西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2020年01月07日のエンタメ研究所の過去記事

 
 

おはようございます。
品川庄司の品川さん宅で夕方から深夜まで呑み散らかして、その帰り道に、お会いしたこともないファッションデザイナーのKEITA MARUYAMAさんの御自宅に転がりこんで、朝4時頃まで呑み転がったキングコング西野こと、アル中ここに極まれりです。

さて。
今日もゴリゴリの仕事の話をしたいと思います。

今年は映画『えんとつ町のプペル』の公開年です。
最大決戦まで、1年を切っています。
興奮しますね。

絵本『えんとつ町のプペル』の世代別認知度やら、映画への期待度やら、ファンの熱狂度やら、キンコン西野の好感度といった諸々のデータ(他にも山積みのデータ)から、マーケティングチームが算出した映画『えんとつ町のプペル』の興行収入は“今のところ”国内で15億~20億円程らしいです。
現時点で、おおよその数字が出ちゃうのが凄いなぁと思う一方で、「15億円~20億円」という数字では、とてもディズニー超えは不可能です。

最低でも今の10倍は狙いたいところ。
ただ、この数字はあくまで「今のところ」の数字であって、ここからの仕掛け方次第で化ける可能性は多分にあります。

当然、難題フェチの西野は「望むところだ」モードに入っておりまして、今回の勝負は手持ちの戦力を総動員して挑む気でおります。

そんな中、昨日、僕のブログの方で「映画『えんとつ町のプペル』の楽曲のカバーをあなたのYouTubeチャンネルにアップしてくださったら、西野があなたのチャンネルを拡散します」という企画をコッソリと走らせてみました。

キンコン西野があなたのYouTubeチャンネルを宣伝します』
https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12564953567.html

「映画『えんとつ町のプペル』の楽曲のカバーを、いい感じに歌って演奏すればするほど、西野が何度も拡散するから、配信者さんも西野も得をするよね」という、西野得意のウィンウィンちゃん戦法です。

映画『えんとつ町のプペル』が、皆の力で世界を変えるストーリーなので、その作品の制作および広告も皆の力でやった方が文脈として綺麗だし、なにより、それこそが西野亮廣の得意技であります。

ところで、今回の「カバー曲企画」は、まだまだ人の巻き込み方が甘いと思います。

・西野(プペル)に興味がない配信者を巻き込めていない。
・歌い手しか参加できない。
・お客さんが今回の企画の「作り手」になっていない。

…の三つが、まだ詰めきれていません。
そして、ここを取りこぼす西野ではありません。

というわけで、こんな仕掛けはどうでしょう?

『1番素敵なカバーを作ってくれた配信者さんに賞金100万円をプレゼント。そして、その100万円はクラウドファンディング(1口500円)で集める』

賞金をクラウドで集めることで、お客さんも作り手になります。
この際、気をつけなきゃいけないのは『賭博罪』ですね。
「皆から集めたお金を総取り」という風にしてしまうと、良くなさそうです。

近いところでいうと、『M-1グランプリ』などは優勝賞金1000万円を提供する一方で、2000円の参加費を徴収していたりします。
ただ、「参加費は会場使用料に充てていて,賞金は別途スポンサーが提供している」という建て付けで逃れているわけですね。

『ドキュメンタル』も、演出上は「参加費総取り」みたいな打ち出し方をしていますが、「賞金は別途番組が用意している」といった建て付けをしていたと思います。

ぶっちゃけ、今回のコンクールの主催を『西野亮廣エンタメ研究所(株式会社NISHINO)』にしてしまえば、サロンの宣伝にもなるのだから、そこから賞金100万円を出せばいいと思っているのですが、クラウドファンディングを絡めることで、興味を持ってくれる人(当事者)を増やすことが重要なので、500円程度のリターンを出して、一人でも多くの人を絡めていきたいなぁと思っていたりします。

現在、法務チェックをしているところで、「どういう建て付けにすれば、今回の企画が前に進むのか?」を探っているところです。

賞金100万円を贈呈して、映画の宣伝もしつつ、アーティストさんの支援もできればいいなぁと思っております。
今回の企画は法務面でNGが出る可能性もあって、そうした場合、「西野がこういうことを考えていた」ということが世に出ないまま終わってしまうので、こうしてサロンに投稿させていただきました。

