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2021年12月06日のエンタメ研究所の過去記事

12月6日(月) ※12月8日以降は『いいね』を押さないでください。
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ダウンタウン松本さんのせいで、萬田久子さんと関係を持っている疑惑が広がり、ついにはミュージカルを観に来てくださった萬田さんに対して、スタッフが必要以上に気をつかう…という事態にまで発展しているキングコング西野です。
さて。
今日は『ブランドを再構築せよ』というテーマでお話ししたいと思います。
今日の記事は全員に関係する話だと思います。
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▼ ブランドとトコトン向き合え
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ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のオンライン配信チケットの売上げが「1万200枚」を突破したそうです。
公演が終了してから1週間以上経ちますが、オンライン配信チケットはまだまだ売れ続けています。
今回は劇場チケット収益(売り上げの見込み)が3000万円ぐらいの興行に対して、1億5000万円ほどの予算をブチ込んだわけですが、「オンライン配信チケットを一生売り続ける」という打ち手のおかげで、そのうち回収できると思います。
先日、発表させていただきましたが、コンバースさんとのコラボで作った『プペルスニーカー』が、コンバースさんのコラボシリーズ史上最大のヒットになったそう。
まさか自慢話をしたいわけではありません。
僕ら(CHIMNEYTOWN)が、「ミュージカルに対して、スニーカーに対して、何をしたか?」という話を今日はさせていただこうと思います。
「面白いミュージカルを作る」「かわいいスニーカーを作る」というのは当たり前の話なので、ここで議論するまでもありません。
僕らがミュージカルやスニーカーに対してやったのは、「もう一度考え直す」です。
ビジュアル面は勿論のこと、「届け方」や「在り方(意味)」などです。
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』に関して言うと「劇場チケットの売上でミュージカルを作る」というビジネスモデルを破壊するところからスタートして、「ならば、どうすれば圧倒的な作品を生み出し、収益化が可能になるのか?」ということをゼロから再構築していきました。
コンバースさんのスニーカーの件にしてもそう。
「かわいいスニーカーを作ろう」の前に、「そもそも“履くスニーカー”ってコレ以上、必要だっけ? 履くコンバースを買うなら一番オーソドックスなやつで良くね?」というところからスタートし、「インテリアとしてのスニーカーの正解」を探りにいきました。
会社の売上が下がった時に「リブランディング(ブランドの再構築)」という言葉が出てきますが、リブランディングとはブランドロゴを一新したり、ホームページを一新するだけではなく、「自分達はそもそも何をしたいんだっけ?」という自問自答から始まり、サービスや商品の在り方を問い直し、それらがお客さんに届くまでの流れを整理することにあると思っています。
商品やサービスの機能がドングリの背比べになってきたら、あと、競合他社と差別化を図るには「コミュニティー」か「ブランド」しかありません。
CHIMNEYTOWNは「ブランド」というものをとても大切にしていて、ブランドを構築する為に、「売れるけど売らないモノ」だってあります。
僕は、よく、企業のコンサルをさせていただいているのですが、そこで頻繁に目にするのは、社長の見切り発車的な(知識に基づいていない)ブランディングか、ロゴやホームページをオシャレにしただけのリブランディングです。
「あそこに向かいたいなら、これは売っちゃダメっすよ。アンパンマンが下ネタで笑いをとるようなもんです」的なアドバイスをさせていただく機会が少なくなくて、いつも思うのは、「商品やサービスの品質で取りこぼしてるのではなくて、ブランディングで取りこぼしている機会があまりにも多い」ということ。
言い換えると「ブランディング、リブランディングを甘く見積もっている」とも言える。
あまりにも勿体ないので、ここはCHIMNEYTOWNの法人向けの事業としてやっていきたいなぁと思います。
何か、お困りごとがあれば、御相談ください。
サロンメンバーさんの事業の応援ができればいいなぁと思っています。
「うち、こんなサービスをやってるんですけど、どうしたらいいっすか?」みたいなのがあれば、コメント欄まで(画像付きで)投げてください。
全てに応えることはできませんが、もしかすると少しだけ力になれるかもしれません。
とにもかくにも、ブランディングやリブランディングは「見た目をオシャレにする」ということだけじゃないので、そこはトコトン向き合った方がいいと思います。
僕らの活動が参考になると嬉しいです。
 
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