西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2020年05月26日のエンタメ研究所の過去記事

5月26日(火) ※5月28日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
誹謗中傷してくる人(噛みついてくる人)に、やり返すどころか、優しく抱きかかえてしまうキングコング西野こと「風の谷のナウシカ」です。
さて。
今日は「『意味をズラす』を加速させろ」という変なタイトルでお話をしたいと思います。
変なタイトルですが、上手くやれば、サービス提供者全員が転用できる話だと思います(たぶん)。
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▼ 意味をズラす
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これは、これまで何度かお話ししたことがありますが、僕は作品を(自分の顧客の)外側に届ける時に、「意味をズラす(意味を変える)」という姑息な技を使います。
「意味変(いみへん)」とか言っています。
たとえば絵本『えんとつ町のプペル』は、表紙カバーをとると、「えんとつ町のプペル」という日本語タイトルと、「にしのあきひろ」という作者名が消え、『Poupelle of Chimney Town』という英語タイトルだけが残る装丁になっています。
外国の絵本風にして、『インテリア』として機能するように設計しているわけですね。
こうして『読み物』から『インテリア』に意味変すると、なんと「読みたいからプペルを買う」の他に「飾りたいからプペルを買う」という新しい需要が生まれます。
ついでに言っちゃうと、絵本『えんとつ町のプペル』は、2018年頃から『ギフト』として打ち出しています。
『読み物』から『ギフト』に意味変することで、「何か贈り物をしたいなぁ」と考える人の頭(購入リスト)に潜り込むことができるわけですね。
絵本が『読み物』から『ギフト』になった時の強みは、一人が「5冊」や「10冊」の購入(まとめ買い)を検討してくれるようになること。
実際、絵本『えんとつ町のプペル』はギフトとして打ち出してから、売り上げが伸びました。
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▼ NORA美容室のケース
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コロナちゃんが強襲する中、表参道の美容室NORAさんは、「ヘアカット」や「ヘアカラー」の【前売券】を販売し、新たな売り上げを作りました。
(※僕も20枚ぐらい買っちゃった)
このとき、上手かったのは「ヘアカット前売券」「ヘアカラー前売券」という商品名の後に、『(ギフト可)』という一言を入れたこと。
「ヘアカット前売券(ギフト可)」 
「ヘアカラー前売券(ギフト可)」
こうすることで、購入者は「そうか。【ヘアカラーを贈る】という手もあるのか」と考え始めるわけで、この瞬間、美容室がギフトショップに意味変します。
実際に(まんまと)僕は女友達や女性スタッフに「ヘアカラー」や「ネイル」を贈っちゃったので、NORAさんは意味変によって、新たな市場を開拓されています(売り上げが伸びています)。
そんなこんなで、ここからが本題です。
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▼ オフブロードウェイミュージカル『Poupelle of Chimney Town』の意味変
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御存知のとおり、コロナちゃんによってエンタメ業界は壊滅的な被害を受けています。
イベントは軒並み中止。
「3密許すまじ!」の大合唱により、劇場は閉じてしまいました。
劇場再開後も、感染拡大防止の一環として、入場制限や「座席間隔を空けて」チケット販売することが各劇場から発表されています。
ブロードウェイの各劇場も、とりあえず2020年9月までは休止。
