西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2021年07月30日のエンタメ研究所の過去記事

7月30日(金) ※8月1日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
(自宅隔離中なので)マンションの非常階段を日課のジョギングの舞台にしていたところ、登り用の筋肉が付いて、登りに強くなったキングコング西野こと『山の神』です。
さて。
今日は『バーチャル世界の不動産を売る』というテーマでお話ししたいと思います。
確定事項ではなくて、「こんなことを考えてるんだけど、実現できると面白いよね」という雑談レベルの話です。
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▼ 遺書を書いているみたいな毎日
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「300年続くエンターテイメント」の創造は、とても刺激的です。
それは、自分の人生が「土台作り」か「地ならし」で終わることを受け入れて生きる日々で、まわりの皆と圧倒的に「違う」人生を歩ゆむことになるので、毎日が実験と発見の連続です。
ときどき「ゴールを見れないのは寂しくないの?」と訊かれるのですが、とんでもない。
「そうか!ここに手を打てば、向こう100年はいける!」となった時の感動たるや、ポイポイポイポ、ポイポイポピーです。
こうして毎日投稿しているサロン記事なんて、僕の死語に「書籍化(もしくはフリー素材&新しいマネタイズ)」して、未来のCHIMNEY TOWNのプレイヤーの活動費に充ててもらえると幸いです。
書籍繋がりでいうと、一つ御報告なのですが、サロンに投稿した記事の中から抜粋して、加筆訂正したものを、GOETHEのWeb版(幻冬舎)で連載することになりました。
※これまで10日に一度ぐらいのペースでブログに公開していたのですが、それは卒業しました。
連載を続ける中で、「これぞ!」というものを選んで(2次予選!)、最終的には「書籍化」します。
『革命のファンファーレ ~現代の労働と報酬~』です。
(※今朝、連載記事が出ました。読んでシェアしてくれると嬉しいよ❤️https://goetheweb.jp/.../article/20210730-nishino_akihiro_01
)
「紙の本」の本質は『作家の収益源』ではなくて『作家の広告』です。
売り上げを「出版社さん」「取次さん」「本屋さん」に分配することで、面の獲得に繋げています。
これが、「時代の最先端」が代名詞の西野が、わざわざ紙の本を出し続ける理由です。
印税は少しだけハイボール代に使って、あとは、エンタメ投資か寄付に全額ブチ込めばいいと考えています。
すみません。少し話がそれちゃいました。
戻します。
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▼ 残っている不動産はどこだ?
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100年後のCHIMNEY TOWNのスタッフの活動費が、彼らが生み出す売り上げに「+α」してあるといいなぁと思っておりまして、「とりあえず今の間に不動産でも押さえておいて、不動産収入が彼らの活動費の足しになればいいか」と西野は考えます。
実に安直です。助けてください。
そんなこんなで、今、僕が押さえられる不動産について考えるわけですが、2つあるかなぁと思っています。
一つ目はリアルな(オフラインの)不動産です。
すでに土地を購入していて、これからココに『えんとつ町のアパート』を建てます。
その近くには、僕の家(えんとつ町風)も建てます。
僕の家は買いたい人が出てきたら、いとも簡単に売っちゃって、そのお金を元手に、また新しい家(えんとつ町風)を近所に建てようと思います。
それを何度か繰り返しているうちに、町(その辺り一帯)がブランド化するかなぁと思っているのですが……これはまぁ、やってみなくちゃ分からないので、やってみます。
それと、もう1つ。
昨日の『NFTの勉強会(by Gumi創業者・国光さん)』の配信にご参加いただいた方は、僕がウッカリ喋っちゃったので、もう御存知かと思いますが……
『えんとつ町の看板枠』のNFTは可能性として全然あるなぁと思っています。
ちょっと複雑な話になっちゃいますが、バーチャル上の不動産を持っていることが、『町』をIP(知的財産)として持っている僕らの最大の武器だと思っています。
実は、絵本を制作した時も、映画を制作した時も、VR(なかなか発表できねーな!)を制作した時も、なんなら、蜷川実花さんのMVを制作した時も、『看板枠』を販売しているんです。
これはもう「天才」と呼んでいただいて構わないのですが、もともと『えんとつ町のプペル』はクラウドファンディングで資金を募って制作を始めたので、リターンで『看板枠』が出せるように「看板が多めの街」という設定にしたのです。
なので、ベチャクソに驚かれるのですが、えんとつ町絡みの絵本の制作費って、実は(発売前に)『看板枠』で回収できているんです。
今、絵本『えんとつ町のプペル』は全ページ無料公開(https://r25.jp/article/581356883170827173
)していますが、ゆくゆくは、バーチャル上の不動産(今回の場合だと看板枠)用に、背景を作り直して、看板の中身を差し替えられるようにすると面白いなぁと思っています。
つまり、『看板枠NFT』を買って、ある程度看板を出した人が、「そろそろいいかなぁ」と思ったタイミングで『看板枠NFT』を売れるようにして、その転売手数料がCHIMNEY TOWNのスタッフの活動費に回されるようにしておけば、僕が死んだ後も『えんとつ町』が残り続ける限り、いい感じのお小遣いが発生するかなぁと。
NFTと「作家の死後」って、メチャクチャ相性が良くて(※いよいよヤバイこと言ってるな)、ここは掘り下げるに値するテーマだと思っています。
今の僕が思いついていないだけで、まだまだ可能性(後輩を食わせていける打ち手)があると思うので、もっともっと潜りたいと思います。
今回、『みにくいマルコ』のNFTが3点出ましたが(明日で締め切りかな?)、落札された方は、サロンのコメント欄まで御一報ください。
「落札した人&西野」でZOOMで飲みながら勉強会をしましょう。
「こういう打ち手があるかも!」と教えていただけると嬉しいです。
全速力で時代を先回りして、そこで得た気付きを積極的にサロンメンバーの皆様に共有します。
引き続き、宜しくお願いいたします。
現場からは以上でーす。
 
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