映画『えんとつ町のプペル』の公開日まで、やれることは全部やります。
どうか力を貸していただけると嬉しいです。

現場からは以上でーす。

 

▼オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』入会はこちら ↓↓↓

https://salon.jp/

2020年01月06日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
連日、「数の子」の底無しの美味しさに白旗をあげ続けているキングコング西野です。
さて。
昨日の投稿では「想い」を語ったので、今日は、ゴリゴリの「戦略」を語りたいと思います。
『文化を熟成させるって大事だよね』という話です。
一昨日から、ついにビジネス書を書き始めました。今度は「リーダー」がテーマの一冊です。
ご存知のとおり、僕は『西野亮廣エンタメ研究所』という3万4000人のチームを運営しています。
3万4000人というのは、一つの「町」の規模で、このぐらいの町だと、性犯罪や車上荒らしなどが年間にそこそこ発生します。
だからこそ「法律」があるわけですが、法律では
「妬み」や「嫉み」などを規制することができません。
「誹謗中傷」などは、その気になれば、名誉毀損罪やら侮辱罪やらで懲らしめることができますが、懲らしめることにかかるコストを考えたら、
被害者の方が圧倒的に損をします。
結果、職を失う人が出てきたり、場合によっては追い込まれて自殺する人が出たりします。
こういった「間接的な殺人」を放置しているのが、当時だと「2ちゃんねる」で、今だと「Twitter」ですね。
これに対して、勝間和代さんとかが「法で規制すべきだー!」と言ったりするわけですが、僕が皆さんに対して「タコ!」と言っちゃうように、“誹謗中傷の線引き”というのは曖昧だし、かつ膨大なコストもかかってしまうので、『法で取り締まる』という解決方法は、あまり現実的ではないと思っています。
そんなこんなで、「法の力では、好き放題発言できてしまうオンラインの世界の平和を守ることができないというのであれば、だったら、何の力で平和を守ればいいのだろう? 誹謗中傷に対する抑止力は何だろう?」と考えるのが、チームリーダーの僕のお仕事だったりします。
結論を先に言ってしまうと、この空間の平和を守ってくれるのは『文化』です。
『文化づくり』を、もう少し掘り下げると、つまるところ『報酬設計』ですね。
基本は「性悪説(性弱説)」で、人は欲(自分が得をすること)に流れるので、挑戦する人が得をして、足を引っ張る人が損をする環境を作れば、よっぽどの変態でない限り、他人の足を引っ張ろうとはしません。
このサロンのコメント欄で、Twitter村のように、罵詈雑言を並べたり、テレビのワイドショーのように芸能人の不倫(他人の恋愛)に一言物申したりするのって、損しかないと思います。
「ダセエな」となっちゃう。
警察を置いて監視させるよりも、田舎の集落のように、天才万博のように、ブロックチェーン的に互いに管理しあって、「下品なことは、なるべくやめておこうね」「挑戦する人を応援しようね」「子供は大切にしようね」という文化を熟成させた方が、時間はかかりますが、長期的には安くつくと思います。
この『文化の熟成』というのが非常に大事で、今年、映画『えんとつ町のプペル』が公開になるのですが、この映画の広告戦略のひとつで、「ギフト」を考えています。
これまでどおり「自分の為に映画のチケットを買う」という枠も用意しつつ、「一人の大人が100人の子供たちに映画をプレゼントする」という“ギフト枠”も用意しちゃう。
これに対して、「なるほど!いいアイデアだ。ウチもやろう!」と他がやっても、あまり上手くいかないと思います。
そのコミュニティーでは「ギフト文化」が熟成されていないからです。
見知らぬ子供に贈り物をした時に得られる嬉しさ(報酬)を経験していないので、いきなり「映画を贈ろう!」と言われても、ピンとこないんですね。
「映画『えんとつ町のプペル』を子供達に贈る」に反応してもらうための、SHIBUYA FREE COFFEEだったり、先日のフィリピンのクリスマスプレゼントだったりするので、その下準備を飛ばしてしまうと、盛大にスベると思います。
文化を熟成させるのは非常に時間がかかりますが、やっておいた方がいいと思います。
とくに、モノが溢れている時代(モノを持ちたくない時代)においては、「ギフト文化」が根付いてるコミュニティーが強くなるので、御自身のコミュニティーをヤンワリと、そっちに持っていかれることをオススメします。
現場からは以上でーす。

