西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2020年05月19日のエンタメ研究所の過去記事

5月19日(火) ※5月21日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
昨日、「公立高校に落ちたら、親から働くように言われています。どうしたらいいですか?」と相談されたので、「公立高校に受かればいいと思うよ」とアドバイスをしてみたキングコング西野です。
さて。
今日は『リーダーはどうあるべきか?』というテーマでお話ししたいと思います。
できれば僕はクリエイティブに専念したくて、本音を言うと、今からする話の中には、「あまり話したくないこと」も混じっていたりします。
しかし、これは(僭越ながらリーダーを務めさせていただいている)僕の口から話した方がいいことだと思うので、一生懸命お話ししたいと思います。
できるだけ丁寧に。
このことが、現在、リーダーを務められている方や、これからリーダーになられる方、そして、家族のリーダーたるお父さんやお母さんのヒントになると嬉しいです。
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現在、僕はたくさんのプロジェクトを同時に進めていて、そのほとんどの現場で陣頭指揮を執らせていただいています。
たくさんのスタッフさんの想いや生活を背負い、また、そのプロジェクトを応援してくださるファンの方の想いを背負い、自分の未熟さを思い知らされる毎日です。
僕が止まってしまうと、たくさんの人の夢が終わってしまうので、そのリスクを回避する為に、大好きだった車の運転をやめて、あと、毎年「人間ドック」に通っています。
偉いでしょ(笑)?
ちなみに健康です。ご安心ください。
チームをまとめる時の方法は様々。
環境も、個性も、人数(規模)も違うので、二つとして同じ方法はありません。
とりわけ、「人数(規模)」の問題は大きくて、5人のチームをまとめる時と、50人のチームをまとめる時と、5万人のチームをまとめる時の、リーダーの立ち居振る舞いはまるで違います。
人数が少なければ「一人一人と膝を付き合わせて話す」ということが可能ですが、50人、100人…といった調子で人数が増えてくると、物理的に不可能になり、その時、「システム」が必要になってきます。
ご存知の通り、僕が指揮を執らせてもらっているチームで一番大きいのは、このオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』です。
現在、約5万8000人のメンバーが在籍しています。
もともと、このサロンも50人ぐらいからスタートして、人数が増えていくにつれて、「システム」の改善を繰り返してきました。
ただ、最近(会員数が3万人を超えたあたりから)、「システムの改善で問題と向き合っていくのにも限界があるなぁ」と思うようになりました。
いや、厳密には、「システムで管理しなければ回らないコミュニティーは、それはもう『コミュニティー』とは呼ばない」と思うようになりました。
「登山」を想像してみてください。
山にゴミを捨てる登山者を「システム」でゼロにしようと思ったら簡単です。
「監視ドローン」を飛ばし続ければいいので。
でも、本当に、そんなことをしなきゃいけないっけ?
だって、皆、そもそも「山」を愛してるから登山しにきたんじゃないの?
ドローンに監視され続ける「登山」って楽しい?
…それまで、ずっと「システムの改善」で問題を潰してきたのですが、サロンメンバーが3万人を超えたあたりから、いよいよ「監視ドローン」のようなものを飛ばさなければならなくなってきて…そこで、たくさんたくさん考えたのですが、それでも僕は、そんなものは飛ばしたくないと思いました。
「システムで管理する」という結論は、
考えることを放棄しているような気がして、
サロンメンバーの皆さんと向き合うことを放棄しているような気がして、
逃げているような気がして
…やっぱり、僕は嫌だったんです。
僕がシステムで管理することに逃げたら、僕と皆さんの間に距離ができちゃうじゃないですか。
僕は、そんなコミュニティーを望んでいません。
「システムに頼らない」と覚悟したのなら、じゃあ、どうやって5万8000人のチームをまとめるのだろう?
メンバーに道を外させない為のガードレールは何になるのだろう?
そこで出した答えが、「文化」でした。
朝は「おはよう」と言って、
優しさの意味をはき違えず、誰かが間違っていたら、ちゃんと叱って、
叱った後のフォローもちゃんと入れて、
挑戦する人を応援して、
痛んでいる人がいたら寄り添う。
たとえば、そういったことは「システム」や「制度」などを設けなくても、できるはずで、何より、まず最初に僕が「できるよね?」と信頼しなければ始まらないな、と。
…ここからの話は、あまり言いたくないですが、包み隠さずに言いますね。
昨日、このサロンを運営する「株式会社NISHINO」の予算会議に参加させていただきました。
スタッフが頭を悩ませていたのは、会費の「未納問題」。
「カードの期限切れ」等で、もう何ヶ月も「未納」になっているメンバーさんが結構な数いて、その都度、スタッフの方からメールを送らせていただいているのですが、スルーされるそうです。
「そもそもメールに気づいていない」というケースがほとんどだと信じています。
僕は、
「これって、そもそも催促しなきゃいけないことなんだっけ?」
「一人一人が気をつけていれば、起こらない問題じゃないっけ?」
と思いました。
そして、それより何より、
「エンタメをしたくて集まったスタッフに、こんなことをさせたくない」
と思いました。本音です。
未納分を回収しようと思ったら簡単です。
これまでの未納分を請求して、それに応じなければ、相応の対応をすればいいので。
未納問題を改善しようと思ったら簡単です。
未納が2ヶ月続いたメンバーを強制退会させればいいので。
でも、僕は、スタッフに そんな「取り立て作業」をさせたくありません。
未納が続いたメンバーの退会させる手続きをして、また再入会の手続きをして…といった作業をさせたくありません。
もっと、エンタメと向き合う時間を増やしてあげたいです。
そして、
サロンメンバーに「罰」を与えるようなことはしたくありません。
昨日の会議の中で、「未納問題」の対策があれやこれやと練られていましたが、その場でスタッフに「一旦、僕の方から皆に話してみる。たぶん伝わると思う」と伝え、今に至ります。
もし良かったら、以下の作業に御協力いただけると嬉しいです。
▼こちらから『salon.jp』のマイページにログインして「未納」になっていないか御確認ください↓
