西野亮廣のエンタメsalon

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2022年04月07日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
フットサルで子供からボールを3回奪って、そのままハットトリックを決めて死ぬほど嫌われたキングコング西野です。
#勝てば官軍なんてウソっぱち

さて。
今日は『フットサルという優秀なコミュニケーションツール』というテーマでお話ししたいと思います。
ちょっとだけ真面目な話です。

 

かなり大きな可能性を感じている

皆さんもご存知のとおり最近、もっぱらフットサルにハマっているわけですが、公の場(Voicyとか)の発信は「フットサル楽し〜!」一色なのですが(その気持ちも嘘じゃないのですが)、ホントのところはそれだけではなく、「ん? ココ(フットサル)は何かあるぞ」と嗅覚が反応しております。

おそらく、CHIMNEYTOWN主催の『ファミリーフットサル』に参加されたことがある方は、同じように感じているのではないでしょうか?
ちょっと、この匂いを言語化してみます。

遡ること数年前。
ある日、「苦手なことに挑戦しよう!」と思った西野は、ダンス未経験者だけおこなう「ダンス練習&発表会」を企画しました。

平日から稼働できる中肉中背の経営者やクリエイターが集まった『ダサいダンサーズ』は、年末に用意されたステージに向けて、時間を調整して待ち合わせて、都内のダンススタジオでダンスレッスン。

皆、それぞれに「家族が観にくるから」「目当ての女の子が観にくるから」という下心を抱えていたもんですから、超真面目に練習をして、本番が近づくにつれて、みるみる痩せていきました(笑)。
#下心は偉大

この企画の一番の収穫は、これは『ダサいダンサーズ』の総意だと思うのですが、「コミュニケーションが取れた」ということでした。

休憩時間の「お仕事、何されてるんですか?」から始まり、練習終わりは皆で呑みに行って、なんなら銭湯にも一緒に行って、アレやコレやと喋りました。
そこで繋がった者同士で、会社を起こしたメンバーもいます。

「仕事のパートナーを、趣味仲間から選ぶ」というのは個人的にとても共感できて、「仕事(損得)が絡んでいない場所での立ち振る舞い」こそ嘘のないものはありません。

「ああ、あの人、こういう時に声をかけてまわるんだ」とか、
「ああ、あの人、こういう時にカバーに入ってくれるんだ」とか。
これらは、面接や履歴書からは抜き取れない部分です。

ちなみに、Mr.Childrenさんの前のマネージャーは桜井さんのフットサル仲間だったりします。

僕も先日、フットサルでご一緒させていただいたのですが、場を明るくしてくださるし、皆を繋いでくださるし、一緒に働きたくなる理由は凄く凄く分かります。

詳しくは、ミュージカル『えんとつ町のプペル』を手掛けているCHIMNEYTOWN USA代表の瀬戸口のオンラインサロン(https://salon.jp/setochan)でチェックしていただきたいのですが、実はミュージカル『えんとつ町のプペル』もニューヨークのコミュニティーに入り込む為に、アメリカのスタッフ(小野さん)が、ニューヨークのフットサルチームに入ったんです。

皆、「趣味」でやっているのですが、趣味でやっているからこそ「人とナリ」が浮き彫りになって、信用を獲得し、結果的に仕事に繋がるケースが少なくないんです。

「ダサいダンサーズ」や「Mr.Children」さんや、「ニューヨーク」では、これが実際に起きている。

(面接みたいな雰囲気になるのが嫌なので)ここだけの話ですが、僕も今、CHIMNEYTOWNでファミリーフットサルをやっていて、「ああ、この人と一緒に働きたいなぁ」があったりします。

もっと踏み込んだ話をすると、僕は「エンジェル投資家」と呼ばれる類の人間でして、そういう人間からすると、「見返り」とか本当にどうだっていい人間です。

先日、幻冬社の箕輪さんは「西野さんは『見返りはどうだっていい』とか言うけど、そこに甘えるなよっ!」と何故か投資先の人にオラついていました。
ちなみに、その箕輪さんは僕の誕生日に LINEしてきて、「お誕生日おめでとうございます。今度、ペンション作るので、100万円ください」と、お金を奪っていきました。
#箕輪最強

でも、本当に「見返り」はどうでもよくて、シンプルに応援したい人を応援したいんです。

それが子供達の場合もあるし、社会的弱者と呼ばれる人達の場合もあるし、「ああ、一回はコケちゃうだろうな(笑)」と思う起業家の場合もある。  

エンジェル投資家として直接お金を振り込むこともあるし、影響力をお渡しする場合もあるし、裏でボランティアスタッフをする場合もあります。

とにかく「この人、応援したいな」と思う人を応援するのが好きです。
応援した人が上手くいけば、「おこぼれ」を貰えることがあるので、僕にもメリットがあります。

そういう人は「職場の外」に生息していることが多く、コミュニケーションツールや、チャンスのマッチングサイトとしての『フットサル』は可能性だらけだなぁと思っています。

大事なのは「コミュニケーション>フットサル」のバランスを崩さないこと。

本気になりすぎると、サッカー経験者しか入れなくなるので、コミュニケーションツールとして機能しなくなります。
なので、「子供」がリミッター(スピードの上限を決める装置)として入っていることに大きな意味がある。

都内のフットサルコートだと、隣にBBQ会場や、ビアガーデンが併設されている場所も多く、昨日、インターン生のリナちゃんが「今度、フットサル終わりで、200人のBBQ大会を企画します!」と言っていました。
まさに、コミュニケーションツールとしてのフットサルですね。

通常回の他に、「クリエイター限定回」とか「経営者限定回」とかを設けると、「同じ理念を持ったクリエイターに出会える場所」や「同じ理念を持った経営者に出会える場所」になるので、これも、かなり需要があると思っています。

ちなみにユニフォームですが、個人的には身体のラインがピチッと出るタイプが好きなのですが、それだと人を選んでしまうので、着る人を選ばない「黒ベース」で、ゆったりしたタイプがいいんだろうなぁと思っています。
それもこれも、「コミュニケーションツールとしてのフットサル」にすることが目的です。

個人的には『ファミリーフットサル』は、コミュニケーションツールとして『スナック』と並ぶぐらいか、それ以上の可能性があると思っています。
多くの人がやられている「上手さを競うフットサル」はビジネスにならないと思いますが、「コミュニケーションツールとしてのフットサル」は、確実にビジネスになるというのが僕の見立てです。

BBQ大会までをセットにした、参加費10万円の「経営者限定回」とかをやって、売り上げを全額子供達に寄付したいです。(リナちゃん、これも企画して)
引き続き、可能性を探ってみます。

現場からは以上で〜す。

【追伸】
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
 

▼PKを邪魔するクソガキに注目です!

https://vimeo.com/696818844/1baf61d914

 

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