 

▼オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』入会はこちら ↓↓↓

https://salon.jp/

2020年01月05日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
先日、(株)NISHINOのスタッフの瀬戸ちゃんが、「月~金働いて、土日はダンサーでもしようかと思ってます」と言っていて、「そこそこイイ会社だなぁ~」と思っているキングコング西野です。
※明日から春期インターンの募集が始まります。
さて。
「ファンがいてナンボ」の芸能の世界に身を置いているので、常識が何と言おうと、常に「応援シロがある方(ほう)」を選ぶようにしています。
2017年までの数年間、テレビの「ひな段」に出ないキングコング西野を、多くのテレビマンやタレントやそのファンの方が袋叩きにしたことがありました。
落ち着いて整理すると、あれは『芸人だったら、ひな段に出ろや派』と『いろんな生き方をする芸人がいてもいいじゃないか派』の戦争だったと思います。
当然、キングコング西野は後者ですね。
支持者の数(戦力)でいうと、10000対1で『いろんな生き方をする芸人がいてもいいじゃないか派』が負けていますが、「どっちの方が応援シロがあるか?」で、この戦いを見たときに、長期戦にはなりますが、コチラに分があると判断しました。
その後、多くの人が手のひらを返して、その戦争を間近で見ていた梶原君からは「『あの時は、よくも~』と、やり返さないの?」とよく言われるのですが、やり返すことができる力を手に入れた人間がやり返す物語に「応援シロがあるか?」と自問自答した時に、「無い」と判断しました。
戦争は終わりです。
本題はここからなのですが、10000対1の戦に挑んでいた時に、握っていた剣があります。
それは著書『革命のファンファーレ』で多用されたような『強い言葉』だったり、「迫害を受けている」という『ポジショニング』だったり。
それらの切れ味が良かったから、良い結果を出すことができたわけですが、あくまでそれは、「10000対1という数的不利な状況で勝利をもたらしてくれる剣」であって、「いついかなる状況でも勝利をもたらしてくれる最強の剣」ではありません。
ここは、本当に見誤ってはいけません。
あれだけの地獄的状況をひっくり返した剣を力を信じきり、剣の切れ味が悪くなっても、「いやいや、そんなハズはない。だって、この剣は、10000人をやっつけたのだから」と手放さない。これが、イノベーターが二つ目のイノベーションを起こせない最大の原因です。
「勝ちパターンには賞味期限がある」と書かれた紙を、部屋の壁に貼っておくぐらいのことをしておかなくちゃいけませんね。
それこそ、「ひな段」は芸能界でイノベーションを起こし、2000年代の勝ちパターンだったわけで。。
芸能の世界に限らず、本当に様々な場面で、同じような「盛者必衰」が起こっています。
ただ、キングコング西野にいたっては、世界を獲ろうとしておりますので、たかだか5~6年で落ち着かれてしまうと困るわけです。
『革命のファンファーレ』を出した時代は、言葉の端々に「怒り」が滲んでいて、場合によってはその孤軍奮闘っぷりが色っぽく映ったかもしれませんが、その剣では10000人を倒せても、70億人は倒せません。
「怒り」では世界を変えることができない。
最近、あれだけ嫌っていた「マニュアル」という言葉を自分が使い出したことに、自分でも驚いていて、ただ、もう、年末あたりの投稿から皆さんも薄っすらとお気づきかもしれませんが、僕らは次の勝負に行かねばなりません。
若手が育つ環境を用意し、
僕のようなオジサン達にはシミュレーションゲームのようなエンタメを提供し、
主婦の胸を踊らせ、
シングルマザーのフォローをして、
爺ちゃん婆ちゃんが安心できる環境を作り、
戦争や国内外の貧困問題と向き合い、
僕か死んでも『えんとつ町』の物語が終わらないように、続編が書ける作家も育て、
その上で、
100年続くエンターテイメントを作る。
自分がいなくなった世界のことを想い、そこに向けて準備する時間が少し増えました。
ウォルト・ディズニーは、どこまで先を想像していたのかなぁ?
明日から学生インターンの募集が始まります。
世界を獲りにいく人間の仕事をゼロ距離で見せて、一旦、泡を吹かせてやります(笑)
そして、キチンと希望を育てます。
現場からは以上でーす。