再開後も、何らかの感染防止策がとられるでしょう。
もちろん、公演延期が決定した我らがオフブロードウェイミュージカル『Poupelle of Chimney Town』も他人事ではありません。
座席数が減らされてしまうので、当たり前ですが、真正面から挑んでしまうと、売り上げは落ちます。
売り上げが落ちるとキャスト&スタッフに給料が払えなくなり、『Poupelle of Chimney Town』を続けることができなくなります。
こうなってくると、別の(プラスαの)収益源を作らねばなりません。
『Poupelle of Chimney Town』は今、『ミュージカル』の意味変を求められているわけです。
そんなことは、ミュージカルチーム代表の小野さんも、サポートとして入っているセトちゃんも、とっくに分かっていることで、十中八九、『英会話学習』への意味変を仕掛けてくるでしょう(笑)。
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▼ 英会話教材としての『Poupelle of Chimney Town』
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ブロードウェイミュージカルは、「その時間帯、ブロードウェイにいる人」にしか売る設計になっていないから、今回のようにブロードウェイに行けない人が増えると、そのまま売り上げが落ちてしまいます。
「じゃあ、ブロードウェイ以外の人に、ブロードウェイミュージカルを売るにはどうすればいいんだ?」と考えた時に、日本とアメリカの落差を利用して『英会話を販売する』は結構イイ手だと思います。
『ミュージカル』を『ミュージカル』として配信してしまうと、必ず「やっぱり、生で観たい…」という不満が生まれるので。
作戦としては、
「会場(ブロードウェイ)にいる人には『ミュージカル』として販売して、日本にいる人には『英会話』のオンライン教材として生配信を販売する」
がイイですね。
日本とニューヨークの時差は13~14時間ほどなので、「ブロードウェイミュージカルの夜公演」は「英会話の朝学習」となり、時間的な相性も良さそうです。
ここまでの意味変は小野さんもセトちゃんも考えていると思うのですが、ここから更に『英会話』の需要を加速させた方がいいと思います。
結論を先に言っちゃうと、『Poupelle of Chimney Town』の英語台本に日本語訳を追加した「教科書」を作って、日本で販売した方がいいと思うよ(※頼れる先輩風!)
ブロードウェイ公演を配信する時に、「今、どのシーンが演じられているのか?」を、教科書(日本語訳台本)と照らし合わせながら追えるようにして、発音の勉強になるようにする。
そうすることで、『プペル』と『ミュージカル』に興味がない人に、オフブロードウェイミュージカル『Poupelle of Chimney Town』を販売できるので。
上手にやれば『ミュージカル』の売り上げよりも、『オンライン英会話』の売り上げの方が上回ると思います。
その売り上げで、キャスト&スタッフの給料を補填し、制作費に更にコストをかける。
これは英語圏の人には打てない手で、英語コンプレックスがある日本人に最も有効な手なので、「教科書づくり」は(クラファン等で)とっとと開始した方がいいと思います。
「そんなことをしたら、ストーリーがバレちゃうのでは?」と心配される方がいらっしゃるかとしれませんが、ストーリーが120%バレても観たくなる物語を書いているので問題ありません。
あと、教科書の印税は僕は1円も要りません。
すべて制作費に回してください。
コロナなんて屁でもねぇ現場からは以上でーす。
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。
【サロンメンバー限定特典】
[『スナック堀江万博』特別割引チケット]
西野亮廣も出演する『スナック堀江万博』の西野亮廣エンタメ研究所メンバー様向け特別割引チケットを御用意させていただきました。
※通常価格は5,000円です。
SNS等、一般の方が見れるところへは貼り付けをしないようにご留意いただけますと幸いです。
特別割引チケット購入先 (チケット価格:3,000円)
 