▼もし未納になっていた場合は、こちらからクレジットカードを登録しなおしてください↓
…以上です。
断言をしておきます。
僕はペナルティーを課すようなことは致しません。
伝わらなければ、伝わるまで、今後、何度でもお話しします。
僕らのサロンの見本となるサロンは世の中に存在せず、僕らは手探りで、この場所を作っていかなければなりません。
その時、「システム」はあくまでサポート的な役割にとどめておいて、このサロンで起きる様々な問題は「文化」で解決していくことを僕は望みます。
これが、『西野亮廣エンタメ研究所』のリーダーとしての僕の覚悟です。
今日は説教臭い内容になっちゃって、ごめんなさい。
でも、言いたいことは全部言ったのでスッキリしました。
今後とも宜しくお願いします。
現場からは以上でーす。
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

 

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2020年05月18日のエンタメ研究所の過去記事

5月18日(月) ※5月20日以降は『いいね』を押さないでください。
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「優しいパパ感」を出そうと思ってベッドの上で写真を撮ったものの、セックスの匂いしかしないキングコング西野です。
さて。
今日は「次は、こんなことを仕掛けようかなぁとボンヤリ思っています」という内容をお届けしたいと思います。
新型コロナウイルスと真剣に向き合った2ヶ月で、僕なりに出した解決策は、『ソーシャル・ディスタンス』といった「ゼロor100」の結論ではなく、『棲み分けながら、繋がる』という結論でした。
「菌が飛ぶから、人とは距離をとれ!」というのは物理的な話であって、それを額面通り受け取って「人との繋がり」まで切ってしまうと、トイレットペーパーを手に入れようと思ったら自分が薬局の行列に並ばなくてはなりません。
結果、飛沫感染のリスクが上がります。
「人との繋がり」を切った状態で、情報を仕入れようとすると、フェイクニュースをかわさなくてはいけませんし、タイムラインに流れてくる罵詈雑言に時間と感情を削られ続けることになります。
結果、めちゃくそコスパが悪いっす。
今回とくに目に余ったのはTwitter村の惨状で、連日朝から晩まで持論をぶつけ合い、議論という名の喧嘩が繰り返されて、喧嘩をしている当人も、それを見ている人達も、ヘトヘトに疲れる有り様。
その中で、問題解決に向けて具体的に動いた人は誰だ?
おそらく1割に満たないでしょう。
東日本大震災の時に(まだ)見られた「助け合い」は鳴りを潜め、今回の新型コロナウイルスは「Twitter2ちゃんねる(5ちゃんねる)化」を顕在化したように思います。
SNS(とくにTwitter)は今、『混ぜるなキケン』を地で行っていて、建設している時間よりも、揉めている時間の方が長くなりました。
僕が興味があるのは「持論」や「正論」ではありません。
「結果」です。
「分かったから、ところでキミは具体的にどれだけの人を助けたんだ?」という質問を常に投げ掛けています。
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▼ 繋がるべき人と繋がる
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Twitterの魅力の一つに「自分とは違う価値観と触れ合える」があると思うのですが、どうやら僕らは「違う価値観」の全てを受け止められるだけの器量を搭載していないらしく、ときどき脊髄反射的に「NO!」を出してしまいます。
生まれも育ちも、今おかれている立場も環境も何もかも違っていて、そこにはそれぞれの正義があります。
(月並みですが)戦争は「正義vs悪」の戦いではなくて、「正義vs正義」の戦いです。
「繋がればいい!」という短絡的な考えで、ひとまとめにしてしまうと、そこには様々な「正義」が混在してしまい、戦争の種となります。
きっと僕らは少しだけ間違っていて、「繋がる/繋がらない」の議論ばかりを進めていて、「上手く繋がること」ということを後回しにしていたように思います。
とくに今回のコロナちゃん対策は、「繋がるべき人」と繋がることが求められています。
先日スタートした『サロン専用Twitter(サロン垢)』は、たくさん飛んでくるリクエスト申請が嬉しくて、承認しまくると、Twitter本部から「お前、ロボットだろ!?」と濡れ衣を着せられるものの、タイムラインはとても(本当にとっても!)平和で、「おはよう」という挨拶の多さに驚いております。
登山者ばりの挨拶率です。
昨日、徳島(三重)の方で震度4を記録する地震があったのですが、「サロン垢×県人会」の『安否確認』が見事に機能していて、「繋がるべき人と繋がる」は今後、大きな助けになりそうです。
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▼ 西野が次に考えていること
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今、「サロン垢」や「県人会」は、安心・安全のインフラとして機能していますが、これに加えて、ビジネス(商売)の方も強化したいなぁと思っています。
ここ数ヶ月、サロンメンバーさんの動きをジロジロとエロい目で見させてもらっているのですが、「どうせ、お金を落とすのなら、サロンメンバーの店で」という声は確かにあって、それもあって「サロンメンバーの店の場所を検索しやすいマップを作りましょう」とスタッフに投げています。
しかし、それは「オフライン」の話です。
5万8000人のサロンメンバーの中には「オンラインショップ」を持たれている人もたくさんいて(※とくにコロナの影響で)、サロンメンバーが、サロンメンバーのオンラインショップを検索できる仕組みがあるといいなぁと思いました。
ザックリ言うと、「サロンメンバー専用の『楽天市場』を作りませんか?」という話です。
おそらく、建て付けは『アル』(https://alu.jp/)のような感じになると思うんです。
皆さんが、もうすでにBASEやSTORESで出しているオンラインショップを紹介する「まとめサイト」ですね。
オンラインショップにダイレクトに飛ぶ人もいれば、「サロンメンバーさんの中で、何か面白い店はないかなぁ?」といった感じで、「まとめサイト」を経由して、オンラインショップに辿り着く人もいるハズで(僕がそうです)、後者を丁寧に取り込むことができれば、サロンメンバーさんのお店の売り上げの後押しができるなぁと。
はたして、どれぐらい需要があるものなのでしょうか?