 

▼オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』入会はこちら ↓↓↓

https://salon.jp/

2020年01月04日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
年末の『天才万博』の舞台裏で、関係者相手に挨拶をする【けんすうサン】が、「あの…僕、インターネットだと、もう少し上手に喋れて、もう少しだけ面白いハズなんです」とモジモジ喋っていて、「こんな大人には絶対になりたくない」と思ったキングコング西野です。
※でも確かに、インターネット内のけんすうサン(特に最近のサロンの投稿!)は本当に面白いので、こちらオススメです→https://salon.jp/alu
さて。
サロンメンバーの皆様に『できる部分』だけを見せるのは卑怯な気もするので、今日は、僕や僕の周りの人間の圧倒的な弱点(というからには未だに改善されていない部分)を晒して、「僕、そこそこ困っているんですけど、どうしたらいいっすかね?」という悩み相談をしたいと思います。
(※少しシビアな話になるので、今日の記事は1年後も表に出さないでください)
テーマは「『属人』と『マニュアル』の調合」です。
(これまで何度も言っているので)知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、僕はオセロがベラボーに強いです。
公式戦(お客さんを入れた試合)では負けたことがありません。
僕のオセロの勝ち方は非常にシンプルで、「相手は今、どこに石を置きたいか?」だけを考え、そこを先に潰します。
つまり、「自分は今、どこに石を置きたいか?」という自分の気持ちは完全に後回しにして、徹底的に対戦相手の脳に憑依して、対戦相手の目から盤を見ます。そうすることで、次第に相手は打ち手が無くなり、勝負あり。
「勝つ」というよりも、「自滅させる」という表現が近いと思います。
元旦の投稿でも感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的に僕は「オセロ脳」でして、仕事を設計する時も、オフェンスは後回しにして、「どうすれば西野亮廣を殺せるか?」という、競合相手の目線から、西野亮廣まわりの活動を見ています。
その視点から見た時に、たとえば株式会社NISHINOは、「属人性の高さと、そこからくる『集客』の無自覚さ」が圧倒的弱点です。
この場合の『属人性』というのは、業務が【特定の人物】のスキルに依存している状態のことです。
属人性が高いプロジェクトは圧倒的な個性を生み、チームが依存している【特定の人物】が世間から支持された瞬間は圧倒的な結果を生むので、とっても魅力的です。
一方で、業務がマニュアル化されていない為、【特定の人物】が倒れたら、チームごと終わります。
株式会社NISHINOの「集客」や「資金繰り」はマニュアル化されたものではなく、西野亮廣に依存してしまっているので、西野亮廣が体調を崩して倒れたら終わりです。
「オフィス北野」と「ディズニー」の違いがココですね。
両社ともに、『ビートたけし』『ウォルト・ディズニー』というアイコンを真ん中に置いていますが、「オフィス北野」は属人性がベラボーに高く、集客や資金繰りを『ビートたけし』に依存していたので、当然、『ビートたけし』がいなくなるとチームの活動が止まります。
一方、「ディズニー」は、“属人”と“マニュアル”の調合が上手で、『ウォルト・ディズニー』がいなくても、チームの歩みは止まりません。
これらのことは、こうして噛み砕いて説明すると誰でも理解できると思うのですが、最大の問題は、「属人性の高いチームに所属している人間は、『属人性の高さ』を自覚し続けることが極めて困難である」という点です。
たとえば。
