西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2022年04月15日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
2022年にタピオカにハマっているキングコング西野です。
#時代の最後尾を走る男
 
さて。
今日は『NFTとDAOのイイ感じの動かし方が見えてきた』というテーマでお話ししたいと思います。
昨日の記事の続きみたいな内容なので、昨日の記事をまだ読まれていない方は、先に読んでください。
 
そして、先にお伝えしておくと、「ん? ちょっと話を理解しきれないかも…」と感じても、不安にならないでください。
ほぼ全ての人がその状態であるし、僕自身、「こんな感じかなぁ〜」と手探りで話を進めているので、お互い様です。
一緒に理解を深めていきましょう。
 
 

「僕はコレが好き!」が絶対に大事っ!
 
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、『【キンコン西野と学ぶ!】DAOって何?』というオンライン勉強会を実施しておりまして、すでに1万800名の方にご参加いただいております。

※コチラ →https://peatix.com/event/3155125?lang=ja

展開としては、このオンライン勉強会(Facebookグループを使ってます)で『DAO』について一緒に学んだ後、そこでご案内した手続きを踏んでくださった方(1731名)に、これから“無料”でNFT(1731個限定)をプレゼントしようと思っています。
 
そのNFTを持っていれば、『CHIMNEY TOWN DAO』に参加できる…という仕立てです。
 
そのNFTは「えんとつ町の住民票」あるいは「えんとつ町の自治会の会員証」みたいなノリです。
もちろん、『CHIMNEY TOWN DAO』から出る時は、そのNFT(住民票or会員証)を売ってもらっても構いません。
 
『CHIMNEY TOWN DAO』が魅力的な場所になればなるほど、その(本来無料で貰った)NFTは高く売ることができるでしょう。
だから、「コミュニティー運営が大事!」という昨日の話になるわけですね。
 
さて。
ここからは「世界観」の話です。
 
最初にプレゼントする1731個のNFTを何にすれば面白いのでしょうか?
パッと思いつくのは「えんとつ町(CHIMNEYTOWN)の住人」です。
モブキャラ(通行人A)のアイコンを、1731名にプレゼントする。
ポイントは「1731名が全員同じ顔」という点です。
つまり、これが「プレーン」ですね。
 
その後に、「煙突掃除屋」だとか「異端審問官」とか「医者」だとか「酒場の店主」といった有料のNFTを出す。
 
そのNFTの売り上げが『CHIMNEY TOWN DAO』にたまっていって、皆(1731名)で「その売り上げをどう使うか?」を議論する。
 
「煙突掃除屋」のNFT(アイコン)を買った人は、もう「プレーン(無料)」のアイコン(会員証)は要らないわけだから、そいつを売りに出す。
そうすれば、『CHIMNEY TOWN DAO』のメンバーが一人増える…というサイクルです。
 
自分達が仕掛けるエンタメの中心を「キャラクター」ではなくて、「町」に設定した“あの日”の自分を褒めて、抱きしめてやりたいです。
DAOの世界観は「町」そのものであります。
 
そんなこんなで、さっそく昨日、スペイン在住の「かんかんサン」を叩き起こして(時差は7時間!)、急いでメイクをしてもらって、「ベースとなるNFTのキャラクター(住民の顔)をどうするか?」という会議をしました。
 
テーマは、「何をもって『えんとつ町の住人』とするか?」です。
 
たとえば、えんとつ町の住人の肌が全員「水玉模様」であれば、何も苦労しないんです。
水玉模様の人に医者の格好をさせれば、「えんとつ町のお医者さん」と認識できます。が、残念ながら、えんとつ町の住人の肌は「水玉模様」ではありません。
 
なんなら、住人自体のビジュアルは至ってシンプルです。
これでは「えんとつ町の住人」と認識できません。
「キャラクターの背景に『えんとつ町』の景色を描く?」という案も出ましたが、SNSのアイコンにした時に、小さくなっちゃって、認識できません。
 
…さて、どうしたものか?
 
会議が停滞しかけたその時、宇宙的大天才「世界のNISHINO」が手を挙げます。
 
「CHIMNEY TOWN DAOが出すNETが『えんとつ町の住人』のアイコン…というところまではイイ気がしているのですが、それを『人間』にしてしまうと、他の町の住人と区別がつかないので、住人の生息地域をもっと限定して、『えんとつ町のゴミ山』にしてしまって、ゴミ山に棲んでいるゴミ(モンスター)のNFTを出しませんか?」
 
空き缶モンスターの『オードリー』とか、汚いモップのモンスターの『ボブ』とか、
古新聞モンスターの『コンラッド』とか、いくつかのゴミが集まったモンスターの『プペル』
…といった世界観です。
 
この場合、1731名に最初に無料でプレゼントされるNFT(プレーンなモブキャラ)が、
「空き缶モンスターの『オードリー』」みたいな感じです。
#みんな同じキャラクター
 
こうして「ゴミのモンスター」でまとめてしまえば、一発で認識できますし、『えんとつ町のプペル』の世界観にも合っています。
あと、絵描き的には「バリエーションが作りやすい」(これ大事!)
 
なにより、「NHTで出ているアイコンって、こんな感じだよね〜」というマーケティング臭のするものには個人的には1ミリも興味がなくて、そもそも「NFTアート」なんて、グローバルニッチなんだから、「僕は、こういうのが好き!」という感じで、とことん偏愛でいいなと思いました。
 
ゴミモンスターシリーズの名前は、『バーバパパ』や『ムーミン』のノリで、『Poupelle』でいいと思っています。
ちなみに、『Poupelle』の二つ目の「p」をひっくり返すと、『Poubelle』になるのですが、
『Poubelle』はフランス語で「ゴミ」や「ゴミ箱」を意味します。
 
ゴミ(モンスター)をNFTで販売して、その売り上げを世界中の子供達に寄付する奇妙なSDGs(なんじゃそりゃコミュニティー)を仕掛けていきたいと思います。
この勝負は勝ったと思います。
 
現場からは以上で〜す。
 
【追伸】
 
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

 

▼オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』入会はこちら ↓↓↓