引き続き、探ってみます。
とりいそぎ、「今、こんなことを考えてるよー」という御報告でした。
現場からは以上でーす。
【追伸①】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。
【追伸②】
「映画『えんとつ町のプペル』のストーリーを自宅寝室からオンライン配信で全てを喋る会」のチケットの販売を開始しました↓

 

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2020年05月17日のエンタメ研究所の過去記事

5月17日(日) 5月19日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
2020年上半期の「語感の良さランキング」の1位を『キャバクラ手越』に決定したキングコング西野です。
さて。
今日はコロナの影響を整理しつつ、最後は「映画『えんとつ町のプペル』の宣言でこんなこのを考えてるよー」という話をしたいと思います。
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▼ 緊急事態宣言、39県で解除…
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5月31日までを期限に発令されていた「緊急事態宣言」ですが、新規感染者が減ってきた県を中心に宣言が解除されました。
ニュースで伝え聞く「感染者数」も日に日に減ってきていて、ようやく日常が戻ってきそうな気配が漂っています。
ただ、コロナ禍の影響が表れるのはこれからで、たとえば吉本芸人の場合だと、働いた日からギャランティーが支払われるまでに2~3ヵ月のタイムラグがあるので、6月の給料は(仕事をしていなかった3月~4月分なので)壊滅的な状況だと思われます。
僕のところに入ってきている情報によると、(映画館を含む)多くの『劇場』は、営業再開後、しばらくは「一席空けて座る」という形での営業になるみたいで、「チケットが完売しても、売上50%ダウン」という、なかなか厳しい現実が待っています。
「新型コロナ」関連の経営破たんは、2月2件、3月23件、4月は84件、5月は100件を超える可能性が出ているそうです。
人が本当の意味で「貧しさ」を覚える瞬間は他者との差異でしかなくて、常に誰かと比べて生きています。
つまるところ、「今は皆が働けないし、皆が貧乏をしているよね」と思えている間というのは意外と健康的です。
(※たしか自殺者の数も今は少ないハズ)
やっかいなのはコロナ明け(働き始めてから)で、同じ時間だけ働いているのに、職種や、営業形態によって、売り上げの違いがこれまで以上に出て、その瞬間に「貧しさ」が生まれます。
「その日に備えて何をするべきか?」が、今、すべての経営者、リーダー、表現者に問われていて、そこで必要なのは「オフラインがダメなら、オンライン化だー!」といった『ゼロor100』の判断ではなく、自分のポテンシャルと相談した上での判断です。
FR2の石川涼さんのように才能も知見もブランド力もある人が進める「オンライン化」と、
田舎のブティックのお母さんが進める「オンライン化」では、結果は大きく違って、
後者は競合の餌になるだけです。
「自分の武器は何なのか?」ということと、「今は何をどれぐらい我慢しかきゃいけなくて、逆に、今だからこそできることは何なのか?」を考え抜くことが大切だと思います。
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▼ 「第一希望」がことごとく消えていく中で
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映画『えんとつ町のプペル』も他人事ではありません。
幸いアニメーション作品なので『制作』に関しては、リモートに切り替えることもできますし、リモートに切り替えたことによるメリットもありました。
ただ、『広告(集客)』に関しては、当初、予定していた計画が次々に流れ、「あれもムリ、これもムリ…」といった状況で、現在、多くの作品が悲鳴をあげています。
とくにゴールデンウィークに公開予定だった(けど公開延期となった)作品は、すでに広告費を使ってしまっているので、なかなか厳しそうです。
たしかに、コロナちゃんは僕らからたくさんの可能性を奪っていきましたが、その一方で、『広告』に関しては、『○○×STAY HOME』という「今しかできない」の可能性を作ってくださっています。
本来であればウン千万円とかかる広告が、場合によってはゼロ円で仕掛けることができて、広告マン(企業の広報担当者)は、ここを抽出することが非常に重要です。
今年1月の段階で中国・武漢市の不動産を調べていた西野氏におかれましては、この辺りは「勝機」として見ていて、打ち合わせ中にニヤニヤしているところをインターン生の「まーちゃん」に目撃されてしまいました。
(鼻の下を伸ばしている西野はコチラ↓)
映画『えんとつ町のプペル』は、映画公開前に全国のイオンシネマを巡回し、『キンコン西野が映画のストーリーを全て喋る会』を各地で開催する予定だったのですが、「この状況だとさすがに難しいですよね…」と肩を落とすスタッフ。
その奥でニヤニヤしている西野氏は、先日、コロナの影響を受けて500人規模の講演会の中止が決まるやいなや、『オンライン講演会』を仕掛けて、1万2000人を動員しております。
もう皆さんお察しのとおり。
僕が次に打つ手は、「キンコン西野が映画のストーリーをオンラインで(自宅から)全て喋る会」です。
これはコロナが落ち着いてからやっても意味(広告効果)がなくて、「なるべく家にいましょうね」の空気が残っている間にやらなければなりません。
あとは「どこから配信するのが一番面白いか?」ですね。
これはもう僕の中で決めていて、これまで1度もメディアで出したことがない(SNSの画像でも出したことがない)、僕の自宅の寝室から配信します。
子供が眠る時間に合わせて、ベッドの上から、映画『えんとつ町のプペル』のストーリーを配信します。
お父さんが昔話を話すように。
(※オンラインイベント参加権は、近々、クラウドファンディングのリターンで出します)
こと『広告』に関しては、コロナは(そもそもニュースになりやすい性質を持っているので)
逆手にとりやすくて、映画『えんとつ町のプペル』でも使わせていただきます。
マグレ当たりなんかには興味がなくて、確実に狙ってメガヒットをとりにいきます。
その過程を見届けてください。
現場からは以上でーす。
【追伸①】
とは言え、全国の皆様に会いたいので、コロナが落ち着いたら、それはそれで全国の映画館をまわるイベントを開催します。
そして、それ終わりで、その地域のサロンメンバーと飲み会をします!