毎年『天才万博』には本当にたくさんのお客様にお越しいただいておりますが、そこには涙ぐましいカラクリがありまして…あのイベントは一年間かけてチケットを手売りし続けているんですね。
ホームレス小谷君が中心となって頑張っているのですが、それだけでは足りないので、全国各地で毎週末開催されている『西野亮廣講演会』の中で、毎回(本当に毎回)、「ホームレス小谷君」の話と、「そのホームレス小谷君が年末に開催している『天才万博』というフェス」の話を、講演の中に織り込んで、終演後にロビーでチケットを売っているんです。
加えて、こうしてSNSで宣伝し続けています。
で、『天才万博』の全ての出演者&スタッフが、そのことを知らないじゃないですか?
西野亮廣講演会」の終演後ロビーで流れている汗を知らない。
小谷君も僕も、まさか「僕らがメチャクチャ頑張ったんだよ」とは彼らに言いません。
なので、いつからか、出演者&スタッフは、「このぐらいのパフォーマンスをすれば、これぐらいの人が集まってくれるんだ」と思い始める。
ただ、「集客」はそんなに甘いもんじゃないです。ハイクオリティーのものを提供すれば、お客さんが集まる世界なんて20年以上前に終わっています。
かなりシビアな話になりますが、実際問題は、『天才万博』と同じパフォーマンスをしていても、『天才万博』を離れたら、集客に苦戦する人がほとんどだと思います。
こういった問題は、いろんなところで起きていて…
去年の夏に(オンラインサロンメンバーの皆様に協力してもらって)オープンしたスーパー銭湯『湯櫻』もそうで、広告(集客)を、広告素人の僕の幼馴染みがやっているのですが、メチャクチャ頑張っているのは理解できるのですが、思いつきとガッツだけで広告してしまっているので、正直、ヒドイ有り様です。
「お前が、そのポジションにいる以上、湯櫻は上手くいかないし、たくさんの人が職を失って、本当に皆が悲しい思いをするから、そのポジションは離れなさい」
と彼に直接伝えたのですが、その時は、僕やサロンメンバーの皆様が『湯櫻』にコミットしている時で、イベントを企画すれば「西野まわりのコミュニティー」が集まってくれたので、言葉は届きませんでした。
『天才万博』同様、「これぐらいやったら、これぐらいの人が来てくれるんだ」という大いなる勘違いです。
リアルな話をすると、『湯櫻』は今のままの広報体制だと、早くて1年待たずに潰れると思います。
クオリティー(機能)で差別化を図ることが難しくなり、「機能検索」から「人検索」の時代に入ったことは間違いありませんが、それは決して「マニュアルを軽視してもいい」というわけではありまけん。
自分で言っちゃあ世話ないですが、今の(あくまで今の!)西野亮廣は『ステロイド』で、こんなものを多用するチームは、まもなく副作用で壊れることは目に見えています。
スタッフを労う時に、「お前のおかげだよ」と言えば美しいですが、本当のところは「お前だけの力じゃないんだよ」です。
ただ、眠い目をこすって一生懸命頑張ったスタッフが、そんな言葉を求めているわけがないので、「そこは察してもらおう」としていたのが、これまでの僕です。
たぶん、自分が良く見られたかった(傲慢に見られたくなかった)んだと思います。
ただ、本当の本当にスタッフの幸せを願うのなら、『天才万博』を離れても集客できる身体にしてあげなきゃいけないし、西野やサロンメンバーの援護射撃が無くても、集客できる『湯櫻』にしてあげなければなりません。
これまで敵視していた「マニュアル」という言葉とキチンと向き合わなきゃいけないタイミングがいよいよきたのだと思います。
答えはまだ見えていないのですが、ただボンヤリと『体温のあるマニュアル』という言葉が浮かんでいます。
精進します。
高速で試行錯誤を繰り返します。
間違っていたら遠慮なく教えてください。
2020年も宜しくね。
現場からは以上でーす。

