西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2022年04月14日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。

おジャ魔女カーニバル』をインド映画のダンスシーンにドンズバで当てはめたYouTube動画にハマり、今は、『残酷な天使のテーゼ(@エヴァ)』をインド映画のダンスシーンにドンズバで当てはめたYouTube動画にハマっているキングコング西野こと「絶対に暇なヤツ」です。

さて。
今日は『NFTを掘り下げる』というテーマでお話ししたいと思います。

昨日、けんすうサンから(https://salon.jp/alu)「NFTって、どうやら、こういうコトですよね」というアドバイスをいただいたのですが、それを受けて、なんとなく頭が整理できたので、そいつを共有します。

 

2つのNFT
 
昨夜、けんすうサンからいただいたNFTに関するアドバイスは、けんすうサンが連続ツイートでまとめられていたので、是非、そちらをご覧いただきたいのですが、けんすうサンのTwitterまで飛ぶ時間が無い方の為に無断転記してみました。

コチラ↓

〓【けんすう】〓〓

(1) NFTについてわかったふりをしてたんですが、今日改めて教えてもらって、「こうかな?」と思ったものを書きます。全然違ったら「全然違うよ」といってください!

(2) まず、NFTを「一点もののアートみたいなもので、デジタルでも権利を持てるよ」みたいな説明を聞くことがありますが、これはたぶんかなり本質からずれてそう・・・と思いました。まあ、そういうアートの一点物を買う、という感じで買うのも間違いではないかな、くらい。

(3) 魅力的なのは、やはりNFTファーストで作られていて、NFTならではの作品たち。 じゃあそういうものが何を提供しているかというと、「NFTのコレクションの世界観/思想」と「コミュニティ」なのかなと。

(4) Discordなどのコミュニティに入れるのは広く受け入れていいけど、そのコレクションのNFTを持っていると、よりそのコミュニティ内で称賛されたり、ポジションが得れたり、人気を獲得できたりする、みたいなのがポイントなのかなと。

(5) さらにNFTを持っていると、特別な鍵チャンネルに入れる、とかもより魅力的になる。 ソシャゲでも高額の課金者同士が仲良くなってビジネスになったりする・・・とかがあるらしいですが、世界観を共有している人同士の貴重な出会いの場だったり、コミュニティとして機能したりする。

(6) というので、「絵が描けるよ!」とかそういう能力もとても大事だけど、「世界観をどう作って」と「コミュニティをどうマネジメントするか」と「マーケティング」がないと、単に売れないNFTになってしまう、というのが起こりがちなのかなーと思いました。

(※この連続ツイートは⑫まであるので、続きは「けんすう」サンのツイッターで)

〓〓〓

最近は猫も杓子もNFTで、「NFTを作りましたー!」という報告をよく見ます。
それ自体は悪いことでも何でもないと思うのですが、ほとんどのNFT(アート)が相手にされていないのも事実。
どうやら、「NFTを絡めれば、人生は全て上手くいく!」ということでもありません。

Twitterのアイコンなどに使われているNFTアイコンに関していうと、「高い値段がついている=画力がスゲー」というわけでもありません。
多くが「ドット絵」だったりするので、技術点だけが評価される世界線では無さそうです。

それを受けて、けんすうサンは「やっぱ、世界観とか、ストーリーとか、コミュニティーマネジメントが大事だよねー。そして、そこを丁寧に作り込んでいるNFTが、やっぱ面白いよねー」と指摘されたわけですが、まったくおっしゃる通りだなぁと思います。
#ときどき変なバズり方をするNFTがあるので惑わされますが

少し整理してみましょう。
まず、NFTには「2種類のNFTがある」という理解が必要です。

一つは、「一点モノのNFT」です。

NFT自体が一点モノ(非代替性トークン)でありますので、「一点モノのNFT」というのは言葉としては完全に間違っているのですが、『モナリザ』のオンライン版みたいな理解でいいと思います。

もう1つは、「コミュニティー参加権としてのNFT」です。

こちらは、けんすうサンのツイートにあった通り、そのNFTを持っていることで、そのNFTの世界観のコミュニティーに参加できたり、その世界観の中でドヤれたりするもの。

僕ら世代で喩えるならば、『ビックリマンシール』のようなもの。
あの『ビックリマンシール』が、1枚ずつしか世に出回っていないイメージ。

「お前、『ヘッドロココ』持ってるの? スゲー!!いいなー!!売ってよ!!」という会話は、ビックリマンという世界観(ストーリー)や、その世界を愛したコミュニティーが下支えしていて、それが無いと“ただのシール”です。
#なのでストーリーが物凄く大切

言い換えると、「共同幻想(お金みたいなノリ)を生むには、魅力的なストーリーが必要だよね」ということかもしれません。

面白いのは、世界観やコミュニティーという下支えを創造して、「コミュニティー参加権としてのNFT」を作ることかなぁと思うのですが、一方で、「一点モノのNFT」もそれはそれで価値があるなぁと思っています。

そこで、僕、ちょっと考えたんです。

 

えんとつ町×NFT
 
おそらく、この話を始めた時から「いや、それって、『えんとつ町』であり、『西野亮廣エンタメ研究所』じゃん」と思っていた方は少なくないと思います。

けんすうサンからも、「NFTの面白さをまとめると、西野さんがやってるコトじゃないですか!」というLINEがありました。

たまたま良い位置にいた自分を誉めたいのですが、ここで、少し考えたことがあります。

NFTには2種類のNFTがあって、1つは「一点モノのNFT」、そして、もう1つは「コミュニティー参加権としてのNFT」。

僕、正直、どっちも興味があるんです。

1枚の凄い絵をNFTとして出すことにも興味があれば、『えんとつ町の住人』のアイコン(SNSのアイコンにできそうなやつ)を「コミュニティーの参加権(ドヤれる権)」としてNFTで作ることにも興味があります。

そんな中、僕の強みは、「一点モノのNFT」と「コミュニティー参加権としてのNFT」の世界観が共通している…というところだと思います。

つまり『えんとつ町(CHIMNEY TOWN)』です。

なので、ここはハイブリッドでイケるなぁと思っていて…どういうことかというと、『「一点モノのNFT」を「コミュニティー参加権としてのNFTの特典に付ける』ということです。

…ごめんなさい。まだ、ちょっと難しいですね。
#頑張ります
#あなたも頑張って

つまり、『Crypto Chimney』的な感じで、えんとつ町の住人のアイコンNFTを定期的に生産&販売して、その中でも希少性の高いアイコン(ビックリマンの『ヘッドロココ的』なやつ)に、コミュニティーの参加権+一点モノのNFTを付けてしまう。

「『プペル』のアイコンを買ったら、絵本『えんとつ町のプペル』の表紙絵のNFTがついてくる」みたいな感じです。

そんな感じで、大枠はアイコンNFT(コミュニティーの参加権)でまとめて、その中で、超希少価値の高いアイコンNFTを作る為の特典として「一点モノのNFT」を織り込むと面白くなるなぁと思いました。

なので、『プペル』と『ルビッチ』のアイコンには、とんでも無いものが付いてくるのだと思います。

このあたりは、まだイロイロと整理が必要なので、ジックリと進めていきたいと思います。

現場からは以上でーす。

【追伸】
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

 

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