アチョー!!
【追伸②】
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2020年05月16日のエンタメ研究所の過去記事

5月16日(土) ※5月18日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます(…深夜か)。
スラム街の子供がバスケ対決を挑んできたら、毎回(マジで!)全力中の全力を出して、完膚なきまでに叩きのめし、大人の恐ろしさを味わわせているキングコング西野です。
さて。
昨日は、随分と踏み込んだビジネスの話をさせていただきましたが、今日は、うって変わって、今とっても苦しい状況の中頑張っているニューヨークのミュージカルチームに対する想いをお話ししたいと思います。
(※ちょっと長くなるので、お時間に余裕がある時にでも読んでください)
━━━
皆さんは(サロンに入ってくださるような方々なので)、もう御存知かもしれませんが、僕には日本中から叩かれた過去があります。
やることなすこと叩かれて…、いつか一緒に呑んだ時にでもお話ししますが(「天才万博」で一緒に呑めるといいね)、まぁ、散々な目に遭いました(笑)。
批判は僕だけじゃなくて、僕と一緒にいたスタッフや、後輩達までに及び、彼らには、たくさん辛い思いをさせてしまいました。
構成作家高須光聖さん(担当番組「ガキの使いやあらへんで」「ロンドンハーツ」等)は、「なんで、西野なんかと仕事してるんだよ」と同じ業界の方から随分責められたそうです。
業界のトップランナーの高須さんですらその調子ですから、まだまだ何者でもなかった僕と同世代のスタッフや、吹けば簡単に飛んでしまう後輩芸人は、随分と肩身の狭い思いしたことでしょう。
余計なトラブルに巻き込んでしまい、負わなくてもいい傷を負わせてしまった僕は、せめて彼らを守れるだけの強さが欲しい、と毎日思っていました。
しかし一方で、それは「挑戦の副作用」のようなもので、挑戦する人間および、その隣にいる人間にとって、避けて通れない道なのかもしれません。
折り合いをつけた人間からすると、今尚、折り合いをつけずに夢を追いかけている人間は目障りで仕方がありません。
その夢が叶ってしまうと、あの日、折り合いをつけた自分がバカみたいだから。
このことは映画『えんとつ町のプペル』で描いています。
イジメっ子になってしまった「アントニオ」という少年の物語です。
僕もすっかり(ただ圧倒的にハンサムなだけの)中年になりましたから、今となっては、攻撃する側の人間の事情や弱さも、少し理解できるようになりましたが、やっぱり、その当時は、そこまで考えることはできなくて、けっこう苛立っていました。
後輩の挑戦に対してイチイチ口を挟んでくるナイナイの岡村さんのラジオに乗り込んで、生放送中にタコ殴りにしてやろうと本気で計画していました。
(※今は仲良しなので、ご安心ください)
挑戦する道を選んで、たくさん痛い目に遭い、その痛みを知っているので、今、挑戦している人達のことはどうしても無視できなくて、少しでも風通しをよくしようと働きかけています。
「少し過保護すぎるのかもしれないなぁ」と思うこともあります。
「それぐらい越えてこいよ」と。
「血が出るまで筆を握って、気絶するまで脳ミソを使えよ。守りたいものがあるんだろ、お前には」と思うこともあります。
それは、オフブロードウェイミュージカル『Poupelle of Chimney Town』の制作チームに対して、特に、リーダーの小野さんに対して思うこともあります。
ただ、日本中から叩かれて「何クソ」と思いながら(時にナイナイ岡村さんをタコ殴りにしてやろうと思いながら)走っていた当時の僕と、今の彼らは、状況がまるで違います。
彼らは今、「頑張りたくても、頑張れない」という状況にあります。
100年に一度のウイルスに襲われ、練習することもままなりません。
劇場の閉鎖を延長が決定し、立つステージがありません。
……これは、僕が日本中から叩かれていた頃より、もっともっと前の話です。
仕事のプレッシャーに潰されて、梶原君が失踪したことがありました。
レギュラー番組は全て無くなり、キングコングは「無期限の活動休止」を発表。
希望もヘッタクレも無くなりました。
僕はそこそこ元気だったのですが、一人で活動して、まかり間違って仕事が上手くいってしまうと、梶原君が戻ってくる場所が無くなってしまいます。
僕は「お笑い」よりも「キングコング」に興味があるので、「キングコング」をやれないのなら、「お笑い」をやる理由などありません。
そんなこんなで、いつ戻ってくるか分からない梶原君を待つ日々が始まったのですが…これが、なかなかキツかったです。
身体は元気なのに、いくらでも頑張れるのに、頑張れる場所がないんです。
「これは吸収する時間なんだ」と言い聞かせて、家の中でできる勉強をいろいろ試しましたが、アウトプットの場が決まっていない状態でのインプットというのは、なかなか思うようにいかなくて…、
気がついたら淀川の河川敷にいて、遠くから少年野球の練習をボケーっと眺めていました。
つい最近まで死に物狂いで、誰よりも速いスピードで走っていたのに、今は、すっかり足が止まっています。
サボってるんじゃないんです。
「今から、20時間ブッ通しでやらなければいけない」という場所さえあれば、いくらでもやるんです。喜んでやるんです。
でも、それがない。
頑張りたくても、頑張る場所がない。
僕、両方を経験しましたが、日本中から叩かれるよりも、「頑張りたくても、頑張る場所がない」という状況の方が、ずっとずっと厳しかったです。
今、ブロードウェイのミュージカルチームは、その状況にあります。
このまま放っておくと、コンパスの針がブレはじめて、チームは路頭に迷ってしまうでしょう。
今、チームにとって大切なのは、目的地を明確に照らしてくれる光で、その手助けは日本からでもできるなぁと思い、(つい先ほど)急遽、クラウドファンディングを立ち上げました。
集まったお金は全額、ブロードウェイチームに支援させていただきます。
そして、、
きっとミュージカルチームの皆さんも、この文章を読んでいると思うので、ここでお伝えします。
このお金は「生活費」に使ってください。
栄養があるものを食べて、どうか健康でいてください。
遠く離れた日本から、たくさんの人が、皆さんの挑戦を応援しています。
そして、オフブロードウェイミュージカル『Poupelle of Chimney Town』を待っています。
そう思うと、ちょっと頑張れるでしょ(^ ^)?