 

▼オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』入会はこちら ↓↓↓

https://salon.jp/

2020年01月03日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
梶原君に「明けましておめでとう」のLINEを文章で送るのが恥ずかしいので、西野スタンプ(革命さん)を送ったら、カジサックスタンプが返ってきて、互いに自分のスタンプを作っている鬼ナルシストコンビだと自覚したキングコング西野です。
さて。
今日は、去年の「おさらい」のような内容になってしまうのですが、新しく入会された方も多いと思うので、昔からサロンにいる方は、今日は優しい目でお付き合いください。
一昨日ぐらいの投稿で、「世間はブッちぎらずに、常に半歩前を走る」といった記事をブチ込ませていただいたと思うのですが、「世間をブッちぎらない」というのは、あくまで「世間の理解が追いつかないことはしない」という意味でして、世間が理解が追いつく範囲でブッちぎってやろうと思っています。
そんなこんなで、昨年末に『旅客機』を買いました。
横山やすし師匠が乗っていたような『セスナ機』じゃありません。
たくさんの乗客を乗せて世界を飛び回る『旅客機』です。
このことは、良きタイミングで表に出すので、まだ世間の皆さんには内緒にしておいてください。
ここで、あらためて『旅客機』購入の経緯をザックリと御説明します。
去年9月に、全長26.3メートル、幅32メートル、約60人乗りの旅客機「YS11」がヤフオクに出品されました。
オークションのスタート価格は3500万円(即決価格は5000万円)でした。
高須クリニックの高須院長が真っ先に「競り落とす!」と反応されていたので、僕の友人(の友人)が競りが始まる前に即決価格5000万円で購入。
友人から、「面白そうだから旅客機を買っちゃったんだけど、何か面白い使い方、無いかな?」と相談され、あれやこれやと考えているうちに、「友人が旅客機を買った」よりも、「オンラインサロンで旅客機を買った」と言えた方が、本腰が入るし、ネタになるなぁと思って、旅客機購入価格5000万円のうち、2000万円を西野亮廣エンタメ研究所(株式会社NISHINO)で負担させてもらうことにしました。
あと、これは初出し情報ですが、今回の旅客機購入に合わせて、旅客機を管理する会社『(株)Chimney Air』を一個作ることになりました。
(※各々、飛行機の購入代金分の株を持つ形です)
この旅客機は飛ばすつもりはなく(1回ぐらいは飛ばしますが)、基本的には、『えんとつ町のプペル美術館』の近くの土地に展示して、地元の子供達やお父さんお母さんの「憩いの場」にしようかと思っています。
「旅客機を買って、旅客機を管理する会社まで作って、飛ばさねえのかよ!」というツッコミが聞こえてきそうですが、「飛ぶ旅客機」は何万回も見たことがありますが、「羽の上に乗れる旅客機」は誰も見たことがありません。
世間の理解が追いつく範囲でブッちぎるのが趣味なので、狙うは後者です。
「飛ばさない旅客機で、どうやってマネタイズするの?」というツッコミが聞こえてきそうですが、「旅客機を買った」は一生のネタになるので、そのブランドで余裕で回収できると見込んでいます。
具体的な話をすると、「オンラインサロンで旅客機を買った」というニュースで、西野亮廣エンタメ研究所に興味を持ってくれて、入会してくださった方が1000人いて、その方々が20ヶ月滞在してくださればペイできちゃうので。
「オンラインサロンで旅客機を買う」はオンラインサロンの広告としては、かなりコスパが良い(広告効果の高い広告)と思っています。
昨日、『お金の流れからデザインする』という記事を書かせていただきましたが、「飛行機を、旅客収入等でマネタイズしない。となると、どうする?」というところからデザインした結果、『飛ばさない飛行機』『オンラインサロンの広告』というアイデアが飛び出してきました。
昨日、記事を書きながら「何か具体例があればいいのになぁ」と思っていたら、さっそくありました(笑)
こういうことですね。
そもそもキングコング西野自体が、これまでの芸能人のお金の流れ(広告費)とは違う流れ(ダイレクト課金)で、コンテンツを発信しているので、これまでの芸能人が見せることができなかったエンタメをお届けすることはできそうです。
エンターテイメントで世界へのアプローチを続けつつ、やっぱり日本のことが気になるので、自分ができる範囲で子育て支援や、高齢者支援も同時にやっていきたいです。
自分が入りたくなる感じの楽しい『老人ホーム』とか超作りたいっす。
まとまったお金が必要になってくるので、馬車馬のように働きます。まかせてください(*^^*)
それでは、仕事に戻りまーす。
今日は、昨年の「おさらい」でした。
節目節目で、こういった「おさらい」をしこうと思っています。
誰も置いてきぼりにしたくないので、どうかお付き合いください。
現場からは以上でーす。

 

