西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2020年11月04日のエンタメ研究所の過去記事

11月4日(水) ※11月6日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
昨日、ベロンベロンに酔っ払って、ついに「織田信長を倒したい!」と言ってしまったキングコング西野です。
さて。
今日は『超短期で面を取る』というテーマでお話ししたいと思います。
映画『えんとつ町のプペル』の広告戦略の話です。
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▼ 本題に入る前に、あらためて……
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本題に入る前に、(最近、このサロンに入られた方もいらっしゃると思うので)あらためて、当サロンの目的を明らかにしておきたいです。
このサロンで皆様にお届けしたいのは、「エンタメで世界を獲るまでのメイキング」です。
たとえば一般主婦(サロンメンバー)の方が、ブロードウェイやハリウッドの牙城を崩す裏側をリアルタイムで観て、興奮し、その結果(オマケ)として「私も頑張ろう」と思い、その生活に“張り”が出たら最高じゃないですか?
普通にテレビを観て、普通に生きていたら、「公開時期を逆算し、『鬼滅の刃』の公開に合わせて予告編を出すことで、認知を獲得する」という言葉(広告主の下心)には出くわさない(笑)
「ほぉー、そう仕掛けてきたかー!」というエンタメが『西野亮廣エンタメ研究所』です。
勿論、経営者さんやクリエイターさんの活動に転用できるようなことも、時折、織り交ぜつつ。
そんなこんなで、今は映画を国内メガヒットさせる裏側をお届けしております。
これが終われば、次は海外戦。
やるってばよ。
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▼ 一点突破
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僕は自分(および自分の作品)を過大評価することも、過小評価することもありません。
期待値を乱暴に吊り上げて集客をすることが、信用の損失に繋がり、長期的に見てマイナスになることも知っているので、作品(サービス)内容相応の宣伝をします。
その上でお話しさせていただきますが……
映画『えんとつ町のプペル』が他の作品をクオリティー面で圧倒できることは、もう分かっています。
このあたりは、他の誰よりもエンタメを観た上で冷酷にジャッジしているので、信用していただいて大丈夫だと思います。
つまり、
映画『えんとつ町のプペル』には「口コミ」のエンジンがすでに搭載されている。
えんとつ町のプペル』の基本再生算数(一人のお客さんが何人のお客さんを連れてくるか?)が他の作品よりも高いことはもう分かっているので、あとは掛け算的な考え方で、「何人から口コミをスタートさせるか?」です
1000人スタートの口コミと、1100人スタートの口コミとでは拡散スピードが大きく違ってくるわけですね。
ポイントは「上映館が閉じ始めるまでに、口コミのピークを迎える」という点。
となると、やっぱり、「初日(12月25日)に、どれだけ動員するか?」が勝負です。
初日で、一定ラインを超える動員すれば、今回の勝負は取れると思います。
とにもかくにも、決戦は12月25日。
僕らのような弱小チームは、広告にかけられるコストにも限りがあります。
長期に渡り、満遍なく広告費を使ったところで仕方ありません。
「12月25日に向けて全コストをブチ込んで、あとは口コミで伸ばす」という非常にシンプルな戦略です。
年明け以降の広告費などありません(笑)
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▼ 点を取る。一点集中で面も取る。
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昨日は大阪・道頓堀にあるタコ焼屋『くれおーる』(サロンメンバーさんの店)さんに、サロンメンバー50人が集まり、決起集会のような呑み会がありました。
(※ET―KINGさんもサプライズで来てくださいました)
広告的な言い回しだと、こういった一対一の付き合いは「点を取る(掘り下げる)」と言ったりします。
下心を言うと、「広く認知を獲得すること」が目的ではなく、「深く愛してもらう」ことを目的とした活動です。
今の時代は、お客さん一人一人が発信力を持っているので、ここは無視できません。
ただ、今回の勝負はコアファンの力だけでは、どうにもならない規模で、やはり「広く認知を獲得すること」も大切です。
そこで(昨日、道頓堀に行ったのにはワケがありまして)……これはマジでメチャクチャ内緒なのですが、実は呑み会の前に、道頓堀商店街(道頓堀商店会&道頓堀商店欄名)の会長さん達と会って、話し合い、映画『えんとつ町のプペル』の公開に合わせて、道頓堀全体をプペルでハックすることが決まりました。
コロナで増えた「閉まりっぱなしのシャッター」を逆手にとり、シャッターを「広告枠」として捉え、道頓堀の各シャッターに映画のワンシーンをプリントした「街を舞台にした超巨大なプペル展」を開催します。
コチラの詳細は、またお伝えしますね。
そして、すでに御存知の方もいらっしゃるかとは思いますが……
東京では、田村Pが個人で六本木ヒルズの超巨大な広告枠を買い、後に続くようにYouTube講演家の鴨頭嘉人さんが、田村Pが買った超巨大な広告枠の内側(建物内)の超巨大な広告枠をクラウドファンディングで買おうとしています。
ここに合わせて、六本木ヒルズの屋外広場で『えんとつ町のプペル 光る絵本展in六本木ヒルズ【入場無料】』を開催して、12月25日合わせで六本木ヒルズをハックします。
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んでもって本日。
えんとつ町のプペル』とメガネブランド『OWNDAYS』のコラボ商品が発表されました。
今回、OWNDAYSさんとのコラボして作るメガネは『プペル』をイメージして、先セル(耳にかけるところ)にメガネの製造工程で余った端材を使用しています。
さまざまな色の端材が混じり合うことで、先セルひとつひとつが異なる美しい色を生み出し、左右でも同じものはひとつとない、あなただけのカラーになります。
「映画の場面写(ワンシーン)をコピペした商品は絶対にイヤだ!」という西野王子のワガママにより、デザイナーのカンカンさんが駆り出され、今回のメガネ用にゼロからパッケージをデザインしました。
(ホームページこちら→https://www.owndays.com/jp/ja/news/poupelle
 
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※こちらのメガネの売り上げの一部は、途上国の子供達に贈る『紙芝居』にまわされます。
今回のコラボに合わせて、現在、OWNDAYSの全店舗のモニターで映画『えんとつ町のプペル』のCMが流れています。
……とまぁ、こんな感じで一時的に「生活空間」の面も取りにいって、12月25日を迎えます。
サロンメンバーの企業さんからの「チケット協賛」も引き続き募集しておりますので、宜しくお願い致します→(https://docs.google.com/.../1FAIpQLSemTsUULLSQV.../viewform
 
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とにかく今回は総力戦。
ちゃんと仲間に声をかけて、現地に足を運んで頭を下げて、力をお借りして、「正しい配分で、正しいポイント」をキチンと攻めたら、ジャイアントキリングが起こせることを証明してみせます。
見届けてくださいな。
現場からは以上でーす。
【追伸】
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