西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2022年01月28日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。

このタイミングで『ピーターパン』にハマってしまい、1989年にフジテレビで放送されていた『ピーターパンの冒険』の主題歌(♪ネバーランドへGOGO~連れていってよ~)を2020年に口ずさんでいる唯一の地球人ことキングコング西野です。
#誰が知ってんねんその曲
 

※ちなみにコチラ→https://youtu.be/B7HDHB37Qdc

さて。
今日は「unbundle(アンバンドル) ~『機能』と『意味』の分業で攻める~」というテーマで、子供心を忘れてゴリゴリのビジネス記事を書きたいと思います。
#逆ピーターパン

 

ソニーがEV(電気自動車)に参戦
 
ここ最近のサロン記事を一言でまとめると「時代を読み誤るな」というところだと思うのですが、ここ2~3年でかなり大きなゲームチェンジが起きていることを肌(現場)で感じています。

先日の電気事業の話にしてもそうですが、「『エンタメ』や『応援』といった【機能以外の部分(=意味)】がすっごく重要になってきたよね」ということに尽きます。

このこと(※西野が話している電気事業)に関して、昨日の尾原和啓さんのサロンで、めちゃくちゃ詳しく、めちゃくちゃ面白く解説されていたので、お時間ある方は是非、覗いてみてください。

※尾原さんのサロンはコチラ→https://salon.jp/obara

尾原さんは、西野亮廣が次に仕掛けていることと、ソニーのEV(電気自動車)事業の戦略を並べて説明してくださっていたのですが(#恐れ多いっす)…現代サービス展開していく上で、ここは絶対に押さえておいた方が良いポイントなので、駆け足で説明します。
まずは、こちらの記事をご覧ください。
#時間がない人は読まなくても大丈夫です
#要約します

https://www.webcg.net/articles/-/45711
 

ソニーさんが「電気自動車を作るよー」という発表をした時の記事なのですが、一部を抜粋すると、こんな感じ↓

……………

『CES 2022のプレスカンファレンスで吉田憲一郎会長兼社長は、VISION-S、そして今回発表した第2のコンセプトカー「VISION-S 02」の重点領域について、「Safety(安心安全なモビリティー)」「Adaptability(人に近づき、共に成長する)」「Entertainment(モビリティーエンターテインメント空間の進化)」の3つを挙げた。つまり、どこにもドライビングプレジャーだの、乗り心地だの、車体剛性だのといった、これまで自動車が追求してきた価値は出てこない』

………………

ソニーの電気自動車の打ち出し方で面白いのが、「『機能』を前面に押し出してない」という点です。

裏を返すと、「『機能』はもはやドングリの背比べだし、なんならコピー可能なので、そこは外注したり(なんとか)して、ウチの得意技であるエンタメでもって、移動中の『意味』を提供しまーす」といったところ。

一昨年あたりにビジネスマン界隈では『【役に立つ商品】と【意味がある商品】という話が流行りましたが、細かく見ていくと、一つの商品(サービス)の中にも【役に立つ(機能)】と【意味がある(エンタメ、応援…など)】がある。

これまでは、「機能を生み出す職人さん」が一貫して、商品を作り出していたのですが、「機能を生み出す職人さん」は「意味を生み出すプロ」ではありません。

ソニーさん(意味を生み出すプロ)は、そこに目をつけて、機能がコモディティー化したこのタイミングで仕掛けてこられたのでしょう。

尾原さんはこれを「『役に立つ』と『意味がある』のunbundle(アンバンドル)だ」と言います。

unbundleとは「切り離す」という意味です。
要するに「機能のプロ」が機能パートを担当して、「意味のプロ」が意味パートを担当して、そこでガッチャンコ。

「意味を創造できずにいる、(機能の)職人集団」を、ここで一気にまくろうとしているソニー先生。
時代の流れを鑑みると、ソニー先生のEV事業は、かなり勝算があると思います。

 

エンターテイメント×LIFE
 
ひるがえって僕たちCHIMNEYTOWNのunbundle(『機能』と『意味』の分業)は、どうでしょうか?

まぁまぁ上手くいっているのは、去年独立した山邊が率いる(株)CHIMNEY COFFEEの『CHIMNEY COFFEE』だと思います。

もともとはコーヒーオタクのウチの代表が神戸ポートアイランドの自家焙煎コーヒー豆店の『LANDMADE』さんを見つけきて、「このコーヒーは旨い!!!これ、ウチでやろう!!!!」と言い出したのがキッカケ。

『機能』をLANDMADEさんが担当して、『意味』をCHIMNEYTOWNが担当する…というところから、『CHIMNEYCOFEEE』がスタートし、当時の企画担当者だった山邊が下心を爆発させて独立。今に至ります。

さすが山邊が作ってないだけあって、コーヒーは本当に美味しいです(笑)

※コチラ→https://chimney-coffee.com/
#忖度抜きに本当に美味しい

僕らのようなエンタメカンパニーができることは、たしかなクオリティー(機能)を生み出せる職人の仕事に『意味』を添えることで、これは『電気』や『コーヒー』以外にも展開していけるんだろうなぁと思います。

次に僕らが狙っているのは『洗面所にあるもの』です。
まずは『化粧水』と『乳液』ですね。

ここに関してはCHIMNEYTOWNのデザイナーの「かんかんサン」が化粧品会社のサラブレッドということが最近発覚して(※なので化粧品にはメチャクチャ厳しい!)、かんかんサンジャッジで、「これ、すっごいイイじゃん!」となったらGOを出す…という感じになっています。

ちょうど、サロンメンバーさんの中に化粧水の開発をされている方がいて、その方の化粧水がものすごく良かったので、今、新ブランドの立ち上げからスタートしています。
#コーヒーの時と同じパターン

CHIMNEYTOWNが仕掛ける、洗面所に置いてあるアレやコレ(化粧水とかワックスとか)のブランド名…何か良いのがあったら提案してください。

無印良品』みたいな感じで、「品質の良いもの(身体に本当に良いもの)しか取り扱いません!」みたいな感じが出る名前が嬉しいです。

エンターテイメント(意味)×LIFE(機能)の成功例を数パターンお見せできれば、「ああ、今は、そういうことなのね!」となるので、結果でお見せできるよう頑張ります。

今日は、「unbundle(アンバンドル) ~『機能』と『意味』の分業で攻める~」というお話でございました。

 

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