西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2019年12月15日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
女優の杏さんが歌う『どんなときも』が好きすぎるキングコング西野です。
 
さて。
今日は『健康な組織の作り方』という話をさせていただきます。
よく、「お客様の意見を参考にする」「お客様の意見を反映する」と言ったりしますが、「参考にする」と「反映する」は全く別モノで、SNSの「いいね」の数を【反映】した発信をしてしまうと個性の無い透明人間になってしまうので、SNS上のリアクションはあくまで【参考】にする程度に留めておくのがいいと思っています。
このオンラインサロンでも、皆様からの御意見を反映するかどうかはさておき、参考にはさせていただいていて、『いいね』の数や、コメントには全て目を通させてもらってます。
そこで「面白いなぁ」と思うのが、僕がアイデアを提案した時より、僕が提案したアイデアを取り下げて「ごめん!一生懸命考えたけど間違ってた!」と白状した時の方が『いいね』の数も多いし、コメントも温かいんですね。
潔く謝った時の方がポイントが入っているんです。
このことが分かってから、いとも簡単に謝るようになり、最近では「時代がこれだけのスピードで変わるんだから、計画当初の考えが変わって当然だろ!タコ野郎!」と綺麗に開き直っています。
暴言はさておき、「時代がこれだけのスピードで変わるんだから、そりゃ、考えも変わるよ」は本音でして、芸人としてスタートしたハズの西野亮廣も、今では、渋谷の変なコーヒー屋さんになっています(本日オープン)。
ところが多くのリーダーは、人を巻き込んだ手前、「初志貫徹」「言ったからにはやらなくちゃ」の呪縛に囚われていて、考えを曲げたり、頭を下げたりすることができません。
結果、取り返しのつかないところまで落ちてしまいます。
これを「謝れないリーダーの責任」とするのは簡単なのですが、「謝れないリーダーを生んでしまっているシステムの責任」とした方が、問題は改善すると思っています。
ヒューマンエラーとするのではなく、システムエラーとしちゃうわけですね。
リーダーが率先して謝らない(謝れない)理由は、謝った時の報酬が設計されていないからで、良い組織を作る時は、このオンラインサロンのように、リーダーが潔く謝った時のポイントが可視化される装置を作っておくといいと思います。
発言のボロを突っ込まれがちな小泉進次郎さんは、毎度あの手この手で言い訳を繰り返していますが、「ごめんなさい!緊張でポロっと出ちゃいました!たしかに『セクシー発言』は違うよね!ホントごめん!」とキュートに謝った方が、上手な言い訳よりも、よっぽど彼にポイントが入ると思います。
政治に足りていないのは「政治家が潔く謝った時の報酬設計」ですね。
船長が舵を切ることは本来は正しいことです。
んでもって、この辺(リーダーの謝罪の報酬設計)の問題はアプリでサクッと解決できるなぁと思っています。
現場からは以上でーす。
 
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