西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2021年08月08日のエンタメ研究所の過去記事

8月8日(日) ※8月10日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
今日は日曜日なので、お仕事の話はお休みして、今、僕がボンヤリ思っていることをツラツラと書いてみようと思います。
とは言っても、世間的には「お仕事」と分類されてしまうことにしか、時間を費やしていないので、やっぱりチョットだけお仕事の話が入ってきます。
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▼ それでも忘れちゃう
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僕の人生は(特に社会人になってからは)「居心地が良くなってきた現場」との別れの歴史だったりします。
強制的に別れさせられた(剥がされた)のではなく、居心地が良くなってきたので、自分の方から離れました。
「居心地が良くなる理由」の一つに、「ある程度、結果を出したから」があります。
そのコミュニティーの中での自分は「結果を出した側の人間」なので、何をしていても居心地が良く、劣等感や焦りを覚えることが少なく、それが「居心地」に繋がっている。
しかしながら、一歩外に出てみると、自分よりも大きな規模でエンターテイメントと向き合っている人達がいて、その人達の活躍から目を背けることをやめた瞬間に(その人達をライバル認定した瞬間に)、「ああ、もう、ここにはいられないな」となります。
もう、ずっと、その繰り返し。
厄介なのが、「居心地が良かった環境が嫌いになって外に飛び出したわけではない」ということです。
飛び出した動機はあくまで「自分の成長の為」であって、元いた場所が好きで好きでたまらないことには変わりません。
外に飛び出した時は(最初は)、基本、自分一人です。
「よそ者」扱いされるわ、まだまだ結果を出していないわ……散々です(笑)
「こうした方がイイと思いますよ」と言ったところで、もちろん聞いてもらえません。
それでも何度も説明をして、何度も頭を下げて、少しずつ少しずつ結果を出して、半歩ずつ前に進みます。
転職を経験されたことがある方なら、共感いただけると思うのですが、「前の職場」のことを思い出すのは、決まってそんな時です。
「ああ、楽しかったな」と。
飛び出したことに後悔は無いのですが、前の職場の人達が楽しそうにしているのを見ると、寂しくなったり、少し羨ましくなったりします。
ただ、えらいもんで、「時間」と「結果」が、前の職場に対する寂しさや憧れを薄れさせてくれます。
慣れるんでしょうね。
さすがに今はもう、テレビの現場に対する寂しさはなく、昔、共に汗を流した仲間達がテレビの中で頑張っているのを観ても、羨ましくなることはありません。
きっと僕が今いる場所も、いつかは居心地が良くなって、また飛び出して、寂しくなって、そして慣れるのでしょう。
もしかしたら、あの楽しかった時間や場所や、仲間とのクダラナイやりとりのディティールを忘れているのかもしれません。
それ(忘れる)は次のステージに進む上で必要な機能なのかもしれないのですが、(これは『ゴミ人間』という本を書く動機にもなったのですが)僕は、あんまり忘れたくありません。
大阪ミナミの劇場や、下北沢の小さなライブハウスから、打ち上げ会場に行くまでの道のりで、
「お前、あそこのボケ、地獄的にスベってたなぁ」
「やめろ!」
…と仲間とジャレた時間は、やっぱりメチャクチャ楽しかったので。
僕はそれを書籍や絵本(みにくいマルコ)に落とし込むことで、どうにかこうにか抗っているのですが……まぁ、あんまり追いついてなくて、取りこぼしている思い出がたくさんあると思います(笑)。
それで言うと、いつからか、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の日曜日の記事を、「僕の気持ち」をダラダラ書くように変えたのは、すっごくイイなぁと思っています。
ココぐらいしか、その時の僕の思い出や気持ちが残る場所がないので。
そんなわけで、これからも日曜日の記事は、皆さんにとっては少し退屈かもしれない記事をお届けすることになりそうです。
ご容赦ください。
今日は、これからスニーカーのデザインをします。
一応、仕事です。
こちらは、また形になったら、サロンで共有しますね。
夜は、『サーカス ~世界で一番楽しい学校~』のV I P席を買ってくださった方とZ O O M飲み会。極上のキャバ嬢をやってきます。
その他もコマゴマとした宿題が山積み。
相変わらずの1日ですが、少しずつ前に進もうと思います。
そちらは、いかがですか?
どうか、素敵な日曜日をお過ごしください。
【追伸】
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』版の限定表紙の絵本『えんとつ町のプペル』(サイン入り)が発売となりました。
売り上げは全額、ミュージカルの製作費に回されるそうです。
こうして、「地味だけど売れ続けるグッズ」は、挑戦の後押しになるのでイイ。
そもそも商品に興味がある方は勿論のこと、「ミュージカルの挑戦を応援してるよ」という方は、是非!ニャン!
 
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