西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2021年07月06日のエンタメ研究所の過去記事

7月6日(火) ※7月8日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
学生時代の友人と、学生時代の僕の話で盛り上がり、「晴れの日に西野が黒い傘をさして歩いていたから、『何をしてるの?』と訊いたら、『何かしらの能力者です』と返ってきたんけど、あの時、クスリでもやってたの?」と言われたキングコング西野です。
さて。
今日は『キンコン西野先生のちょっぴりエグい打ち手』というテーマでお話ししたいと思います。
昨日の記事の続きっぽい内容になるので、昨日の記事を読まれていない方は先にそちらを読んでください。
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▼ 再び牙が出てきた
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昨日はサロンのコメント欄が少しザワザワしていましたね(笑)
日曜日に“まったり投稿”をしたかと思いきや、その翌日にゴリゴリの現代広告の話をブチ込む西野先生。
情緒不安定なわけではなくて、実はここ最近、「ビジネス書を書こうかしら」という気持ちがムクムクと涌いているのです。
約2年ぶりぐらいに帰ってきた感情です。
映画公開前は自分に対して「ビジネスをガタガタと語ってねぇで、傑作を生んで、大ヒットさせてみろよ。お前の仕事は何なんだよ!?」と思っていたもんですから、とても「ビジネス書」を書く気になれなかったのです。
唯一出版したのは、(映画公開を間近に控えた)僕の心境をネチネチと書いた『ゴミ人間』というエッセイ本です。
【ゴミ人間 ~日本中から笑われた夢がある~】
「もうビジネス書を書くことは無いのかなぁ」と思っていたのですが、『映画 えんとつ町のプペル』が「大ヒット」という形で国内戦の幕を閉じて(※本当は閉じてないんだけど……ムフフ)、「ここらあたりで、自分の考え(自分が仕掛けたビジネスの仮説と検証)を一冊にまとめようかなぁ」という気持ちが涌いてきたのです。
数年後に読み返した時に、古くさい内容になっていたとしても、それはそれで「西野亮廣は2021年段階でこんなことを考えていたんだなぁ」という楽しみ方ができるかなぁと。
ちなみに、2016年に出版したビジネス書『魔法のコンパス』の最終章のタイトルは「セカンドクリエイター時代」です。
世界戦に参戦した今、僕は下の下の挑戦者で、ここ最近は(皆さんもお気づきかもしれませんが)朝から晩までバッキバキにキマッております。
いつまでも前に進もうとしない人達に対しては(まことに勝手ながら)寂しさと、いささかの苛立ちを覚えておりまして、「日本がこのまま世界から取り残されてしまうのではないか?」という焦りもあります。
こんな時に書く『ビジネス書』のタイトルは、もう決まっています。
『革命のファンファーレ』です。
まだ書き始めてもいないので、副タイトルは(仮)ですが、『革命のファンファーレ ~現代の労働と報酬~』になっております。
その本に書こうかしら?と思っていたことの一部を、昨日、パッと整理して、チャチャと書いて、サロンに投稿してみました。
あくまでラフなので、本チャンは、ちゃんと書きます。
昨日の記事に少し「エグみ」があったのは、そういった理由です。
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▼ 西野先生のちょっぴりエグい打ち手
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昨日の記事の内容は『YouTubeの広告モデルからの脱却』ではありません。
むしろ、その逆。
『広告が「有料課金モデルの呼び水」としてフルに利用されている』というエグすぎる話です。
YouTubeは広告からの脱却どころか、なんとしてでも、広告を手放さないでしょう。
「ハエ叩き」を売るためには、「ハエ」が必要だからです。
しかしながら、せっかく高いお金を払って、広告を出したのに、「ハエ」扱いされてしまっては、企業もたまったもんじゃありません。
当然、企業は「こうなってくると、どこに広告を出すのが効果的なんだろう?」と考えるでしょう。
広告には「応援」のニーズと、「広告効果」のニーズがあります。
「応援」に関しては、広告主が「これで良し」と思えばそれで完結しますが、
「広告効果」に関しては、数字で答えが出てしまいます。
実際に商品が売れないと「はい、サヨウナラ」の世界です。
さて。
一体どこに広告を出稿すれば、たしかな効果が得られるのでしょうか?
ちょっと考えてみましょう。
昨日お伝えしたとおり、広告効果を期待する広告主が本当にCMを見て欲しいのは、「お金を出してくれる人(お金を出せる人)」で、YouTubeでいうところの『プレミアム会員』です。
ビジネス系YouTuberの一再生あたりの広告単価が高い理由はまさにそれ。
「お金を持っている人(お金を出せる人)が見ているから」です。
僕のYouTubeの一再生あたりの広告単価も高いらしいのですが(まったく興味がない!)、
ぶっちゃけ、
広告効果や広告主さんのことを考えると、「無料で見れてしまう動画」に広告を貼り付けても、(よっぽど上手くやらない限りは)あまり効果がないのかなぁと思っております。
勘の良い方はこの時点でお気づきかもしれませんね😁
僕はYouTubeで月額590円の『スナック西野』という有料チャンネル(メンバーシップ)を持っております。
あまり表に出ていませんが、現在、“有料会員”は1万3000人を突破しています。
広告主が広告を出したいのは、むしろコッチ(メンバーシップ)の方で、「経営者やクリエイターの最新の気付きや打ち手をインプットする為に、月に590円を払う人(払える人)」に、自社製品を知ってもらった方が嬉しいハズ。
とは言っても、最優先すべきは「視聴者」です。
有料の『スナック西野』の合間にCMが入ってきたら、めちゃくちゃイヤじゃないですか?
僕ならイヤです。
『スナック西野』にCMは挟みたくありません。
ところが『スナック西野』ときたら、CMなど挟まずとも、ずーっと画面に映りこんでいる商品があるんです。
そうです。『お酒』です。
僕が最初から狙っているのは、「『スナック西野』の有料会員を増やして、一社提供のスポンサー(お酒に関わる会社)をとること」です。
有料課金と広告収入の二毛作になりますが、視聴者さんにも、広告主さんにも、僕にも負担をかけない「三方良し」です。
YouTubeの僕の目的はいたってシンプルです。
「月に二日の稼働(それも僕がインプットできる飲み会)で、年商1億円を突破して、そのお金を僕個人は一円も受け取らず、全額、エンタメの投資と、有事の際の支援にまわすこと」です。
目標まではまだまだ距離がありますが、確実に仕留めます。
今日は「おいおい、西野よ。お前……有料会員が集まる場所を広告枠にしようとしとったんかい……」というお話でございました。
現場からは以上でーす!
 
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