西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2020年04月25日のエンタメ研究所の過去記事

4月25日(土) 4月27日以降は『いいね』を押さないでください。
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こんにちは。
コロナに襲われて逆に勢いを増しているキングコング西野です。
さて。
今日は僕が考えている「絵本」の新しいビジネスモデルについてお話ししたいと思います。
結構、踏み込んだ話なので、たぶん面白いと思います。
今、キングコングが『キャリオク』のCMキャラクターになっています。
最近、このサロンに入られた方に向けて、あらためて、どういう流れでキングコングがCMキャラクターになったのかをザックリと説明します。
まず、『キャリオク』を運営されているSBヒューマンキャンピタルさんの方から、株式会社NISHINOの方にCM制作の依頼がありました。
言わば広告代理店業なので、「テレビなのか、駅なのか、はたまたネットなのか…どこに広告を出して、そして、CMキャラクターには誰を起用するか?」ということを株式会社NISHINOが決めるわけですね。
『転職』について説得力を持って語れる人がいいなぁと思って、「キングコング」か「オリエンタルラジオの中田君」で悩んだのですが(※ここだけの話ね)、今となっては「キングコング」のツーショットに価値が出てきた(熟してきた)ので、今回は「キングコング」でいくことに決め、梶原君に「一緒にCMに出よう」と話を持ちかけました。
経緯はそんな感じです。
次に考えたのは、テレビや駅に広告を出しつつ、同時に、「3年後もCM効果があるCMを作る」ということ。
そこで、YouTubeアーカイブ機能を利用して、『キングコングのガチンコ対談』を撮りました。
数年後に観ても古くならないように、テロップは全てカット。
キングコングが『転職』についてジックリ話すだけの、いたってシンプルな構成です。
3~4日前にアップして、現在の再生回数は30万回ほどですが、キングコングが何かアクションを起こす度に見られるので、ナンジャカンジャで100万回ぐらいはいくと思います。
スタッフに伝えたのは、この動画に広告を付けないこと。
『キャリオク』(SBヒューマンキャピタルさん)の一社提供番組にしたわけですね。
状態としては、「キングコングの公式YouTubeチャンネルの一枠を、SBヒューマンキャピタルさんに販売した」という形です。
んでもって、ここからが本題です。
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西野亮廣が次に狙っているもの
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今朝、『チックタック ~約束の時計台~』の読み聞かせ動画を、『西野亮廣エンタメ研究所』の公式YouTubeチャンネルの方にアップしました。
ただのスライドショーではなく、少し手を加えて、絵本のイラストに動きを付けたり、音楽を付けたりしています。
レコーディングスタジオを押さえて、戸田恵子さんに朗読をお願いしたりもしています。
そして、これらの制作費は、オンラインサロンの売り上げから出ています。
絵本も、絵本の読み聞かせ動画も“古くならないので”、YouTubeが残り続け、西野が頑張り続ける限り、来年も再来年も再生され続けるでしょう。
でね、、
今回の読み聞かせ動画はプロトタイプなんです。
「こういうものがありますよ」という名刺です。
僕らはまだ『えんとつ町のプペル』の読み聞かせ動画(公式)を作っていません。
冒頭お話しした『キャリオク』の一社提供の動画の話は、ここに繋がるのですが、「『えんとつ町のプペル』の読み聞かせ動画を制作して、その提供枠を販売しちゃおう」ということを西野は考えています。
僕が子供向けのサービスを提供している企業の代表なら、延々と観られ続ける『えんとつ町のプペル』の読み聞かせ動画の「presented by ○○」は、結構なお金を出しても買いたいので。
「絵本というものは、絵本を販売するだけじゃなく、グッズを販売するだけじゃなく、読み聞かせ動画も販売できるよね」という話です。
そして、この話はまだ続きます。
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▼ 絵本業界の「面」をとりにいく西野亮廣
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ひかないで聞いていただきたいのですが、実は少し前から、「名作絵本の版権を買おうよ」という話をスタッフにしていました。
ディズニーが映画でやっているようなことです。
「儲け」とかはどうでもよくて、そんなことよりも、営業不足で埋もれてしまっている名作絵本に光を当てることが目的です。
で、いろいろ調べてみたのですが、すでに世に出ている絵本の版権を買い取ることは、それほど難しい話でもないのですが、ここにきて、コロナちゃん問題がやってきました。
「コロナ時代に、本屋さんで本を売るのが、なかなか難しいぞ」と。
そこで、この状況でできることを考えてみたのですが、わざわざ版権を買わなくても、『西野亮廣エンタメ研究所』の公式YouTubeチャンネルで読み聞かせ動画をアップさせてもらえる権利を出版社から買って、最後にAmazonリンクを貼っておけば、絵本は買われるし、埋もれていた名作に光があたるし、出版社や作家にお金が入るし、『西野亮廣エンタメ研究所』の公式YouTubeチャンネルの中に、『えんとつ町のプペル』や『チックタック ~約束の時計台~』などの読み聞かせコーナーができるので、ウィンウィンちゃんです。
あとは、「中身が全部読まれてしまうと絵本が売れなくなる」と考えるお爺ちゃん世代を説得するだけ(ここが意外と難関)。
そういう形で(読み聞かせ動画の角度から)絵本業界の「面」を獲りにいこうとしていますよ、というのが今日の話です。
テレビはYouTubeを繋ぐ機械になるので、YouTubeにアップしたクオリティーの高い絵本の読み聞かせ動画が、家族で(リビングで)観られる未来は確実にきます。
そこ、いただきます。
いやはや西野亮廣というのは、末恐ろしい男です。
現場からは以上でーす。

 

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