【最後に】
今回のクラウドファンディングは突貫工事で、プロジェクトの立ち上げをウチの田村Pに頼んだのですが、その際、「支援してくださる方の負担を極限まで減らしたいから、基本リターンは『500円』にして。でも、それだと支援額が小さくなるから、僕が支援するようのリターンを用意しといて。僕のリターンは少し高めでイイ!」と伝えました。
『西野専用リターン』です。
プロジェクトがリリースされるまで内容を確認しなかった僕が悪いのですが、『西野専用リターン』はなんとなく「10万円」ぐらいだと思っていたのですが、今、見てみたところ、「30万円」でした。
ふざけるな。
田村に頼んだのが失敗でした。
なんやねん、あの女。
5万8000人のサロンメンバーが見ている前で、カッコつけて「支援する!」と言ってしまったので、支援させていただきましたが、ぶっちゃけ「30万円」も支援したくないです。
どうにか10万円代におさえておきたかったです。
17〜8万円が妥当だと思います。
いや、13~4万だな。
このままだと納得がいかないので、この分は舞台で返してください。
ブロードウェイ、観に行きますね(^-^)
一緒に頑張りましょう。
現場からは以上です。

 

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2020年05月15日のエンタメ研究所の過去記事

5月15日(金) ※5月17日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
「ZOOM呑み」の際、話を振られるまで会話に参加しない人達を見て、「この人達がテレビの『ひな段』に出たら、フジモンザキヤマさんに喰われて終わるだろうな」と思っているキングコング西野です。
さて。
絶対にナイショですが、実はこの度、『Nestlé(ネスレ日本株式会社)』さんから、広告仕事の依頼を受けました。
いわゆる「CMに出演する」というタレント的な仕事ではなくて、「ネスレさんの商品(ネスカフェ ドルチェ グスト)を、どう売っていくか? どう愛してもらうか?」という広告代理店的な仕事です。
ユニークなタレントがいたもんですね。
ま、厳密に言うと『西野亮廣エンタメ研究所』へのオファーです。 
「完成品」よりも、「完成させるまでの過程」を面白がるオンラインサロンが広告代理店化するのはとても自然な流れで、大企業の広告をサロンメンバーさん(※場合によっては主婦の方)と一緒に仕掛けていくのは、エンタメとして面白いなぁと思っています。
その一方で…
「お金をいただいたら広告しますよ」という短絡的な判断は、信用の損失に繋がり、結果、自分達の売り上げを落としてしまうことになりかねません。
それもあって、「広告仕事」に関しては人一倍慎重な西野氏です。
一番てっとり早いのは「広告仕事は一切受けません」と決めてしまうことですが、どっこい『キャリオク』さんのように「CMを作ること」がエンタメになっているケースもあります。
なので、
「広告仕事は基本的には受けません」とした上で、「どういう条件であれば受けるのか?」「どういう携わり方をすれば、信用を落とさずに、サロンメンバーと一緒に作れる(遊べる)のか?」を議論した方が良さそうです。
そんなこんなで今日は、『広告』との向き合い方をトコトン掘り下げてみたいと思います。
今日の話は、「人間関係」や「仕事のパートナー選び」にそのまま転用できると思います。
それでは始めます。
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▼ そもそも「本当の自分」なんて存在しない
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アホの坂田」「お前、アホやなぁ」…
関西では「アホ」は(声のトーン次第で)誉め言葉として使われますが、関東では「アホ」は悪口としてカウントされてしまいます。
高校卒業から2年後に東京で『はねるのトびら』がスタート。
まず最初に躓いたは、この「言葉の壁」でした。
愛情を持って喋っても「言葉がキツい」と煙たがれてしまうのです。
「怖い人」と思われてしまって、なかなか苦労しました。
そこで、明石家さんまサンを研究してみたところ、ゲストの方の話を受ける時に「なるほど。ついつい○○をやっちゃうんだ?」と、語尾を「だ」で終わらせていることに気がつきました。
全国ネットの時のさんまサンは関西弁じゃなかったんです。
「関西弁風」です。
話は少し変わりますが、僕は言葉が通じない国に行くと、腕や肩の動きや、眉毛の動き…つまりリアクションが少し派手になります。
意図的にリアクションを派手にしているわけではなくて、「リアクションを派手にした方が伝わる」という経験を何度か重ねているうちに、ついついそうなったのだと思います。
ついでにいうと、日本にいる時よりも二段階ぐらい性格が明るくなります。
ラオスの村(※ラオス語すら通じない場所)にいる時の西野は、そりゃあもう底抜けに明るいです。
芸歴20年にもなりますが、「変顔」をしたりしますww
言葉だけでなく、性格まで変わっています。
じゃあ、海外にいる時の西野が「嘘をついているか?」というと、そうでもありません。
全国ネットの明石家さんまサンが嘘をついているか?というと、そうでもありません。
これについて、作家の平野啓一郎さんが著書『私とは何か』の中で、【分人主義】という考え方を提唱されています。
