れる商品」と「売りたい商品」と、あと一つ……
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僕は横文字が苦手なので、ここからは、「フロントエンド」と「バックエンド」を、それぞれ「売れる商品」と「売りたい商品」という言い方に替えさせていただきます。
牛丼屋さんで「売れる商品」は牛丼で、
「売りたい商品」はサイドメニュー…みたいな感じです。
「ビジネスを回すには、この二段構造にしとかなきゃいけないよねー」という話をよく聞くのですが……個人的には、もう少し分解して整理しておく必要があると思っています。
というのも、「売れる商品」は、そもそも、見つけてもらわなくちゃいけないからです。
見つけてもらわなくちゃ始まらないんですね。
そこで、「売れる商品」を見つけてもらう為の、「無料商品」が必要になってきます。
それが「無料クーポン」の場合もあれば、「店主のブログ」の場合もあります。
ここが魅力的じゃないと、そもそも「売れる商品」まで辿りついてもらえないんですね。
……どうやら、「無料商品」と「売れる商品」と「売りたい商品」の3つを用意しておく必要がありそうです。
これをキングコング西野のエンタメビジネスに当てはめてみましょう。
【絵本の『えんとつ町のプペル』の場合】
御存知のとおり、僕は絵本の売り上げで絵本を買って、国内外の子供達にプレゼントしているので、実質、①と②では収益が発生していません。
【西野の『ビジネス関連』の場合】
ここでも同じように、ビジネス書は「オンラインサロンを売るための商品」なので、印税の全てをビジネス書の宣伝費に回している為、実質、①と②では収益が発生しておりません。
……とまぁ、ここまでくると、なんとなく整理がついてきたと思います。
ここから「いいから、スナックに行け!」という話になります。
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▼ 人は「良い方」を選ぶ
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ものすごーく当たり前の話を堂々としますが、人は、棚に並んだ商品の中から一番良いものを選びます。
んでもって、先ほども申し上げましたが、「無料商品」を選んでもらわないと、「売れる商品」まで辿り着いてもらえません。
自分の無料商品を手にとってもらう為には、当然、そこに勝たないといけないわけですが、よっぽどのバックボーンや、専門性がないと、「噛ませ犬」になってしまいます。
そしてやっかいなことに、相手は西野だけではなく、ホリエモンや落合陽一さんや、その他、様々な鬼が「無料の棚」に並んでいます。
さらに、やっかいなことに、彼らは(僕も)メチャクチャなコストをかけて「無料商品」を開発しています。
ロケット開発の裏側を綴ったホリエモンのブログ(一記事)には、ロケットの開発費用がかかっています。
ネットで調べた情報をまとめるだけのブログ記事とは、情報量が全然違うんですね。
資本が無いうちから資本勝負をしてしまうと、間違いなく彼らに飲み込まれるので(どれだけ発信しても取り分が無いので)、彼らに勝つには「彼らにできないこと」をやる必要があります。
▼そうだスナックに行こう
なので、膝を付き合わせて対話をして、弱さを晒し、応援シロを晒し、応援してもらう必要があります。
一度の発信が、たとえ10人にしか届かなくても、それがリアルな場であれば、その発信は「巨人に飲まれて、埋もれてしまう発信」ではないので、確実に10人に刺さります。
あとは、その足し算です。
「影響力」が手に入るポイント(融点)が必ずやってくるので、そこまではひたすら足し算。
SNSで発信するよりも、よっぽど効率が良いと思うので、騙されたと思ってやってみてください。
マジで、全然遠回りじゃないので(^o^)