西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2020年12月04日のエンタメ研究所の過去記事

12月4日(金) ※12月6日以降は『いいね』を押さないでください。
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こんばんは。
先日の取材で「映画が終わったら、次にやりたいことは?」の質問に対して、ウケ狙いで「今、流行りのYouTuberになりたい」と答えたところ、「やっぱり西野さんは今の時代を捉えていますね」と返されて、とんでもない事故に繋げてしまったキングコング西野です。
さて。
記事の更新が遅くなりました本日は『初号試写を終えて…』というテーマでお話ししたいと思います。
今日は仕事の話でも何でもないです。
今の僕の率直な気持ちを皆さんと共有しておきたいので、正直に書きます。
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▼ 初号試写を終えて…
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記事の投稿が遅くなってしまって本当にごめんなさい。
今日は朝から「東急プラザ渋谷×えんとつ町のプペル」の記者会見があって(みんな、東急プラザ渋谷に来てね!)、そこから東宝スタジオに移動して、「初号試写」前の最後の編集をしました。
最後の編集が終わったのが14時頃。
そこから初号試写まで時間があったので、その空き時間を使ってサロン記事を書こうと思ったのですが……まったく筆が進みませんでした。
原因は分かっています。
漫才ならば「ウケが悪かったので、手直しをしよう」が可能ですが、映画はそれができません。
「初号試写」の反応が全てで、そこでダメなら、ずっとダメ。
公開期間中に評価がひっくり返ることはありません。
「初号試写」に集まるのは、東宝の役員さんや、業界関係者の皆さん。
皆さん、とっても目が肥えています。
僕も「招待される側」になることがあるのでよくわかるのですが…下手な作品を見させられた後は、作者に感想を伝えるのが苦痛すぎるので、挨拶もせずに、そそくさと帰ります。
その景色を何度も見てきたので、初号試写後の関係者の動きで「傑作」か「駄作」かが分かります。
今日は、そういったジャッジが下る日。
サロンメンバーの皆様なら、もうご存知だとは思いますが…
今日、正直で残酷なジャッジを下される立場にある僕は、
これまでに本当にたくさんのことがあって、
今、本当にたくさんの想いを背負っています。
それに、『えんとつ町のプペル』は、映画では終わりません。
サロンメンバーさんがプペル関連のお店や商品を出されていたり、ウチの後輩がプペルの2次展開の作品(ミュージカルやVR)などを開発しています。
映画がコケれば、それら全てに影響が出てしまいます。
それだけはあってはなりません。
後輩の足なんて死んでも引っ張りたくないです。
初号試写は、「やれることは全てやったので、あとは祈るだけ」という状態で、
その時間は、とっても怖くて、
とてもサロンの記事(ましてやビジネスの話など)を書くことはできませんでした。
サロン記事は、いつもサクサク書けるのですが、どうやらメンタルって大事なんですね。
2〜3度トライしましたが、全然ダメでした。
あまり怯えないタイプだと思っていたのですが、今日は全然。
結局、空き時間は何もできませんでした。
ただただ震えながら「初号試写」を迎え、
ついにお披露目され、そして…
万雷の拍手で幕を閉じました。
終演後、皆さんがロビーに残ってくださり、次から次へと感想を伝えてくださいました。
僕の前には列ができていて、皆、涙を流されていました。
さっきも感想を聞かせてくださった東宝の役員さんがまた来てくださって、「本当に、本当に最高でした」と何度も何度も言ってくださいました。
そして、廣田監督とヤン君(株式会社NISHINOの社長)と黙って握手をしました。
音に出すと「俺たち、やったよね」です。
「いつかはディズニーを…」というつもりで、今回の作品に臨んだわけではありません。
世界中のエンターテイメントに対して、この一回でレベルの違いを見せつけるつもりで作りました。
今回で決着をつけます。
今はただ、「サロンメンバーの皆様に早く観てもらいたい」という気持ちでいっぱいです。
西野の応援をしたことで、これまで心ない言葉を浴びたこともあると思います。
それに関しては本当に「ごめんなさい」なんだけど、十分にお釣りが出るぐらいの作品を完成させました。
映画公開まで、あと21日。
一人でも多くの方に観てもらえるように、やれる努力は全部やります。
地球人の中で一番起きます。
結局、今日は仕事がまったく手につかなかったので、これから今日の仕事を始めます。
今日はサロン記事の投稿が遅れてごめんなさい。
いい映画ができました。
 
 
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