西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2020年09月29日のエンタメ研究所の過去記事

9月29日(火) 9月31日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
公開のFacebookの投稿に、偽・前澤友作からコメントが入り、そのコメントに偽・前澤友作が返信をしているコメント欄を展開しているキングコング西野です。
さて。
今日は、仕事の話を一旦お休みして、このオンラインサロンのお金の使い道を皆様に共有しておきたいと思います。
題して、『「クラウドファンディング化する社会」と「蜷川実花を正しく追い込む方法」』です。
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クラウドファンディング化する社会に生きる僕ら
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いきなりブッ込みますが、新型コロナウイルスが明らかにしたのは、「オフライン店舗の限界」などではなく、「顧客で回す店舗の限界」でした。
「顧客」とは「サービスを買う人」のことで、「ファン」とは「サービス提供者を応援する人」のことです。
ファンを抱えていた店は、非常事態宣言なんのその、「クラウドファンディング」やオンラインショップでの「前売り券」で、店を守り続けるだけのキャッシュを集めたどころか、通常時よりも売り上げを伸ばした店もありました。
応援者が一丸となって、コロナなんぞには殺させなかったわけですね。
タレントも御多分に漏れず「ただテレビに露出していただけのタレント」は、YouTubeに移行しようが、オンラインサロンを始めようが、まるで振るわず、軒並みノックダウン。
彼らもまた「ファン」を抱えていませんでした。
「人気タレント」ではなく、「認知タレント」だったわけです。
(※「認知タレントが生き残れるわけねーだろ」という話は、3年前に出した『革命のファンファーレ』に書いておりますので、要チェックやで!→https://www.amazon.co.jp/.../ref=cm_sw_r_tw_apa_i...
 
)
コロナが加速させた「ファンを抱えていないのはマズイよね」の流れは、2020年10月の段階で「待ったなし」の状況です。
サービスは「品質」ではなく、「人」で選ばれるようになり、サービス提供者は「人として選ばれる為には、どういう人間であるべきか?」という自問自答を繰り返さなければなりません。
「応援シロがある人物」にならなければいけませんし、「自分の成功が世の中に、どのようなプラスをもたらすのか?」という部分を打ち出していかないといけません。
それは、まるでクラウドファンディングのような世界で、自分のプロジェクト(作りたい世界や、守りたい家族)を応援してくれる方に、「リターン」として自社サービスを販売するような時代に入っています。
「応援シロ」が無いサービス提供者は、大手との薄利多売競争から抜け出せず、かなりシビアな未来を迎えることになるでしょう。
僕らは「自分の物語を打ち出す」ということを今以上に強く意識する必要がありますし、(これは以前もお伝えしましたが)クラウドファンディング同様、「いいお金の使い方をしてくれる人のサービス(リターン)が買われる」という段階に差し掛かっていると思います。
このオンラインサロン(※ほぼメルマガ)の売り上げなんて、本来は全額僕の財布に入るものなのですが、僕がそれを一切やらないのは、そういった理由です。
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▼ …というわけで、ここ最近のサロンの売り上げの使い道を共有しておきます
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チョコチョコ使っているのですが、大きなところでいうと、映画のチケットプレゼントキャンペーンの自腹です(泣笑)
現在精査中ですが(※反社チェックなど)、ナンジャカンジャでやっぱり1億数千万円は飛ぶと思います。
あとは、先日、山形の子供達に絵本500冊プレゼントさせていただきました。
毎月一人の子供に絵本を贈る『こどもギフト』のお金を使うのは、次回の沖縄からだと思います。
【こどもギフト】
んでもって、今朝公開された『えんとつ町のプペル』のダンスMVの制作費は、もろもろ3000万円ほど。
CDにして、予算を回収するつもりもありません。
YouTubeで無料で全編公開。お好きに使ってください。
そして、気になるのが本日のタイトルになっております「蜷川実花の正しい追い込み方」についてですが……
実は、「オンラインサロンの売り上げで作るMV」はもう一本用意しておりまして…そちらは『えんとつ町のプペル』のオープニング主題歌のMV。
監督は蜷川実花大先生です。
「実花さん、MV撮ってよー」とお願いしたら、「いいよー」と返ってきました。
実花さんサイドには、お仕事として一応「これぐらいの予算で」とお伝えしているのですが、個人的には「予算がオーバーしそうなら、全然オーバーして」と伝えております(笑)
この部分をサロンメンバーの皆様と共有しておきたいのですが、オーバーした分は、さらにサロンの売り上げから出そうと思います。
ああいった天才を追い込むには、「予算がもう少しあれば…」という言い訳を潰して、「お金は出します。口は出しません。なので、メチャ楽しみにしています」とした方がイイと思うんです。
あまり上手く言えませんが、皆さんからいただいたお金が、こうして蜷川実花さんを追い込む費用にまわされて、作品の質を上げることに一役買っていることを、ここの皆で共有しておきたいなぁと思って、今日はお仕事の話を一旦お休みして、こんな話をさせていただきました。
「お金の流れを透明にする」というと、どうしても清廉潔白を証明するように捉えてしまいがちですが、そうではなくて、僕の中では「お金の使い方を明らかにすることで、より、共犯関係を深める」というニュアンスで、酒場で呑んでいる時に「俺、あの蜷川実花を追い込んだことがあるんだよ。ウシシ…」という話ができたら楽しいじゃない?
そういうのをやりながら、一緒に歳をとりましょう(^o^)/
現場からは以上でーす。
【追伸①】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino
 
』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。
【追伸②】
サロンメンバーさんが大阪に作った、えんとつ町の宿『頓堀宿泊室』は、一泊予約が入れば、絵本を一冊子供達にプレゼントされるそうです。
神かよ!!
https://www.tombori.jp/
 
 
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