▼オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』入会はこちら ↓↓↓

https://salon.jp/ 

2020年01月02日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
顔立ちも行動も全て、古き良きコメディー映画を地で行っているカルロス・ゴーン氏に何かしらの『映画賞』をあげたいキングコング西野です。
(※あのビジュアルで、楽器ケースに隠れて国外に逃亡するとか反則だろww)
さて。
今日は「『お金の流れ』と『人の流れ』から設計しよう」というテーマでお話ししたいと思います。
これは、どの職業においても同じことが言えますが、「『お金の流れ』が同じだと、同じようなモノしか生まれない」というのは一つあると思っています。
たとえば、豆腐の売り上げで生活をしている豆腐屋さんは、「黒字になる豆腐をコンスタントに提供し続けること」が目的となるので、どこの豆腐屋さんも、だいたい同じような豆腐を提供しています。
「ウチの豆腐は他所とは一味違う!」とアイデア豆腐を出したところで、所詮、「店の黒字がキープできる範囲内でのアイデア商品」なので、たいしたアイデアではありませんし、そのアイデア商品がヒットすれば、パクられて終わりです。
ちなみに西野の絵本は印税で作っているのではなく、オンラインサロンの売り上げで作っているから『分業制』という形がとれています。
多くの人は、他人と違うことをしようとした時に、『アイデア』で差別化を図ろうとしますが、まずは『お金の流れ』を変えて、アイデアの幅を拡げてから、アイデアを出した方がいいと思います。
『人の流れ』もコレと同じで、「『人の流れ』が同じだと、同じようなモノしか生まれない」というのがあると思います。
「出演者の集客力」に集客を頼ったイベントは、出演者とイベントタイトルと美術セットが若干違うだけで、大体どれも同じです(なかなか手厳しい西野氏)。
三代目J SOUL BROTHERS』をブッキングした時点で(彼らの世界観のファンを喜ばせなきゃいけなくなった時点)で、提灯だらけの空間を作ることはできなくなるわけですね。
「やっぱり、青色のレーザービームが飛び交う空間にしとかなきゃなぁ」と、空間のアイデアの幅が狭まってしまう。
5~6年前に『天才万博』を立ち上げた時に、最初に主催のホームレス小谷に伝えたルールは、「アーティストではなく、空間で集客すること」で、何度か続けていくうちに『えんとつ町で開催されている音楽フェス』といった感じで世界観が固まってきました。
『天才万博』の美術セットのアイコンが、三角フラッグから提灯に変わったのは、そういった理由です。
スタッフの皆様のご尽力により、「忘年会といえば『天才万博』」といった調子で、【忘年会枠】がとれた感がありますが、人にも『老い』があるように、イベントにも『老い』があります。
出演アーティストに依存した集客はしていないものの、ホームレス小谷やキングコング西野が集客装置の一部を担ってしまっているのは事実で、『天才万博』の次の作業としては、小谷や西野の要素を薄め、コイツらの影響力があるうちに「老いない集客装置」を開発しておくことだと思っています。
というわけで、僕の次回作の絵本『みにくいトーマス ~えんとつ町に咲いた花~』の舞台を『天才万博』にしてみました。
主人公の「トーマス」は、『天才万博』のパフォーマーです。
絵本は『辞書』などと似ていて、一旦、軌道にのせてしまえば、地球上に子供が生まれる度に重版されます。
絵本『みにくいトーマス ~えんとつ町に咲いた花~』を読んでくれた子供や親が、「この世界に行ってみたい」となるように設計すれば、『天才万博』は既存の音楽フェスとまったく違う『人の流れ』で作られるので(※だからこそ『天才万博』は子供に優しい空間設計にしなくちゃいけない)、これまで以上に唯一無二のイベントとなり、集客装置が「旬のアーティスト」ではなく、「ロングセラーの絵」本なので、長く愛されるフェスとなるでしょう。
競合をブッちぎるには、「アイデア出し」なんて二の次で、まずは『お金の流れ』と『人の流れ』から設計していくことが大切だと思います。
現場からは以上でーす。

 

