西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2022年03月25日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
今日は自分の屁の音で目が覚めたキングコング西野です。
#ダサすぎて落ち込んだ

さて。
今日は『経済なきエンタメは寝言だ』というテーマでお話ししたいと思います。

 

変化球は長期戦になると必ず負ける
 
日本のエンターテイメント(とくにイベント系)の弱点は、「ビジネス(お金)リテラシーの低さ」で、もう少し具体的に言うと「シナジーマップの計画性の無さ」だと確信しています。
皆さんお馴染みの「チケットの売上で、イベントを作る」みたいなアレです。

このやり方だとチケットの売上以上のモノは作れませんので、「アイデア勝負」に走ることになります。
「アイデア勝負」とは聞こえが良いですが、その実態は「サプライズ合戦」であり、もう少し具体的に言うと「変化球合戦」です。

サプライズは「リピーター」を生みません。
「ビックリ箱の二回目」がビックリしないのと同じ理由です。

ここで「リピーター」をキチンと定義(分類)しておきたいと思います。

「サプライズを得意とする劇団」と「スタンダードで押し切る劇団」で、それぞれ「リピーター」の意味は変わります。

「サプライズを得意とする劇団」のリピーターは「新作のリピーター」ですので、リピートしてもらう為には「新作」を作らなければなりません。

一方、「スタンダードで押し切る劇団」のリピーターは「その作品のリピーター」なので、リピートしてもらう為には「同じ作品」を続ける必要があります。

どちらの劇団も「チケット代」は同じとした場合、「毎回、チケット代で作られる新しい舞台セット」と「毎回、チケット代で回収されていく同じ舞台セット」とでは、その差は火を見るより明らかで、最後は必ず、「スタンダードで押し切る劇団」が勝ちます。

これは「鶏が先か、卵が先か」という話で、そもそも「スタンダードで押し切る劇団」を作るにはお金がかかります。
具体的に言うと「チケットの売上以外のお金」が必要になってきます。

「最初にお金をドーンとかけてしまって、5年〜10年かけて制作費を回収していく」という考え方です。

ここから先は、少し手厳しい意見になりますので、ここから先の内容は一年後も公開しないでください。
#ナイショだよ

 

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なので、イベントの予定などがありましたら『CHIMNEYTOWN USA』の瀬戸口まで連絡をください…という親心記事でした。

現場からは以上です。

https://vimeo.com/692102281/7e68b05e75

【追伸】
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