西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2021年11月16日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
地元の友達に「聞いて!! 小林幸子さんが結婚10周年を迎えられたらしい!!!」というLINEを送って、リアクションに困らせてやったキングコング西野です。
#なんて言えばいい

さて。
今日は『「長く続くミュージカル」の作り方の提案』というテーマでお話ししたいと思います。
エンタメビジネスのお話です。

 

老いる作品と、老いない作品


昨日は、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のオンライン配信用の撮影がありました。
表向きには「休演日」として、客席を全て取っ払い、そこにクレーンカメラや、カメラのレールなど「カメラ7台」をズカズカと置いちゃう、なんとも大胆な撮影です。

オンライン配信の内訳は「本編」が昨日撮影&編集した素材を流し、終演後に「オンライン配信特典」として、(本日は)オリラジ藤森君×西野の終演後トークが生配信で付いてきます。

※オンライン配信はコチラ↓
https://meets.ltd/poupelle/ticket_1116/


これといって仕事もないのに(※キャストやスタッフのゴキケンとりはやったよ!)、昨日は我が物顔で撮影に立ち会ったわけですが、昨日の撮影の様子を見て、今回のファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のバカみたいな予算(制作費)が回収できることを確信しました。

予算回収は時間の問題でしょう。
#イージーゲームだ

クオリティーで圧倒し、予算も回収した(#西野の中では回収したことになってる!)となると、狙うは次のステージ…「権利を売る」です。

これに関しては、撮影合間に暇そうにしていたプロデューサーを掴まえて、『映画 えんとつ町のプペル』の海外の版権まわりを例に出して、少し話しておきました。

プロデューサーに伝えたことを一行でまとめると「権利の握り方と、組む相手を誤っちゃダメだよ」です。
#すっごい大人の話し合い

そこは、まぁ、上手くやってくれると思うので、これで版権まわりは無事に片付きました。
#西野の中では片付いたことになっている

そんなこんなで、僕が今考えているのは次の問題…「ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』が10年も、20年も、30年も愛され続けるには、どうすればいいか?」です。

「人の身体は滅びるけれど、作品は残り続ける」とは言うものの、「検索されなくなった作品」は、事実上、世の中から消えます。

仕事柄、20代の方々と御一緒させていただく機会が少なくありませんが、彼らは、僕が学生時代に人気だった作品をほとんど知りません。

作品もまた、生き物と同じように老い、そして死んでいきます。
ただ、生き物と違うのは、「検索され続ける仕組みさえ作れば老いない」ということ。

大切なのは、新規顧客に見つかり続けることで、そしてそれは、「作品の力」だけでは成し得ません。

向き合わなきゃいけないのは『ビジネスモデル』です。

 

ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』が見つかり続ける為には…


ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』は大切な後輩の挑戦なので、離陸するまでは面倒を見ようかなぁと思っています。
#そのあとは知らないぞ

というわけで、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』が見つかり続ける為の打ち手はいくつか渡しておこうと思っていて、そのうちの一つが、いつぞやのサロン記事で書いた「『えんとつ町のプペル』の学芸会の台本の無料公開」です。

全国の幼稚園・保育園でやってもらえたら、今度はプロがゴッリゴリに作ったファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』に興味を持ってもらえるかもしれません。

ただ、これだけだも、まだ「見つかり続ける仕組み」としては弱いと思っていて、もうワンパンチ欲しいところ。

そこで、今から5秒後に天才みたいなことを言いますが……ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のオンライン配信のリンク(QRコード)を、絵本『えんとつ町のプペル』の巻末(帯を折り返した部分)に、ミュージカルの画像付きで載せるといいと思います。

絵本『えんとつ町のプペル』は、いよいよ定番絵本のオーラをまとい初め、毎日売れ続け(売り続けて)います。

つまり、毎日、“見込み顧客”に対して、「今、読んでいただいた絵本の“ミュージカル版”がコチラで観れますが、どうします?」というアプローチをかけられ続けるわけで、絵本『えんとつ町のプペル』が定番絵本になればなるほど、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』が老いない身体になる。

「300年続くエンターテイメントを作る」と決めてから、西野が死ぬ前提(西野の発信力がゼロになる前提)で考えるようになり、これまで以上に『仕組み化』に目がいくようになったので、ラッキーです。

世界中のエンタメを観てきましたが、地球に子供が生まれ続ける以上、現時点では『絵本』を軸にエンタメを横展開していくビジネスモデルが一番強いのかなぁと思っています。

そんなこんなで、今日も「えんとつ町」に行ってきます。
夜はオリラジ藤森君と生配信です。

お楽しみに!

現場からは以上でーす。

【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けてTwitter(本アカ)で呟いていただけると、西野がネコのようになついて、フォローさせていただく場合がありますので、感想よろ!

https://nishinoinc.thebase.in/items/55453734

 

▼オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』入会はこちら ↓↓↓