【分人主義】とは、「コミュニケーションは他者との共同作業であって、会話の内容や口調、気分など、すべては相互作用の中で決定されていく」という考えです。
つまり、
「同窓会で地元の友達と関西弁でグダグダ喋る西野」も西野で、「日本を牽引する起業家達と丁々発止の議論をする西野」も西野で、そこに「本当の自分」という中心はない、と。
「自分」は他者との共同作業によって誕生するものなので、共同作業をする相手(コミュニティー)の数だけ「自分」がいるわけです。
「本当の自分」は幻想でしかなくて、そんなものをわざわざ作り出すから、そもそも存在しない「本当の自分」と違う自分を出している時に、「これは本当の自分じゃない」というストレスを覚えてしまうというのです。
面白い考え方ですね。
京進出を果たした関西芸人は、「東京」との共同作業で、言葉も性格も少しマイルドな「自分」を作り出します。
これを受けて、関西のファンが「変わってしまった!」「もっと関西弁を使って!」と騒いだりするのですが、【分人主義】の考えでいうと、この批判はマナー違反です。
Aのコミュニティーにいる西野さんと、Bのコミュニティーにいる西野さんは別人なので、コミュニティーの枠を飛び越えて、西野さんに「首尾一貫」を要求するは少々酷です。
「学校でのキャラを家の中(親の前)でも出せ」と言われたら辛いじゃないですか?
あの感じですww
……「理屈」はスッゲー納得できます。
自分自身、【分人】という考え方で救われる部分もメッチャあります。
頭の中では【分人主義】に大賛成です。
たださ……
他人に対して「首尾一貫して欲しい!」っていう気持ちって、ありません?
関西にいる時と、関東にいる時で、言っていることが違うヤツ、ちょっと嫌じゃね??
僕は、若干、気持ち悪いと思っちゃいます。
この場合、関東で撮っている番組が関西に流れていることがそもそも問題なんだと思います。
どうやら、コミュニティーの枠を跨いでしまうと、いろいろと摩擦が起きてしまうようです。
…すみません。いいかげん『広告』の話をしますね。
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▼ コミュニティーの「一致点」を探せ
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昨夜いろいろと考えていたのですが、『広告』も【分人主義】の人間関係と似たような感じだなぁと思いました。
これまでタレントのCMというと「ローラ×TBC」みたいな感じで、『企業』『商品』という「様々なコミュニティーが混在する集合体」と盃を交わす感じになっていました。
ところがどうでしょう?
TBCは様々な事業を展開していますが、ローラは、その全てのアクションを支持しているわけではありません。
しかし一度TBCのCMに出演してしまうと、ローラはTBCのあれもこれも肯定しなくちゃいけなくなってしまい、その時、性格の違ういろんなローラが生まれてしまうんですね。
その瞬間、ファンの中に「首尾一貫してない!嘘つきだ!」という不満が発生して、信用が落ちてしまう。
様々なコミュニティーが混在する大きい単位と組んで、「別人」の自分を量産しておいて、「首尾一貫しろ!」と突っ込まれて、信用を落とすのって、そもそもの設計が破綻してるんです。
これ、企業側も問題で、「企業の全て」と組ませることで、タレントの広告効果を落としちゃってるんです。
この問題を解決するには、『企業』という大きい単位で(様々なコミュニティーが混在する集合体と)手を組むのではなく、もう少し単位を細かく割って、「企業のどの部分(どのコミュニティー)と手を組むのか?」を明確にする必要があると思います。
そして、自分を支持してくれる人達に「今回、組んでいるポイント」を説明する必要があると思います。
『キャリオク』を展開しているのは、『(株)ヒューマンキャピタル』さんですが、あれは、芸人からYouTuber&絵本作家に転職したキングコングが、
『(株)ヒューマンキャピタル』の中の、
『キャリオク』の中の、
「自分に合った仕事場で働こう」という【理念】と組ませていただきました。
そこはキングコングが元々発信しているメッセージなので、キングコングからするとCMしている気持ちになっていないんですよね。
なので、キングコングの活動が続く限り、YouTube上に動画で残っている『キャリオク』のCM効果が続く。
先日、梶原君のことを糞味噌にバカにした動画(https://youtu.be/V0EnKBy6cCk)の備考欄で、キングコングのこと(※「本当はリスペストしているよ」ということ)を知って欲しくて『キャリオク』の動画CMを貼っているのですが、これは別に『(株)ヒューマンキャピタル』さんに頼まれたわけではありません。
「このCMを観てもらったら、もっとキングコングのことを応援してもらえるかも」という僕の下心から、『キャリオク』の動画CMを貼らせて貰っています。
『広告』の良い関係はこれで、もっともっと精度を上げて「手を組むポイント」を細かく割り出すことで、ストレスや嘘を無くす。
これが重要だと思います。
仕事のパートナーを選ぶ時や、恋人や夫婦関係を長く続ける際も、ここの議論が必要だと思います。
さて、Nestléさんとは「どの部分」で手を組めば、どこにもストレスをかけることがなく、皆がハッピーになるのでしょうか?
