西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2022年02月17日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
あの川平慈英(カビラJ)さんがミュージカル畑出身ということを知り、衝撃を受けているキングコング西野です。
#サッカー解説者として売れてからタレント活動を始められたものだと思ってました
#LOVEカビラ

さて。
今日は『状況に合った打ち手を正しく選ぶ』というテーマでお話ししたいと思います。
舞台(演劇)業界の話を軸に喋りますが、大枠の考え方は全てのサービスに転用できる内容だと思います。
宜しくどうぞ。

 

舞台の今
 
新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』のオンライン配信が好評です。

※コチラ→ https://poupelle-kabuki.peatix.com/

「劇場に足を運ぶことができない」が当たり前になったこのコロナ時代において、『オンライン配信』の可能性は計り知れません。

それが「カンパニーを守る大きな収入源」になっていることは、皆様もお察しのこととは思いますが、それに加えて「お客さんを繋ぐ」という役割もあります。

ここは、あまり議論されない部分ですが…たとえばコロナ禍は「店を閉めたら協力金をあげますよ~」と言われるわけですが、小さなBARだと「閉めた方が(営業しない方が)売り上げが出る」という『協力金バブル』モードに入っていたりして、喜び勇んで店を閉めていたりします。

ただ、それには大きな「しっぺ返し」があって、事情はどうであれ、「一度来なくなったお客さん」は、基本、戻って来ないんです。

「ウチの店に使ってくれていた時間を、他の店に使うようになり、そのまま他の店にハマってしまって、疎遠になる」みたいなことがあって、コロナが明けて営業再開したところで、「前まで来てくれていたお客さんが来てくれない」という恐ろしい現実が待っていたりします。

ちなみに、これはガッツリとデータがとれているのですが、「映画館に映画を観に来てくれたお客さん」の大半は、「過去1ヶ月以内に映画館に来たお客さん」だったりします。

サービスをする上で大切なのは「お客さんを繋いでおくと(習慣を途絶えさせないこと)」で、「劇場にも観に行けない&オンライン配信でも観れない」は、『繋ぐ』という観点から見たら最悪なんです。

舞台関係者は「何の為にオンライン配信が必要なのか?」をキチンと定義しておく必要があります。

さて。

ここから先は少しエグい話になるので、一年後も公開しないでください。
#ナイショだよ

 

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「フロントエンドを舞台にして、バックエンドをその舞台に関連するアート作品(=アート作品が残るように舞台を作る)」は、コロナが明けても選べる打ち手だと思うぜ。

現場からは以上でーす。

 

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