西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2022年03月20日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
 
日曜日の今日は仕事のゴリゴリ系の話はお休みして、とくに、あてもなく筆を走らせてみたいと思います。
話が変なところに着地したらすみません。
#僕もどこに向かうか分かりません
 
先週のフットサル&上棟式(@川西)終わりで、そのまま川西の酒場で呑み、酔っぱらい、その席で「来週も川西でフットサルをする!」と約束してしまったそうです。
 
そんなこんなで、ただいま“新幹線に乗って、フットサルに向かっています”。
フットサル本人からしても、ここまでの熱量で向きあってきた人間は始めてでしょう。

呑みの席の約束をキチンと守る男なのです。
今日も帰りに有本先輩をカツアゲ(オヤジ狩り)できたらいいなぁと思っています。
 
▼有本先輩をカツアゲしている現場↓
https://elu.jp/item/lP9Nt5XfuSmI1qzJH4Uw

さて。
 
今日は川西まで行って、日帰りです。
スケジュールを調整して大阪で仕事を一個作って、夜は呑みにでも行けばいいものを、「日帰り」でございます。
 
理由は『映画 えんとつ町のプペル 2』の脚本執筆に苦戦しているからです。
くれぐれも言っておきますが「苦戦=面白くない」ではありません。
 
途中までの展開は100点で、「このまま上手くやればメチャクチャ面白くなるぞ!」というところで、筆が止まっています。
 
頭に降ってきたストーリー展開が、僕の期待を超えていないので、「却下」「却下」の連続です。
「最近は3日間、筆がピクリとも動かない」ということが珍しくありません。
 
そんな時は、隣の芝生が青く見えます。
 
前に進んでいる人を見て、「いいなぁ」と思いますが、「その人のような活動をしたいか?」と訊かれれば、返事は「NO」。
やっぱり僕は、今の活動を選びます。
 
ずっとこの調子です。
 
そういえば、テレビから軸足を抜いて、絵本作家としてスタートを切った時もそう。
 
処女作『Dr.インクの星空キネマ』は制作に4年を費やしました。
0.03ミリのボールペンを握りしめ、朝から翌朝までカリカカリカリすること4年です。
 
その間に、多くの芸人が売れて、そこと比べられる形で世間や同業者からは一度「オワコン認定」をされました。
 
サロンなので本音で語りますが、当時は、ずっと「ガタガタうるせーなぁ…」と思っていました。
「アンタらが人生をかけて目指しているゴールには1年そこらで辿り着いて、こちとら、もうその勝負をしていないんだから、アンタらと並べて語るなよ」とクソ生意気なことを思っていました。
 
今思うと、「事実半分、妬み半分」だったのかもしれません。
#そんな時代もあったんです
 
さすがに今は誰かを妬んだりすることはありませんが、「うるせぇなぁ」「静かにしてくれ」「お前の小さな尺度で語るな」と思うことは今でもあります。
 
先日、尾原さんや幻冬舎の箕輪さんと久しぶりに呑んで、お酒が入っていたのと、メンツ的に気が緩んだのもあって、「大体のヤツはウンコっす」みたいな言葉を溢してしまいました。
 
脚本執筆が順調に進んでいたら、あんな言葉は溢さなかったような気がして……執筆に苦戦するというのは、思っている以上に精神的な負担が大きいのだとあらためて思いました。
 
一秒でも早く、今いる場所から抜け出したいです。
 
ただ、こればっかりは、誰かが助けてくれるものではなく、自分の力で這い上がらなければなりません。
 
形は違えど、きっと皆さんも、きっとアナタも、僕と同じように、黒くて重くてネバネバした問題が身体にまとまりついていて、そこから逃げだそうとして今日を生きているのでしょう。
 
だから人間には「ハレ」が必要なんですね。
最近つくづく思います。
背負うものが大きくなればなるほど。
 
とにもかくにも、(「手作業」ではなくて)「脳作業」というものは実に面倒クサイです。
作業の進みが目に見えないからタチが悪い。
 
行きの新幹線でパソコンを開きましたが、結局、一文字も書けませんでした。
帰りの新幹線で筆が走るといいな。
 
頑張ります。
あなたも頑張って。
 
素敵な日曜日になりますように。
 
西野亮廣(キングコング)
 
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