西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2021年03月19日のエンタメ研究所の過去記事

3月19日(金) ※3月21日以降は『いいね』を押さないでください。
━━━━━━━━━━━━━━━━
おはようございます。
アカデミー賞授賞式の朝にタキシードを買いに行くキングコング西野です。
さて。
今日は、いつものゴリゴリ仕事論はお休みして、『アカデミー賞の朝に』というテーマで、サロンメンバーの皆様に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
━━━━━━━━━━━━━━
▼ 皆、最高だし、我が子も最高
━━━━━━━━━━━━━━
御存知の方も多いかとは思いますが、本日、『第44回 日本アカデミー賞』の授賞式があります。
昼過ぎから始まる授賞式の模様は、夜にテレビでも放送されます。
場違い感に潰された西野が、ひたすらタダ酒を喉に流し込んで、記憶を飛ばそうとしている様子が映り込んでしまうかもしれません。
我らが『映画 えんとつ町のプペル』は、アニメーション部門で優秀賞をいただいていて、同時に、最優秀賞にノミネートされています。
同じアニメーション部門には、『鬼滅の刃』や『ドラえもん』や『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』や『ジョゼと魚と虎たち』といった素晴らしい作品が並んでいて、聞こえてくるのは「さすがに今年は『鬼滅の刃』でしょ~」という声です。
こんなことを言うとアレですが……どの作品が選ばれても本当に納得で、心から拍手できる状態にあります。
2020年~2021年に映画を公開することの痛みをよく知っているので、勝手に戦友のような気持ちになっています😊
あと、
子供が試合に出て、負けて泣いて帰ってきたら、「最高だよ!」と笑って、全力で抱き締めると思うのですが、たぶん、その感じに近いです。
結果がどうであれ、我が子に注ぐ愛情は変わりせんし、なにより2週間後には台湾戦です。
キラキラ輝く俳優さんを後ろの方の席から拍手で会場を盛り上げ、スターの皆様の健闘を称えながら、ここぞとばかりにタダ酒を呑み倒すのが本日の僕の仕事だと思っています。
今のところの不安は、タキシードが間に合うか否か。その一点です。
━━━━━━━━━
▼ 手探りで駆けた
━━━━━━━━━
そんなアカデミー賞授賞式の会場に向かう前に、サロンメンバーの皆さんにはキチンと御礼を伝えておきたいなぁと思って、今、とつとつと文章を綴っています。
映画化が決まった日から……もっと言うと、絵本の制作をスタートした頃なら追いかけてくださっている方も、きっとこの中にはいて、大変険しい道を一緒に走らせてしまったなぁとチョット反省しています。
「次はこれをやる!」と何かを始める度に、
「こんな方法もあるよ!」と何かを提案する度に叩かれるのは何も西野亮廣だけじゃありません。
西野亮廣を応援する人も、同じように疑いの目で見られてしまいます。
西野なんかを応援していると、きっと「あれだけ批判しといて、結局、お前もクラウドファンディングをやるのかよ」とか、「あれだけ批判しといて、結局、お前も無料公開するのかよ」という思いをたくさんしてこられたと思うんですね。
「『芸人やったら雛壇に出ろ!』と吠えていた芸人と、そのファンと、業界関係者は、今、どこに行ったんですか!」という曲を出して、歌手デビューしてやろうかしら。
ぶっちゃけ、理不尽だらけです(笑)
巻き込み事故にもたくさん巻き込まれるし、
ここ10年以上、いわれのない批判は、自宅のシャワーより浴びています。
殴っている側は本気で殴っているわけではないので殴ったことを覚えちゃいませんが、殴られた側は「殴られた量」でカウントしているので、いつまでたっても傷は癒えません。
ですが、僕は今日もこうして挑戦させてもらっています。
国内を見渡しても、これだけ自由に挑戦させてもらえているヤツはなかなかいません。
表現者として、これほど恵まれた環境はありません。
「人類、皆、平等」だとするのならば、理不尽も含むそれらの罪を背負う責任が僕にはあると思っていて(ときどき、やっぱりムカつきますが)、いろんな気持ちをグッと飲み込んで今日を生きています。
ただ、西野を応援する人は、気持ちの折り合いをつけられるほどの恩恵を受けているわけではないので……そこに関しては申し訳ないなぁと毎日思っています。ごめんなさい。
前向きな話をします。
たくさんズッコケて、
膝はジュルジュルだし、
なんだかやたら野次を飛ばされたし、
西野が野次に反応して、余計に野次を大きくしてしまったこともあったけれど(ごめんて!)、
皆さんと手探りで駆けたこの季節を、僕は一生涯忘れることはありません。
普通に生きていれば味わうことのない悔しい思いもしたし、恐怖も見たし、
普通に生きていれば出会うことがない千年分の感動を、その先に続く未来を頂戴しました。
その一つ結果が今日なワケですが、『日本アカデミー賞』という素晴らしい場所に出席させてくださって本当にありがとうございました。
結構、好きです。
━━━━━━
▼ これから
━━━━━━
まさか、『日本アカデミー賞』がゴールではありません。
先ほども申し上げましたが、まもなく台湾戦が控えていますし、ミュージカルも歌舞伎も控えています。
コロナが落ち着いたら、一気に世界に仕掛けます。
また手探りの旅になりますが、お付き合いいただけると嬉しいです。
そして、数十年後には「ワシらの若い時はな……」という自慢話を繰り返す爺&婆オールスターズとして、毎朝、老人ホームのロビーに集まれると嬉しいです。
そんなこんなで、アカデミー賞に行ってきます😊
現場からは以上でーす!
 
▼オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』入会はこちら ↓↓↓