西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2022年03月06日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。

日曜日なので、仕事のゴリゴリ話を一旦お休みして、本当に何でもない(でもチョットは大事そうな)話を“短めに”したいと思います。

自分の中で獲れたてピチピチのネタなのですが…3月末までに『映画 えんとつ町のプペル』の続編の脚本の初稿(第1稿)を仕上げなきゃいけないので、最近は、ひたすらアトリエに籠っています。
#フットサルで身体がキチンと疲れているのですぐに眠くなるよ

続編の脚本は「片付けなきゃいけないコト(※ルビッチのあらたな葛藤や、プペルの復活など)」もたくさんあるので、なかなか思うように進みません。

いろんな角度からアタックしては、収穫に恵まれない日々が続いています。

「環境を変えたら何かが変わるかも」と淡い期待を寄せて、宿をとって、執筆に臨むこともあります。

そんな中…

昨日はヒョンなキッカケから、丸一日かけて『北欧神話』を勉強しました。
アニメやゲームのモチーフにもよくよく使われる、「神」や「巨人」が出てくるアレです。

学んだ結果、直接的な収穫は無かったのですが、しかしながら『北欧神話』のスケールのデカさ(#物理的にデカイ)に、思考の幅を引き伸ばしてもらった感覚はありました。

アトリエに籠って書いていると、どうしても内に内に入ってしまうのですが、そんな中、「巨人がドーン!」という話を聞くと、自分の作ろうとしているもののセコさを知らされます。

おかげで今は、昨日までかかっていた霧が少し晴れたような気持ちになっています。
#気持ちの話ばかりでごめんなさい

先日、キングコングの武道館ライブを観に来てくれた後輩芸人から、「ほっぺをブン殴られたような感じで、目が覚めました」という感想を頂戴しました。

曰く、「そもそも、あのスケールでトークライブを開催することが頭に無かった。理由は、自分もそうだし、まわりの芸人も、そんなことを誰もやっていないから」と。

今回の武道館ライブは、たまたま自分が後輩の思考の幅を「引き伸ばす側」だったけれど、僕自身、思考の幅を引き伸ばしてもらうことも多々あって(※北欧神話のように)、そして、それによって、明らかに、行動の幅が広がり、狂い方も大きくなっています。

大切なのは、「引き伸ばしてくれそうなモノ(人や景色や環境)に、キチンとコスト(お金や時間)を支払う」ということだと思います。

今、べつだん目新しい話はしていないのですが、しかしながら、僕らは少しでも気を抜くと、「引き伸ばしてくれそうなモノ(人や景色や環境)に、キチンとコスト(お金や時間)を支払う」という作業をサボってしまいます。

ともすれば、「それをやって、本当にメリットがあるの?」という損得勘定を先に持ち出してしまう。
#くだらねー

ぶっちゃけ「オーロラを見たら、100発100中で世界観が変わるか?」というと、そんな甘い話はなくて、変わる人もいれば、変わらない人もいます。
「スカ」もたくさんあります。

ただ、確かなことは、「僕らは自分以外の何者かに思考を引き伸ばしてもらわないと、サイズアップすることはできない」ということで、やはりそこは、自分から飛び込んで行かなくちゃいけない。

「嫉妬」や「悔しさ」から極めて近い場所に、自分の身体と時間とお金を率先して投下しなくちゃいけない。

これからもいろんなところに行こうと思いました。
3月からは、しばらく海外に住む予定だったのですが、コロナが少し長引いているのと、映画の脚本執筆が入っているので、それは叶わず。

そのかわりに、この時間を使って、「まだ行っていない凄い日本」を巡りたいと思います。

皆さんは最近、(健全な)嫉妬をしていますか?
「あぁ、やられた〜、悔しい〜。俺も頑張るぞ」という感覚は、いくつになっても持っておきたいですね。

それでは素敵な日曜日をお過ごしください。
今日はフットサル日和だぜ。

西野亮廣キングコング

 

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