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2021年09月26日のエンタメ研究所の過去記事

9月26日(日) ※9月28日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
日曜日の今日はお仕事の話をお休みして(…とは言っても仕事の話になっちゃうよ!だって仕事しかしてないんだもん!)、今、思っていることをタラタラと書いてみたいと思います。
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▼ 世界を相手にエンヤコラ
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えんとつ町のプペル』のデザインまわりを担当してくださっている「かんかん」サンの御自宅はスペインにあって、来月、シッチェス(バルセロナの近くの港町)で開催される『第54回シッチェス・カタロニア国際映画祭』 に御家族で遊びに行かれるそう。
「スペインの映画館でプペルを見れるなんて。ウフ❤️」というLINEをくださいました。
時を“ほぼ”同じくして、アメリカ・ハリウッドでは、『映画 えんとつ町のプペル』の全米プレミアがあります。
LA界隈にお住まいのサロンメンバーさんから「行きます!」という声を頂戴していて、CHIMNEYTOWN代表のヤン君も現地入りするそう。
僕は仕事の都合で、オンラインで舞台挨拶に参加します。
一方。
日本では、今日からファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の稽古が始まります。
厳密に言うと、すでに(ダンスの)稽古は始まっていて…僕が稽古に参加するのが今日からです。
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』は今回の公演で終わらせるつもりは毛頭なくて、ブロードウェイに持っていくことを前提に作られています。
プロデューサーの瀬戸口(CHIMNEYTOWN USA代表)は、ブロードウェイ公演に合わせて、来年からアメリカに移り住むらしく、僕らも可能な限りバックアップする体制です。
CHIMNEYTOWNのスタッフのLINEグループでは、情報交換が毎日おこなわれていて、目標を実現する為のビジネスモデルの発見&見直しが繰り返されています。
気がつきゃ、ずいぶん遠くまで来たもんです。
先日、僕の地元・川西に帰りました。
インターン生のモリゴンも川西出身ということもあり、モリゴンが運転するトゥクトゥクに乗って、川西のスポットを一周したんです。
次の場所に向かう途中、なんでもない公園を通りすぎました。
何の遊具もない、実に味気ないその公園の中には、わずか8段ほどの扇状の階段があるのですが、ここには、とても大切な思い出が埋まっている場所です。
高校時代。
学校が終わって、部活が終わると、皆でこの公園には集まりました。
隣の学校に行ったヤツや、退学したヤツ、暴走族の総長で忙しい幼馴染みや、ちょっと怖い一つ上の先輩が、その公園の扇状の階段に集まります。
やっていたのは「エンタメごっこ
グッパ(ジャンケンのグーとパーしか出せないやつ)で、コンビを組んだり、ピンになったりして、一時間の持ち時間で、それぞれのコンビがネタを考え、一時間後に皆の前で披露。
その時、扇状の階段が「客席」になりました。
毎夜、MVP(一番面白かったコンビ)が投票で決められて、とくに賞金などはなかったのですが、MVPに選ばれると、とてもとても嬉しかったのを覚えています。
皆バカだったので、「皆で吉本に行こうやー!」と皆で言っていましたが、たぶん真に受けていたのは僕だけで、高校3年になり、「進学」や「就職」という言葉がチラつき始めた時に、「あぁ、この時間はもうすぐ終わっちゃうんだな」と急激に寂しくなりました。
まさか、そんなことは口にはしなかったけど。
大きなことをしでかしたくて、「できる」と信じていたのですが、速く走れば走るほど、一緒にいられなく友達が出てくることを、その時、覚悟したのを覚えています。
あの時に思っていた以上に孤独な夜はありますが、しかし、あの時に思っていた以上の感動があって、もし叶うならば、あの時の自分に耳打ちしてやりたいです。
「22~3年後のオマエは、『ハリウッド』とか『ブロードウェイ』とか言ってるぞ」
あの日の僕は、そこまで考えていなかったので、ビックリすると思います。
きっと今もどこかで、「エンタメで大きなことをしでかしたいなぁ」と考えている子がいて、その子達には、「たくさん勉強して、しかるべき手順を踏めば辿り着ける」というところを見せてやりたいなぁと思いながら、トゥクトゥクで通りすぎました。
「速く走れば走るほど一緒にいられなくなる友達が出てくる」と言いましたが、先日、オンラインサロンやホームページなどの管理をしてくれているスタッフの源田さんから、「ハリウッドおめでとう。あんた、『すごい、すごい』とは聞いてたけど、ホンマに凄いんやなぁ」とLINEを貰いました。
そういえば、源田さんは高校の同級生で、当時、僕が付き合っていた彼女のマブダチです。
どうやら、しばらく会わなくなった友達も、ヒョンなキッカケで再集合することもあるみたい。
こんな些細な幸せを励みに、引き続き頑張ります。
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』は、自慢のスタッフが連日死に物狂いで作ってます。
是非、一人でも多くの人に観ていただきたいです。
一般席のチケットは完売しましたが(VIP席はあるよ)、『オンライン配信チケット』と、『稽古場の初日本読み配信チケット』が出ていますので、全員買ってください。
全国のチビッ子からお爺ちゃんお婆ちゃんに、圧倒的なエンターテイメントをお届けします。
そんなこんなで、稽古に行ってきます。
素敵な日曜日をお過ごしください。
 
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