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2021年05月11日のエンタメ研究所の過去記事

5月11日(火) ※5月12日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
ときどき【一本だけ長い眉毛】が発生するのですが、あれってどういうことなのですか?
キングコング西野です。
さて。
今日は「『仕事の選び方』と『西野亮廣が次に選ぼうとしている仕事』」というテーマでお話ししたいと思います。
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▼ ほぼ100%上手くいく仕事
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ときどき、1対1のコンサルをさせていただいています。
そりゃ、「集客」に関する相談がほとんどだったりするのですが、昨日は少し違いました。
昨日の相談者さんは、数年前に起業されて現在は年商3億円ほどの会社を経営されている方(サロンメンバーさん)で、なんと、コロナ禍でも売り上げを伸ばしています。
そんな彼の相談内容は、「次に仕掛ける企画についてのご意見をお聞かせください」でした。
「今度、こんなのを始めようと思うんやけど、どうかな?」というやつです。
これって、僕がスナックCANDY(スナック西野)などで、 SHOWROOM前田さんや、幻冬社の箕輪さんと話しているような内容で、「コンサル」というよりも「雑談」に近いです。
ビジネス雑談です。
けんすうサンや、尾原和啓さんと3人のL I N Eグループがあるのですが、そこでも、毎日、その類のビジネス雑談がおこなわれています。
「そういう時は、こうした方がいいですよ」「こんな時は、こうすればいいですよ」といった調子で〝すでに持ち合わせている知識〟を使って問題を解決するのが「コンサル」ならば、
「ビジネス雑談」はどちらかというと、相手に憑依して、手札を確認して、「自分だったら、こうするな…」という打ち手を割り出して、そのことを伝えます。
「コンサル」と「ビジネス雑談」は、似ているようで僕の中でチョット違うんです。
そして、昨日。
僕は、その相談者さんに憑依して、とある打ち手(新しいビジネス)を割り出して、そのことを相談者さんにお伝えしました。
キチンとやれば、ほぼ100%うまくいくビジネスです。
「ビジネスの世界に〝ほぼ100%うまくいく打ち手〟なんてあるものか!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、規模はさておき、〝ある〟んです。
絵本『えんとつ町のプペル』の【無料公開】なんてまさに。
無料公開前にコソっと話した秋元康さん、石川涼さん(♯F R2)、 SHOWROOM前田さんは、口を揃えて、「絶対に上手くいく」と言いました。
正しく算盤を弾けば、「うまくいかない要素」が無い。
もちろん丁寧に仕掛けることが大前提ですが。
ビジネスの世界では、そんなものが、ときどき転がりこんできます。
問題は、「じゃあ、なんで、そんな100%うまくいくビジネスを自分でやらないの?」という部分です。
これには「誰がやるか?」が重要で、まったく同じ形態のビジネスでも、人によって結果が違ってくる。
えんとつ町のプペル』の【無料公開】はハマったけど、「じゃあ、他の作品も【無料公開】すれば全部ヒットするか?」というと、そんなことはなくて…。
【無料公開】自体には、魔法のような力は無いんですね。
僕が「(あなたは!)オンラインサロンオーナーを目指すのは、やめとけ」と、よく言っているのも、それが理由です。
【オンラインサロン】自体は、魔法の打ち手でも何でもない。
「誰がやるか?」が重要で、自分に置き換えると、「この仕事を僕がやる理由」をいつも探しています。
その時の理由は「自分が置かれている環境」でもいいし、「強烈な怒り」でもいいし、「謎の使命感にかられている」でもいいし、「好きで好きでたまらない」でもいいと思います。
今回のビジネスアイデアは、「相談者さんが置かれている環境(手札)」がドンピシャだったので、提案してみました。
もし頼まれたら、絶対に出資します。
もう、秒速で出資する!
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西野亮廣がやる仕事
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※ここからは、「役に立つ話」ではなく、「今、なんとなく、こんなことを考えてま〜す」という話なので、肩の力を抜いて読んでください。
いつも僕は「自分がやるべき仕事」「自分がやらなきゃいけない仕事」を選んでいます。
300年続くエンターテイメントを作るのならば、今の僕がやらなきゃいけないのは、「後続の育成」です。  
(株)CHIMNEYTOWNから発表される作品が「西野作品」だけでいいわけがなくて、作家も輩出していかなければなりません。
裏方スタッフに対して、マーケティングのアレやコレを直接伝えられるのも、僕が本当の意味で『現役』の間だけです。
少し冷たい表現になっちゃいますが、(株)CHIMNEYTOWNの生産性を一定に保つ為には、これらはキチンと体系化しておく必要があります。
吉本興業でいうところの「N S C」のような。
きっと僕は、その類のものを作らなきゃいけなくて、そこで学んだ子達が入りたくなるような(株)CHIMNEYTOWNでなければならないと考えています。
そう考えると、今、作っているミュージカル『えんとつ町のプペル』はかなり面白いなぁと思っています。
ミュージカル『えんとつ町のプペル』は、そもそも一回の公演で終わらせるつもりがなくて、何年も続いていくように設計しているミュージカルです。
「【発表する場所】を自前で持っている」という状態なので、スクール事業と相性が良いんです。
生え抜きの生徒に出てもらえれば、外向けにオーディションを開催する必要がないし、「レッスン」という名目で、1年間かけて、ミュージカルの稽古をすることができる。
「スクールの売り上げをミュージカルの製作費に回す」というお金の流れも作れます。
「スクールで育った生徒が【自前の舞台】に出る」というのは、よくある手法ではあるのですが……世の中のスクールの多くは【自前の舞台】の認知(人気)が低くて、どちらかというと「1年間頑張ったご褒美」的な建て付けになっていて、客席も生徒の家族で埋まったりします。
そうではなくて、世界中の人達が知っている【自前の舞台(オリジナル作品】が前面にあって、その舞台に出ることが目標の一つとなるようなスクールを作る。
ここでは「歌とダンス」の話しかしていませんが、ここに「作家コース」や「広告コース」などを入れた『クリエイターアカデミー』を作ると、今の活動がもっと有機的に、そして永続的に回るのかなぁと思っております。
そして、それを作るのが「自分がやらなきゃいけない仕事」なのかなぁと。
とくに広告マンに関しては、クリエイティブの進め方や、お金の勉強などなど…(株)CHIMNEYTOWNの面接のもっと前の段階から、共に学ぶ機会を設けておいた方が良さそう。
今、なんとなく、そんなことを考えています。
20〜30人ぐらいであれば個人で面倒がみれるので、一度、サクッと半年ぐらいやってみてもいいかもしれません。
また、進展があれば、こちらで共有させていただきます。
今日は「クリエイティブを未来永劫続けていく以上、後続の育成(生え抜きの人材)は無視できないよね」という話でございました。
ちなみに(株) CHIMNEYTOWNの夏期学生インターンの募集は今日までです。
現場からは以上で〜す。
 
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