2021年01月31日のエンタメ研究所の過去記事
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▼ お騒がせしてしちゃってすみません!
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退社の理由に関しては、今朝のVoicyで喋らせていただいたのですが……
なので、コンテンツ(映画や書籍など)の扱いについては、今後も(双方がプラスになる形で)御一緒できるところがあれば御一緒していきたいなぁと思っております。
「事務所退社」というと、どうしてもネガティブな憶測記事(=「交渉決裂!!」的な)が流れてしまいますが、Voicyでお話ししたことと、今夜の『毎週キングコング』でお話ししていることが全てです。
もちろんクリアしなければいけないことは色々ありますが、昨夜の段階で吉本のマネージャーとは「……じゃあ、どういう形なら御一緒できるかなぁ」という話を始めています。
昨日、映画館の前で、いろんな媒体さんに囲まれたのですが、時間が許す限り、正直に全て話させていただいたところ…なるほど、それらの媒体さんに関しては、キチンと報道してくださっていたので(※悪意ある記事が一件もなかった)、「人として向き合う」というのはつくづく大切だなぁと思いました。
これから出会う人も、一人一人丁寧に向き合っていこうと思います。
そんなこんなで今日の本題です。
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▼ 独立後の話
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「芸能事務所退社」となると他人事かもしれませんが、「会社からの独立」は誰にでもある話で、今日は、会社から独立した僕が最初に考えていることをお話ししたいと思います。
参考になるかどうか分かりませんが、お話しします。
まず、僕が一番やりたくないことは、「(今現在)手に入れている力を全て自分の手柄のように振る舞う」です。
会社は新人研修にコストを割きます。
事務所の場合だと、新人タレントが成長する場所を作ります。
そのおかげで「今の自分」があるわけで、そこを無かったかのように振る舞うことは僕にはできません。
今、僕があるのは吉本興業のおかげ以外の何モノでもないので、そこは筋を通したいと思っています。
なので、独立後の一歩目は、「今日から自由だ。ウェーイ!」じゃなくて、「どうやって元いた会社に恩返しができるかな?」を考えることだと思っています。
Voicyでもお話しした通り、今回は「西野個人のマネージメントは西野の会社でおこなう」という決定であり、コンテンツの扱いに関しては、今後の話し合いで決めていくことになっています。
「金輪際、全ての仕事をしない!」というわけではありません。
昨日は吉本興業のお偉いさんがわざわざ時間を作ってくださって、今後のコンテンツの扱いの話にもなりました。
その時、僕からは……
「独立後に出版する書籍の印税も、これまでどおりの配分で、吉本興業が受けとってください」
とお願いしました。
もちろん「独立したタレントの出版物の印税を受けとる」というのは過去に類を見ないことで、「受けとる方が面倒」というケースもあるでしょうから一旦持ち帰っていただきましたが、それが僕の気持ちです。
印税の受け取りはどうなるは分かりませんが、昨夜は、「どのように活動すれば、吉本興業に利益を入れられるかなぁ?」と一晩考えていました。
一つの打ち手として、「『SILKHAT』で仕事を受ける」というのがあると思います。
※SILKHAT=吉本興業のクラウドファンディングプラットフォーム
たとえば、「西野を講演会に呼べる権利」を『SILKHAT』で販売する。
そうすれば、「プラットフォームの手数料」という形で、吉本興業に講演会の売り上げを入れることができます。
同じように、本来、ECショップで販売するようなものも、クラウドファンディングのリターンとして『SILKHAT』で出せば、売り上げの一部を吉本興業に入れることができます。
今すぐできる具体的な動きは、それかなぁと思っております。
もちろん「株式会社NISHINO」として仕事の窓口は設けておきますが(コチラ→https://akihironishino.zendesk.com/hc/ja/requests/new
)、できる範囲でSILKHATを活用して、売り上げを吉本興業に入れていけたらいいなぁと思っております。
もちろんもちろん、吉本興業が「元吉本芸人のSILKHATの利用は認めません!」とか言い出したら、それはそれで他の道を考えます(笑)
あと……
僕は「芸能事務所なんて要らねぇよ」という考えではなく、「良い状態で手が握れたら、芸能事務所は必要」と考えているので、その可能性は、しつこく探っていきたいなぁと思います。
あと、やっぱり、仲の良い吉本社員とも仕事をしたいしね
そしてこれは、芸能人に限った話ではなくて、社会人の方々も、その関係でいた方が、お互いが過ごした時間が無駄にならなくてイイと思います。
「あぁ、独立後って、そういう風に振る舞ったら、お互いイイ感じになるのねー」という場所に着地したいと思います。
最後に。
吉本興業と僕の間では、とっくに前に向かって話を進めているのですが、きっと、心ない煽りニュースが出回ると思います。
その都度、皆様の胸を痛めてしまうことを本当に申し訳なく思っております。
本当にごめんなさい。
最終的には、メチャクチャ楽しいところに着地することをお約束します。
見届けていただけると嬉しいです。
現場からは以上でーす。