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西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2021年04月24日のエンタメ研究所の過去記事

4月24日(土) ※4月26日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
事前の断りもなく、こちらの事情など問答無用で、いきなり電話してきて、僕の時間を奪ってくる人に「キングコング西野亮廣の時給」を請求して秒速で破産させてやろうかと思ったりもするキングコング西野です。
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さて。
今日は「サービスを改善してみる」というテーマでお話ししたいと思います。
読み物としては、昨日(&一昨日)投稿したような「サービス立ち上げ(仕掛ける瞬間)」の話が読み応えがあって面白いとは思うのですが………実際問題、(当たり前の話ですが)立ち上げたサービスというのは、回し続けなきゃいけないんですね。
なので現場は、読み物としては地味で仕方がない「サービスの微調整」の連続です。
今日は、そんな話です。
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▼ 映画公開時のコラボ商品の事情
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『映画 えんとつ町のプペル』の公開に合わせて、コアレックスさんと『えんとつ町のトイレットペーペーパー』を、允・セサミ(いんせさみ)さんと『えんとつ町の食器用洗剤』をそれぞれ作らせていただきました。
【えんとつ町のトイレットペーパー】
【えんとつ町の食器用洗剤】
状況を把握していただく為に、「コラボ商品」を出す映画製作委員会具側の下心を正直に白状すると…(「面を取る」という言い方をしたりしますが)こうして商品化していただき、商品売り場に『えんとつ町のプペル』の絵面を並べてもらうことで、映画の宣伝をさせてもらっているんです。
『劇場版 鬼滅の刃』が公開される時に、なかなか強引なコラボグッズが大量に出回ったと思うのですが、あれも「映画の宣伝」として捉えられていて、『鬼滅の刃』の製作サイドとしてには、あそこで「売り上げを作るぞー!」とはなっていません(たぶん!)。
「作品の広告」なので、普段ではありえない条件でI P(キャラクターやタイトル)を企業さんに提供させてもらっているんですね。
「広告」じゃなかったら、コンテンツ業界というのは「うちのキャラクターを使うのでれば、売り上げの30%はウチにおさめてくださいね」という世界だったりします。
映画製作サイドは映画の宣伝になるし、
企業さん側は格安でI Pを使えて自社製品の宣伝に繋げられるので、
映画公開中の「コラボ商品」というのは、お互いにメリットがあるんですね。
んでもって、ここからが本題です。
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▼ 良いものはイイ!!
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そういったコラボ商品というのは、基本的には、映画の公開が終わると同時にフェードアウトしていくもので、ここから先の商品の宣伝は(本来は)「コアレックスさん」や「允・セサミさん」のお仕事なんです。
映画の公開もそろそろ落ち着いてきたので(それにしても4ヶ月!あざす!)、「映画製作委員会」は、映画宣伝にならない商品宣伝にはコストを割けないんです。
映画製作委員会の「企業担当者」は次の仕事をしなきゃいけないんです。
ただ…
『えんとつ町のトイレットペーペーパー』と『えんとつ町の食器用洗剤』って、モノがすっごくイイんです。
コラボのことは一旦忘れて、シンプルにクオリティーが高い。
僕も自宅で使っていますし、プレゼントすると、ものすご〜く喜ばれるんです。
映画製作委員会の事情も、会社の事情もよくよく理解できますが、「良い商品」をフェードアウトさせちゃうのって勿体ないじゃないですか?
しかも、『えんとつ町のトイレットペーペーパー』と『えんとつ町の食器用洗剤』って、売り上げの3%は絵本『えんとつ町のプペル』の寄贈に使われるんです。
そこで、コアレックスさんの社員でも、允・セサミさんの社員でもない、糞ニートのアル中オバケ西野が、『えんとつ町のトイレットペーペーパー』と『えんとつ町の食器用洗剤』に関して、「こうすれば、もっと多くの人に届くかも」を考えてみました。
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▼ 「ギフト」のブレーキとなっているものを取っ払う
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あまり知られていませんが、僕の趣味は「寄付」です。
とっくに有名なので、もはや「売名行為」などではなく、自己満足です。
「寄付」をしてイイ気持ちになっているヤツです。
(サロンメンバーさんのクラファンにチョコチョコ支援させていただいております)
寄付をすることで、「もっと寄付できるように仕事を頑張ろう」というヤル気をいただいています。
そんな寄付オタクの僕ですら、ギフト需要がありそうな『えんとつ町のトイレットパーパー』や『えんとつ町の食器用洗剤』を贈る際にブレーキを踏んでしまうポイントが3つあります。
ザッとこんな感じです↓
① 贈り先の住所を調べて入力するのが面倒くさい
② 商品の受け取り日時のやりとりをするのが面倒くさい
③ 相手が必要としていないモノだったらどうしよう?
まぁ、どれも共感いただけると思います。
③は典型的な「差し入れハラスメント」で、たとえ相手が求めているモノであっても、求めていない「量」であったら、それは迷惑行為です。
『えんとつ町のトイレットペーパー』は同時に100箱は要らないんですね。
置き場所に困るので。
ですが、贈る側からすると、「量」のコントロールまではできない。
なので贈る際に二の足を踏んでしまうわけです。
クラウドファンディングだと、「支援できる残量(=相手が今、求めている量)」が出ているので、「支援して、相手に迷惑をかける」ということがありません。
「この問題をどうクリアするか?」というのが今回のナゾナゾです。
この答えは簡単で……もういっそのこと、店側で、「差し入れしたい人向けのオンラインショップ」を立ち上げてしまって、そのオンラインショップの商品リストに「差し入れしてもらったら嬉しいもの」を並べたらいいと思います。
そうすれば、「住所の入力」や「商品の受け取り日時確認」は排除できるし(※商品は店側が代理購入する)、「受け取れる残量(在庫)」も指定できるので、差し入れする側のブレーキを全て取っ払うことができます。
お店は、「差し入れしたい人向けのオンラインショップ」のリンクを、ツイッターbotで週に一度ぐらい自動ツイートすれば、お店に通っているお客も「なるほど。今、これが不足しているのか。いつもお世話になったし、これを差し入れしよう」となって、ポチりやすい。
「文章だとちょっとイメージしにくい」という方の為に、スナック『C A N D Y』のオンラインショップで試してみました。
お店の人は口が裂けても言えないと思うので、お店側の気持ちを代弁すると、「これ以外の差し入れはあんまり嬉しくないよ」です。
基本、お店側が嬉しい差し入れは「消耗品」です。
飲食店へのトイレットペーパーのギフトなんて、「年間の消費量を考えるとトイレットペーパー代もバカにならないので、なるべくお金をかけたくないけど、だけど、お客様の満足度は獲得したいし…」という店主の悩みに絶妙に応えてくれますが……それもこれも、どこまでいっても【贈る側】の想像です。
「寄付」や「支援」や「差し入れ」は誰の為にあるのか?を考えて、参考にしてみてください。
寄付オタク(サクッと支援したい人間)からすると、各店舗さんが「差し入れ用のオンラインショップ」を立ち上げてくれると、差し入れのミスマッチを潰せるので超助かります………ということをこのコミュニティーで共有すれば【『えんとつ町のトイレットペーパー』や『えんとつ町の食器用洗剤』を差し入れして欲しい人】が手を上げてくださるので、『えんとつ町のトイレットペーパー』と『えんとつ町の食器用洗剤』が一人でも多くの方に届くと思います。
現場からは以上で〜す。
 
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