西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2020年08月07日のエンタメ研究所の過去記事

8月7日(金) ※8月9日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
株式会社NISHINOのオフィスが引っ越しすることを新入社員のツイートで知ったキングコング西野です。
さて。
今日は『善く戦う』というテーマでお話ししたいと思います。
結果(具体策)は転用できないかもしれませんが、その結果に至るまでの過程(思考)は転用いただけると思います。
映画『えんとつ町のプペル』の広告戦略に関する話です。
いろんな方から「映画公開にコロナが直撃して大丈夫ですか?」と心配されるのですが、そのことについては皆様とも足並みを揃えておきたいので、今日の本題に入る前に、あらためて所信表明しておきます。
(※聞いたことがある人もいるかとは思いますが、お付き合いください)
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▼ リスクと対策を整理する
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コロナに関して、整理&共有しておきたいことは、以下の3つです。
①映画公開前日に突然コロナが蔓延したわけではなく、コロナが蔓延していることを全員が事前に把握した上で映画公開するので、そこで起こる全ての結果には「言い訳」が一切存在しないということ。
②「何も手を打たなければ、確実に失敗する」ということ。
③「100年に一度のウイルス」というピンチに襲われ、強がりでも何でもなく、西野が余計に燃えていること。
…この3つは「確かなこと」です。
それぞれ考えられるリスクと対応策は以下のとおり↓
《リスク》→「スタッフに無理な仕事をさせてしまう」
《対応策》→【いつも以上にスタッフのメンタルに気を配る】
《リスク》→「スタッフが慣れない手を打つしかない」
《対応策》→【説明を怠らない】
《リスク》→「興奮して、手を打ちすぎる」
《対応策》→【苦し紛れに出した奇策なのか、確実に勝つための奇策なのかを常に自答する】
この辺りがコロナ禍における広告戦略の『ガイドライン』になりそうてす。
そして、この『ガイドライン』は僕(映画プペル)だけじゃなく、この記事を読んでくださっている多くの方に共通する内容だと思います。
特に、「戦況が良い時の奇策」ならまだしも、「戦況が悪い時の奇策」は多くの場合ロクなことがないので、今回の場合だと、「コロナが無かったとしても(戦況が良かったとしても)、その手を打っていたか?」というラインを設けておいた方がいいと思います。
表参道の『NORA美容室』が今年4月の非常事態宣言下で出した「ギフト戦略」(https://nora0427.base.shop/
 
)は、「たとえコロナに襲われてなかったとしても、店のプラスになる一手」なので、ああいうのが理想ですね。
先日(4~5日前の記事で)お伝えしましたが、コロナによって同時期公開を予定していた洋画のビッグタイトルが退き、どうやら映画『えんとつ町のプペル』の上映館数が増えそうです。
コロナに備えて、いくつか奇策を用意していたのですが、ここで僕が向き合わなきゃいけないのは「その奇策は、ハナから今ぐらいに上映館数が用意されていたとしても打っていたか?」という問いです。
リーダーの仕事は「判断したことを正解にする」ということだと思っています。
ただ、それは「A地点に向かうか、B地点に向かうか?」の判断であり、向かい方(道筋)に関しては状況に合わせて変える必要があり、こと、刻々と戦況が変わるコロナ禍においては「先週の自分の判断は間違っている確率が高い」というタトゥーは、おでこに彫って、常に見れるようにしておいた方がいいと思います。
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映画『えんとつ町のプペル』×ローカルコミュニティー
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ここだけの話にしていただきたいのですが、実は僕……EXILEさんと浜崎あゆみさんのファンに会ったことが(ほぼ)無いんです。
僕が付き合っているのは東京(主に港区)在住のクリエイター&ビジネスマンがほとんどなのですが、彼らの口からEXILEさんや浜崎あゆみさんの名前は出てこないんです。
なので、彼らが「数万人を動員する」と聞くと、ちょっとビックリしたりするのですが、結果(数字)が全てです。
東京には(ほぼ)存在していない「マイルドヤンキー」と呼ばれる人達が地方にはたくさんいて、『メジャー(マス)』はそっちなんです。
東京には各地域を代表する鬼が集まっていることは否めませんが、日本の中心は「東京」ではなく「地方」で、「地方」を取らないと、日本は取れません。
港区なんか誰も知らんで。
(by 兵庫県川西市 40歳 男)
狙うは「地方」で、今回の勝負の決め手となるのはローカルコミュニティー
そう、『県人会』です。
東宝さん、電通さん、今回の宣伝プロデュースのキコリさん、そして吉本興業と話し合い、「今回の映画はオンラインサロンを絡めていく」ということで話がまとまっています。
サロンオーナーとしての僕の仕事は、「サロンメンバーにメリットがあるように協力をお願いする」で、まずは、「映画えんとつ町のプペル」という待ち合わせ(出会い)のキッカケを作り、そこの出会いが、サロンメンバーそれぞれの助け(挑戦の後押し、お店の集客…等)に繋がるといいなぁと思っています。
映画『えんとつ町のプペル』が上映される映画館を公表するタイミングで、各県人会に、上映館を振り分けて、県人会のメンバーの中から「各映画館の担当者」を選出し、映画の公開が始まれば、その担当者に、毎日、タイムラインに、その日の上映時間を(コメント欄に分けて)投稿してもらう。
見に行かれる方は、見に行かれる時間のコメントに返信する形でコメントをする。
そうすれば、「同じ時間に映画を観に行くサロンメンバー」が可視化されるので、「一緒に行きます?」「てか、終わりで飲みに行っちゃいます?」となる。
映画館に足を運ぶ理由が「映画を観に行く」以外にもう1つ増えるわけですね。
「サロンメンバーに会いに行く」という。
映画『えんとつ町のプペル』が、各地域のサロンメンバーさんの待ち合わせ場所になればいいなぁと思っています。
…とまぁ、そんな話をしていたら、東宝さんから「サロンメンバーさん限定で、映画『えんとつ町のプペル』の第一弾ポスターを公開しちゃっていいですよ」と言われたので、サロン限定で公開しちゃいます😊
「サロン限定で映画プペルの第一弾ポスターが公開された!」ということは表で言っていただいて構わないのですが、画像は8月13日まで出さないでください。
学校やお店に貼っていただけると、皆で盛り上がれるので、ポスターのデータごとサロンメンバーさんにお渡しします。
(※プリントアウトOK)
こちら↓
8月13日までは表に出しちゃダメよ。
※すでに、映画館には(今日から)チラシやポスターが貼られていたりするのですが。
そして、ここだけの話ですが、8月13日に、ついに映画『えんとつ町のプペル』の予告編(30秒バージョン)が、東宝さんの公式チャンネルで公開されます。
ションベンちびる程のクオリティーになっておりますので、おおいに期待しておいてください。
コロナとか関係ないっす。
映画『えんとつ町のプペル』は勝ちに行こうと思いますので、お力をお貸しくださいませ。
現場からは以上でーす。
【追伸①】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino
 
』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。
【追伸②】
『スナック西野』の登録者数が2000人を突破しました。
初回のゲストは幻冬舎の箕輪厚介さん。
宜しくお願い致します。
 
 
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