西野亮廣のエンタメsalon

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2022年03月31日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
現在お財布の中に80円しか入っていないキングコング西野です。
#助けて
#水をください

さて。
今日は『コロナ禍の会社のカタチ』というテーマでお話ししたいと思います。
結構、ポジティブな提案です。

 

「シーズンオフ」ができた
 
昨日、YouTube講演家の鴨頭さん(とチームの皆様)が石垣島まで来てくださって、夜に酒場で御一緒させていただきました。

こんな機会も滅多にないので、前から気になっていたYAKINIKU MAFIA(※池袋にある焼肉屋さん)の話を聞かせていただいたんです。
「飲食店の良いところ」や「大変なところ」などなど。

お話を聞くと、やっぱり「コロナ」というのは一つのキーワードになっていて、「マンボーや、緊急事態宣言が出ると、スタッフの出番を作ってあげられない」というお悩みがありました。

これは、鴨頭さんのお店に限った話ではなく、多くの飲食店が同じような悩みをお持ちだと思います。

コロナの対応は国によって違っていて、僕は(現地で体験した情報として)日本とアメリカしか知らないのですが、「withコロナ」に向かったアメリカに対して、日本はどこまでいっても「ゼロ(0)コロナ」に向いています。

エンタメ(ゴリゴリの集客業)を生業にしている人間からすると、なかなか面倒くさい話ではありますが、ボヤいたところで改善されるわけでもないので、逆手にとったら良いと思っています。

それこそ、キングコングの武道館LIVEのチケットがオンラインを含めて「3万枚」を突破できたのは“コロナのおかげ”もあると思います。
厳密に言うと「コロナがオンライン配信の視聴習慣を作ってくれたおかげ」です。

ま、そんな感じで「ゼロコロナシフトを組んでいく」というのが日本人の生存戦略なのだと思います。

さて。

冒頭の鴨頭さんの話に戻りますが、「ゼロコロナシフトを組んでいく」とは言うものの、飲食店はどうすればいいのでしょうか?

「21時以降は営業しちゃダメよ」というお達しが出てしまうと、働きたくても働けません。
当然、お店(会社)の売り上げも下がってしまうので、スタッフの生活が守れなくなってしまいます。

この場合の打ち手として、昨日、鴨頭さんに提案させていただいたのですが…僕は、航空会社がコロナ禍にやっている「出向(他の会社への出稼ぎ)」を、もっとカジュアルに、もっとポジティブにやればいいと思っています。

 

ポジティブな出向
 
たとえばウチ(CHIMNEYTOWN)のような会社は、オンシーズンとオフシーズンがゴリゴリにあります。
それこそ武道館でライブをするとなると数百名のスタッフが必要になりますが、普段は、そこまで必要じゃありません。

なもんで、大きなイベントをする際には、スタッフを“外注“するわけですが、外注の時のデメリットは「理念が共有できていない」です。

イベントを運営した経験がある方ならお分かりだと思いますが、実際、プロのイベントスタッフよりも、ボランティアスタッフの方が熱が高かったりします。
ボランティアスタッフは理念が共有できているし、「関係性」があるので(イベントが終わっても繋がっているので)、ヘタなことをしないんです。

※僕がオンラインサロンメンバーさんにイベントスタッフをお願いするのは、それが理由です。

ただ、イベントスタッフの仕事の中には「ここはお金を払った関係でお願いしたい」という仕事(陽が当たらない業務)もあって、そこに関しては、(関係性のない)業者さんに外注しているんです。

「関係性のない業者さんに外注している僕」と、「コロナ禍でスタッフの出番を持て余している、(僕と関係性がある)鴨頭さん」がいるわけで、どう考えても、ここはマッチングポイントです。

「鴨頭さん、今度、武道館でライブがあるんですけど、スタッフさんを5名ほど出してもらえませんか?」という。

鴨頭さんからすると、関係性のある西野の手前、「ヘタなスタッフ(未熟なスタッフ)」は絶対に出せないハズで、僕にとっては好都合だし、鴨頭さんのところのスタッフさんにとっても「コロナ禍の働き口」ができるので都合が良い。

あと、CHIMNEYTOWNのイベントは、非日常なものなので、社会見学としてそこそこ面白いと思います。
「へぇー、照明って、そうやって作るんだー」とか、「美術セットって、そうやって作るんだー」などなど。

派遣会社に派遣してもらうのではなく、(口約束で進められるぐらいの)人間関係がある会社同士での「ポジティブな出向」を当たり前にすれば、コロナ禍なんてウンコみたいなもんだと思います。
#まとめ方が雑
#困った時のウンコ

現場からは以上でーす。

【追伸】
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