▼オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』入会はこちら ↓↓↓

https://salon.jp/

2020年01月01日のエンタメ研究所の過去記事

明けましておめでとうございます。
おそらくLINEの返信で忙しくなっている人に、LINEで新年の御挨拶をした方がいいのか迷っているキングコング西野です。
ちなみに僕は「新年の挨拶が無いじゃないか!」と怒るタイプの人ではないので、LINEでの新年の挨拶は無くても大丈夫です(※ていうか気づきません)。
さて。
新年一発目の投稿ということで、今年一年の走り方を少し真面目に考えてみたいと思います。
今年は映画『えんとつ町のプペル』の公開や、オフブロードウェイミュージカル『Poupelle of Chimney Town』があります。
あと、仮決定しているものでいうと、秋にカリフォルニアの【UCバークレー】での講演会が入っていて、映画『えんとつ町のプペル』の制作が間に合えば、そのタイミングでピクサーのスタッフさんをお招きして試写会をしよう…という話もあがっています。
いずれにせよ、今年は昨年以上に世界にアプローチする機会が増えるので、俗に言う『勝負の年』というやつですね。
そりゃあ僕は、この勝負に勝って、2020年を素敵な一年にしたくてたまらないわけですが、少なくとも今日の時点では「何をすれば勝てるのか?」がイマイチよく分かりません。
そこで、地雷の位置を把握して「ひとまず、地雷では死なない」という感じで走るべく、「2020年の西野亮廣は何をしたら確実に負けるのか?」を考えてみました。
西野亮廣の殺し方】
僕が2020年の脚本を書く人間だったら、西野亮廣を殺す為には、『オンラインサロン』を使うと思います。
会員数3万4000人(国内最大)と勢いに乗っているサロンに足元をすくわれるストーリーが一番見応えがあります。
たぶん、西野亮廣が死ぬストーリー展開は、こんなところです。
①『西野亮廣エンタメ研究所』が盛り上がる。
②世間的にも『西野亮廣エンタメ研究所』は無視できないほどの影響力を持ち始める。
③『西野亮廣エンタメ研究所』を絡めたプロジェクトが次から次へと上手くいく。
西野亮廣が『西野亮廣エンタメ研究所』に依存し始める。
西野亮廣が『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーのリクエストに応え始める。
西野亮廣の意見なのか、『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーの意見なのかが、よく分からなくなる。
⑦コントロール不能となり、世間とのズレが生まれて、おしまい。
「自らが生み出したモンスターに喰われる博士」的な、「策士 策に溺れる」的な展開が一番キャッチーで、実際問題、「西野亮廣が、大きく膨れ上がった西野亮廣エンタメ研究所メンバーのリクエストを無視できなくなる」は可能性として全然あると思っています。
では、「西野亮廣が無視できなくなるサロンメンバーからのリクエスト」とは具体的に何でしょうか?
この問いから、西野亮廣が踏みかねない地雷の位置を割り出す必要があります。
面倒臭いので結論を言ってしまうと、答えは「斬新な発想と大胆な行動」ですね。
メンバーが西野亮廣に期待しているのは、まず間違いなくココです。
そうでしょ(*^^*)?
世間の成長速度と、サロンメンバーの成長速度は確実に違います。
世間の半歩前を走り続けることは重要ですが、世間をブッちぎってしまうと、ここは「オンラインサロンの為のオンラインサロン」になってしまいます。
それだと、世間はおろか、サロンメンバーも幸せになりません。
僕らがエンターテイメントを届けなきゃいけない相手は、「エンタメ感度の高い人」ではなく、「全人類」です。
そこには、クラウドファンディングに対して、「クラウドファンディング? あやしい!どうせ、詐欺か、宗教でしょ!?」という人達も含まれていて、僕らは彼らを置いてきぼりにしてはいけません。
となってくると、同じ説明を何百回も何千回もすることが、とても大切ですし、チーム(西野亮廣エンタメ研究所)としては「同じ説明を何百回も何千回もすることの大切さ」を共有しておくことが、とてもとても大切だと思います。
「その説明は前にも聞いたよ」という(新規顧客を無視した)ツッコミがチームの崩壊を招くという話っす。
その気になれば、いつだって世間をブッちぎることは可能なので(※そんなのは、たまにやればいい)、「世間と成長速度を合わせて、世間の半歩先に い続ける」という意識で、サロンメンバーの皆様と一緒に今年一年を走りたいと思います。
あらためてエンターテイメントに努めていく所存です。
今年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
本年もサロンメンバーの皆様のご多幸を心からお祈り申し上げます。
現場からは以上でーす。
 
▼オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』入会はこちら ↓↓↓