これこそが今回の宿題です。
今から一生懸命考えます。
「こんなのどうかな?」というアイデアがあれば、また共有しますし、皆様からのアイデアもお待ちしております。
現場からは以上でーす。
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。
 
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2020年05月14日のエンタメ研究所の過去記事

5月14日(木) ※5月16日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
昔、『しくじり先生』の出演オファーをいただいた時、「僕、たぶん、テレビ業界の皆さんが思っているほど、しくじっていないですよ」と言ってお断りしたことがあるキングコング西野こと『人として、しくじってるだろ太郎』です。
さて。
今日は、「僕たちが目指すのは、ここだよね?」を自戒を込めて、サロンメンバーの皆様と再確認しておきたいと思います。
(※定期的にやってくる地味回です)
………
ダイヤモンドプリンセス号の政府の対応を見て、「どうやら新型コロナウイルスは日本でも蔓延しちゃうぞ」と確信したのが3月上旬のこと。
そこから約2ヶ月間。
コロナの被害に遭っているサロンメンバーさんのフォロー、
可能性として考えられる「コロナ×天災」への備え、
コロナ明けに待っている赤字回収劇の後押し(地域のコミュニティー作り)…などなど、
アホなりに考えられる打ち手を片っ端から打ち、「助け合いのインフラ」を整えてまいりました。
(※詳しくはコチラ↓)
昨日の記事をもって、『VSコロナちゃん~第1章~』は幕を閉じ、次の準備に入ります。
この2ヶ月の動きは、各方面から、そこそこ高い評価をいただいていて(※ついでに吉本興業にも助け船を出したよ)、実際にサロンの会員数も飛躍的に伸びました。
ただ、ここで皆さんと共有しておきたいことがあります。
皆さんと共に駆け抜けたこの2ヶ月は、一定の評価をいただきましたが、ただ僕らは、「評価されやすい事柄にタッチしていた」ということを冷静に共有しておきたいです。
「生活の役に立つ」「難題を突破するアイデア」…これらは『評価されやすい事柄』です。
感謝されますし、「いいね」もたくさん貰えます。
しかし、そもそも何故僕らが(2ヶ月間も)コロナ対策に奔走したかというと、そこには「安心・安全が担保されないと、エンターテイメントは届けられない」という理由があって、つまるところ、「エンタメを届ける為」です。
僕は政治家でもなければ、ビジネスマンでもありません。
エンターテイナーです。
ここは『西野亮廣エンタメ研究所』で、僕らのメイン事業はエンターテイメントです。
この2ヶ月やったことは「皿洗い」で、料理をお出しするのはここから。
これからが本番です。
「人助け」に酔っている場合じゃなくて、誰かの役に立てて喜んでいる場合じゃありません。
僕らの目的は「エンターテイメントで世界を獲る」
この一点です(^-^)
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▼ 今日から本格的に再開するよ
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今年の年末に、映画『えんとつ町のプペル』が公開されます。
僕が「絵本」や「アニメーション」に手を出したのは、当然、世界展開する為で、年末の映画公開は世界展開の第一弾です。
もちろんヒットさせます。
ジャンルを問わず「ヒット」にはいくつか方法があります。
僕が一番得意なのは、チリも積もればナントヤラで、「口コミが始まる(臨界点)まで、ひたすらトブ板営業を続ける」です。
スマートさの欠片もありません。
根性っす。根性!
調べたところ、ムビチケ前売券(オンライン)販売枚数は、 一般券としてはこの夏大ヒットを記録した『トイ・ストーリー4』が「42,538枚」で歴代2位。
歴代1位は「43,802枚」を記録した『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』だそうです。
この程度の数字であれば、僕一人で十分、超えられるので、とりあえず『えんとつ町のプペル』のムビチケを「10万枚」発注して、前回のクラウドファンディング「映画『えんとつ町のプペル』を全国の子供達にプレゼントしたい【第1弾】」で、約1万6000枚を販売しました。
んでもって今日(10時)から、「映画『えんとつ町のプペル』を全国の子供達にプレゼントしたい【第2弾】」のクラウドファンディングがスタートします。
(※詳しくはSILKHATで)
このクラウドファンディングのリターンで、『西野亮廣オンライン講演会 ~学校では教えてくれない大切な「お金」の話~』(800円)を出して、講演会の売り上げを全額ムビチケの購入代金にあてて、すべて子供達にプレゼントします。
んでもって、少しタイミングを遅らせて、映画『えんとつ町のプペル』の【台本】もリターンで出そうと思います。
映画公開前にストーリーを知りたい方は、是非。
サロンメンバーの皆様に見届けていただきたいのは、エンタメに命を懸ける姿と、「マグレ当たりなんて存在しない」という現実です。
ヒット映画がどうやって生まれるのかを、ヒット前からお見せします。
コロナちゃんで少し遅れちゃったので、巻き返します。
応援宜しくお願いします。
クラウドファンディングのスタートは本日10時から。
気が狂うほど努力します。
現場からは以上でーす。
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2020年05月13日のエンタメ研究所の過去記事

5月13日(水) ※5月15日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
SNSで回ってくる「○○チャレンジ」というバトンを片っ端から無視してしまっているキングコング西野です。(ごめん!今、忙しい!)
