西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2021年02月01日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。

アカデミー賞を受賞した直後に、事務所を退社したキングコング西野こと「目が離せないヤツ」です。

さて。

今日は『会社とクリエイティブ』というテーマでお話ししたいと思います。

入り口はネガティブっぽい雰囲気ですが、前向きな話なのでお付き合いください。

 

西野のココがウンコすぎる!

今回、吉本興業を辞めた理由と、僕が犯した罪は切り分けて考えた方がいいと思っています。

そして、このサロンが僕の行動の全てを肯定する場所になってはいけないので、決して自分に有利にならないように、「現状と、これから」を綴りたいと思います。

「僕が犯した罪」に関しては、今朝のVoicyでお話ししたことが全てなのですが、やっぱり僕は焦っていたのだと思います。

※詳しくはVoicyで→https://voicy.jp/channel/941/125287

『映画 えんとつ町のプペル』がヒットする前提で進んでいたプロジェクトもたくさんありましたし、そこに望み(人生)を託した人がたくさんいることも知っていました。

道頓堀商店街を盛り上げよう」と手を握った直後にコロナが加速して、商店街の皆さんの期待に満足に応えられていないことにも焦りを覚えていました。

キンコン西野と一緒に『映画 えんとつ町のプペル』を観る会@大阪」が多かった理由はそれです。

(※これは僕が一人で決めて勝手にやったことなので、道頓堀商店街の皆様は気になさらないでください)

昨日、お世話になっている先輩から、「とっくの昔から、西野の仕事量は『人間』のそれじゃない」と言われて、そこの自覚が不足していた上に、今回の「焦り」がプラスされました。

言い訳になりますが、僕は今、たくさんのプロジェクトを同時に走らせています。

思いついたことをすぐにスタッフに伝えないと、次の仕事に押し出される形で忘れてしまうので、夜中のLINEは普通にしていました。

「起きた時にでも見ておいてね」という気持ちで。

一部報道にありました「西野は夜中に電話してきて、出ないと機嫌が悪くなる」という事実はありません。

ていうか、電話なんて滅多にしません。

ただ、理由が何であれ、夜中に会社員にLINEを送ることが普通になっていたのはよくありませんし(LINEを晒すのも!)、その姿を後輩や若手社員に見せてしまっていたことはいけなかったなぁと思います。

そして、この件に関して、このサロン内の文化として「失敗しちゃったね。仕方ない。反省しよう!頑張ろう!次!」という声はあっても、「クリエイティブの仕事なんだからOKでしょ!」という声が出てしまうのは絶対にいけないことだと思います。

自分は支えているわけではなくて、たくさんの方に支えられていることは自覚しているのですが、時々、何を思い上がっているのか「ここで自分がコケたら…」と考えてしまいます。

頼まれてもいないのに、勝手に責任を背負ってしまっている。

コロナで困窮している人達をなんとかしたくて、とにかく走り回りました。

でも、それならば、だからこそ冷静さは欠いてはいけませんし、冷静さを欠くような環境を作ってはいけないなぁと思いました。

僕は日本のエンタメの最前線でジタバタしている人間です。

この背中に憧れる奇妙な若者が少なくないことも自覚しています。

でも、これまでの結果なんて関係なくて、間違いは間違いです。

このサロン内には学生さんもたくさんいるので、今回の僕のこの部分に関しては「反面教師」としていただきたいです。

じゃなきゃ、今後、「チームビルディング」なんて語れません。

西野亮廣エンタメ研究所のリーダーとして間違った行動をとってしまいました。

ごめんなさい。

秒速で改善するので、絶対に許してください。

そして、ここからが本題です。

 

これから向き合わなきゃいけない「クリエイティブの問題」

絶対的に変なタイミングでのご報告になりますが、今日から会社名が『(株)CHIMNEY TOWN』に変わります。

これは前々から進めていたことで、たまたまこのタイミングになりました。

他意はありません。

仕事や問い合わせの窓口が『CHIMNEY TOWN』一本になったので、昨日、さっそく源田さん(高校時代の同級生のスタッフさん)が、カスタマーサポートチームを作ってくれました。

感謝です。

#困った時の源田さん

お問い合わせはコチラ→https://akihironishino.zendesk.com/hc/ja/requests/new

いろんなルールや、サポート体制が整っていく中、やっぱり向き合わきゃいけないのは「クリエイティブの問題」だと思います。

「会社員に労働時間外に連絡するのはNG」というルールは厳守するとして、それとは別で、「湧き出たものをその瞬間に伝えない」というのは…僕、無理なんです。

「いや、そこは頑張れよ!」という話なのですが、思い立って瞬間に動かないと狂いそうになるんです。

面白いことを思いついたら、その瞬間に誰かと共有したくてたまらない。

「こんなの思いついたよー!!!」と報告した時に、業務的に返されると、泣きたくなる。

「嘘でもいいから『すごいね!頑張ったね!』って言ってくれよ!」というメンヘラが発動するんです。

これは「焦り」がもたらしたモノではなくて、もともと「そういう奴」です。

#病名を付けてください

#メンヘラ

この、「『社会のルール』と『モノづくりの際に発生する衝動』の折り合いをどこでつけるか?」というのが、モノづくりを主とする会社『CHIMNEY TOWN』の大きな課題だと思っています。

これから入ってくる若手は「会社員」になるので。

一つ、進め方としてあるのは「オンラインサロン」かなぁと思っています。

深夜のやりとりは「雇用関係」にあるからNGなわけで、オンラインサロンだとそれがありません。

「趣味でSNS上に集まっている」という状態です。

今、このオンラインサロンは毎朝の投稿(メルマガ)がメインになっていますが、今後は、僕が、これまでに深夜にスタッフのLINEグループに投げていた「一口メモ」的なものを、サロンに投げて、そこで西野のガス抜き&相談できればいいのかなぁと。

これは僕の仕事に限った話ではなくて、「働き方改革」で守られている人もいれば、苦しんでいる人(※たとえば僕のような低学歴からの逆転を狙う人間)もいます。

「会社」という仕組みと「オンラインサロン」という仕組みを上手く調合して、

そのあたりの問題を突破できれば、今、このサロン内にいらっしゃる経営者さんへのヒントにもなるのかなぁと思っています。

いい機会ですので「働き方」の新しい形を、ちょっと色々と探ってみます。

参考にできるところは、参考にしてみてください。

昨日、お世話になっている先輩からこっぴどく叱られて、「ごめんなさい!負けました!ソッコーで巻き返します!」と言ったら、「そこは勘違いするな。お前は一回も負けてない」と返ってきました。

マジで頑張る!

現場からは以上でーす。

【追伸】

サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

https://poupelle.com/news/?p=817

 

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