さて。
今日は『オンライン×地元』というテーマでお話ししたいと思います。
仕事上、よく海外に行かせてもらっているのですが、海を渡ると、ときどき『本物の貧困』を目の当たりにします。
「スラム街」と呼ばれる地域では、まともな教育を受けられずに15歳で母親になる子もいます。
その子が子供を育てるわけですが、当然、教育を受けさせる余裕などなく、その子供もまた15歳で母親になったりします。
残飯をグツグツと煮たリサイクルフードが道端で売られている街の話です。
日本に住んでいるとあまり見ることはありませんが、「断つことのできない貧困の連鎖」は確実に存在して、その現実を前に、エンターテイメントはあまりにも無力です。
そこで、「エンターテイメントは安心・安全・衣食住が担保されて、初めて動き出す」という当たり前をあらためて知ることになるわけですが、今思うと「対岸の火事」として捉えてしまっていたのかもしれません。
新型コロナウイルスが教えてくれたことは、「いやいや、他所の国だけの話じゃねーぞ」で、今、この日本でも本当に多くの人が悲鳴をあげていて、「貧困問題」は他人事では無くなりました。
猛烈なビンタを喰らった2020年の春、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
僕は、そこそこ目が覚めました。
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▼ 守れなかった過去
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ずいぶん昔の話です。
「内容」も「視聴率」も非常に良かった自分達の番組が、突然打ち切りになったことがありました。
ある日突然、「テレビ局の方針で、この枠が『ドラマ枠』になるので、残念ですがバラエティー番組は…」と番組の打ち切りを伝えられたのです。
(※梶原君の生活保護問題が騒がれていた時だったので、もしかしたら、そっちが原因だったのかも)
理由は何にせよ、「結果」や「自分達の意思」とは違うところで、自分達の挑戦が止められてしまい…自分だけだったらまだよかったのですが、その番組には自分を慕ってくれていたフリーの(局員ではない)スタッフも数名参加していて、その瞬間、彼らの食い扶持が無くなってしまいました。
そのスタッフに別の仕事を振れたらよかったのですが、当時の僕はまだまだ「テレビ」に軸足を残していた頃で、今のように『自分で仕事を作る』が確立できていませんでした。
仕事を振ることができませんでした。
あの日 味わった「仲間を守ることができなかった」という痛みが今も自分の中に強烈に残っていて、「もうあんな思いをすることは二度とゴメンだ」と思い、今に至ります。
僕が作品の制作費を制作するところから携わっているのは、そういった理由です。
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▼ 「全員を守る」と決めた。さて、どうする?
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今回、コロナちゃんが襲ってきた時に、まず最初に決めたのは「一番難しいことをする」で、その答えが「サロンメンバー全員を守る」でした。
なんか、全員を守るのって難しそうじゃないですか(笑)。
「サロンメンバー全員」となると、5万7000人です。
一人一人に会いに行くことは物理的に不可能な人数なので、こうなったら『仕組み』を作るしかありません。
そんなこんなで、この1ヶ月は『数万人を守るの為の仕組み作り』に奔走しました。
やってみて(試してみて)、見えてきたことが沢山あって……一昨日スタートさせた『サロン垢』で、5万7000人を守る一つの方法が見えました。
(※昨日の記事を読まれていない方は、先にそちらを御覧ください)
「守る」の定義はいろいろあります。
「メンタル的に支える」というのもあるかもしれませんし、
お店を経営しているサロンメンバーを守ろうと思ったら、「売り上げ(集客)に貢献する」が現実的です。
それには、
「家から歩いて5分のところに…、通勤や通学路に…、『サロンメンバーの店がある』」
ということをサロンメンバーに知ってもらうことがで絶対に一番いいゾ(#突然のクレヨンしんちゃん)。
「お店の集客」にしても、「災害時の助け合い」にしても、要するに、『近所に住んでいるサロンメンバー同士』が繋がることが最も大きな力で、「5万7000人」ともなると、そのマッチングが現実味を帯びてきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ オンラインで繋がる『オフラインの繋がり』
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巨大化した「オンラインサロン」の次の課題は、オンライン上で『オフラインの繋がり』を作ることです。
『オフラインの繋がり』が増えることで、救われる場面はたくさんあります。
※例①=お店に近所に、住んでいるサロンメンバーが来てくれる
※例②=水害で土砂まみれになった自宅の「土砂かき」を、近所に住んでいるサロンメンバーが助けにきてくれる。
オンラインサロンは「いかにして『集落』のような繋がりを作るか?」というのが一つのテーマだと思うのですが、
巨大化したオンラインサロンは、その更に向こう側にある「オンライン上の集落だけではなく、オフライン上の集落も作る」を目指した方が面白そうです。
そこで一昨日、『サロン垢』をつくりました。
①なるべく本名で、鍵アカウントで登録。
②ユーザー名は検索しやすいように「@salon○○」
③プロフィール欄に「#西野亮廣エンタメ研究所」「(お住まいの地域)」を入れる。
④サロンメンバーしかフォローしない(※必ずフォローしないといけないわけでもない)
…という①~④の条件を満たしたサロンメンバーだけが生息しているTwitter村です。
すでに経験されている方がいらっしゃいますが、もう、ビックリするぐらい優しい世界です。
そして。。
10日ほど前に『県人会』を作りました。
有事の災に備えて、近所に住んでいるサロンメンバー同士で繋がれるよう、都道府県ごとにグループを組んだのです。
(こちら↓)
『サロン垢』だけでは、近所に住んでいるサロンメンバーを探すことは難しいと思います。
『県人会』だけでは、近所に住んでいるサロンメンバーと気軽に交流を深めることは難しいと思います。
…この二つの問題を解決するには、早い話、『サロン垢』×『県人会』をすればいいので、各県人会のグループで、それぞれスレッドを立ち上げて、そこで自分の『サロン垢』のリンクを貼り付けて自己紹介してみてください。
これで、近所に住んでいるサロンメンバーとTwitterで繋がれます(^-^)
もしかしたら、いまいちピンとこないかもしれませんが、ここでの繋がりは、困った時に必ず力となります。
ここは、西野亮廣の『読み』を信用してもらっていいと思います。
必ず力となります。
そんなこんなで、新型コロナウイルス対策でもある『オンライン×地元(第一章)』は、これで完結(^-^)v
第二章へと続きます。
もっと優しくて、もっと面白い世界を作ります。
引き続き宜しくお願いいたします。
現場からは以上でーーす。
【追伸】
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