 

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2020年05月25日のエンタメ研究所の過去記事

5月25日(月) ※5月27日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
学生から「こんなことを思いついたんですけど!」とビジネスアイデアを提案される度に、「…そのビジネス、もう世の中にあるよ。ちゃんと調べな」という返事、これまでに700回ぐらい繰り返しているので、そろそろ、
『…そのビジネス、もう世の中にあるよ。ちゃんと調べな』
というタトゥーを額に彫ろうと思っているキングコング西野です。
さて。
今日は、昨日の記事の延長戦みたいな感じの話をするので、まだ昨日の記事を読まれていない方は、先にそっちを読んでもらえると嬉しいっす。
今日は『使われる会社』について深掘りします。
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▼ 『使われる会社』になるには… ━━━━━━━━━━━━━━━
西野亮廣エンタメ研究所』には現在約6万人の会員が在籍していて、そのうちの半分ぐらいが「経営者さん」です。(群馬流氷科学センター調べ)
なので、何回かに一度は、経営者さんや、経営者を目指されている方に向けた記事を投稿させていただいています。
たとえば「キングコング西野みたいな絵を描く方法」といった話は再現性が低いと思うのですが、「会社運営の方法」「部下の活かし方」といった話は【自分事】として聞いていただける部分がありそうなので、日々、自分の身体(会社)で人体実験を繰り返し、その結果を、ここで共有させていただいております。
ウチの会社に新入社員&インターン生が入ってきてからというもの、上司1年目の僕が一貫して発信しているのは、「『社員を使う会社』ではなく、『社員に使われる会社』になる」です。
「社員」と「会社」という関係を、「ユーザー」と「プラットフォーム」という関係に近づける作業ですね。
先日も少しお話ししましたが、「社員にとって使い勝手の良い会社とは何か?」を、ひたすら追及しています。
僕を含め、社員一人一人が「べつに、いつでも独立できるけど、この会社を使った方がもっと面白いことができるから、ここにいる」という状態でいた方が、「会社」も(社員から利用されるように)成長し続けなきゃいけないので、健康的です。
どうやらこれは、稀代のモテ男・西野亮廣による「男と遊んできていいよ。どうせ最後は僕に惚れるんだから」という思想が下敷きになっています。
激烈ハンサムに生んでくれた親に感謝します。
そんなこんなで、株式会社NISHINOは社員の副業はOKですし、OKどころか副業の宣伝を手伝ったりします(笑)。
社員一人一人が発信力を持った方が、『使われる会社』にとってはプラスなので。
ちなみに、来月の頭にウチの新入社員&インターン生がオンライン勉強会(講演会)を開催するのですが、そのチケットが、それぞれ1500枚~2000枚ぐらい売れているみたいで、それぞれのネットショップが、BASEの人気(トレンド)ランキングBEST3を独占したそうです。
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『オンライン勉強会』
■6月1日20時〜せとちゃん
■6月2日20時〜まーちゃん
■6月3日20時〜べぇ君
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ちゃっかり小銭を稼いでやがるので、サロンメンバーの皆様におかれましては、彼らを見かけたら全力で“たかって”ください。
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▼ 社員の副業を加速させる
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今回のオンライン勉強会に限らず、彼らは自身のYouTubeチャンネルで、それぞれ自主的に発信をしています。
『使われる会社』を目指すのならば、ここも応援してあげた方がいいので、昨日、会社の経費で、彼らの(個人の)配信環境を整えることを決定しました。
こうなってくると、彼らの中で、「副業(個人プレー)に熱を出しちゃっていいのかなぁ…」という【申し訳なさ】が発生してくることが予想されます。
そこで「発信」に自主規制をかけてしまうことが、『使われる会社』にとってはマイナスなので、会社は、社員が個人プレーに走る「言い訳」を設計してあげた方が良さそうです。
ここの設計は結構カンタンで、彼らのYouTubeチャンネルの備考欄に『西野亮廣エンタメ研究所』の入会リンクを貼ることを義務付ければいいと思います。
そうすると、個人プレーが盛り上がれば盛り上がるほど会社に還元されるし、会社としても、社員の個人プレーが盛り上がってくれた方が会社の宣伝になるので、積極的に社員の副業を宣伝できます。
「社員」と「会社」で、お互いの『株』(のようなもの)を持ち合って、社員の副業が加速すればするほど、会社にメリットがあるように設計しておくと良さそうです。
あと、ここからは社員&インターン生への業務連絡です。
YouTubeチャンネルは、登録者数1000人以上、総再生時間4000時間以上になると「広告」が付けられるようになります。
きっと、今、「広告を付けて、収入を得てもいいのかなぁ…」みたいな遠慮が僅かにあると思いますが、そんな遠慮はとっとと捨てて、広告を付けてください。
僕が作りたいのは「いつでも余裕で独立できる社員が使いたくなる会社」です。
そこんとこ、宜しくです。
『使われる会社』への挑戦はまだまだ続きます。
現場からは以上でーす。
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

 

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2020年05月24日のエンタメ研究所の過去記事

5月24日(日) ※5月26日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
数年に一度、「傘の形はあれが正解なのか?」という疑問に襲われ、毎回考えに考えた挙げ句、「あれで正解だ」という結論を出しているキングコング西野です。
さて。
今日は『現代の「身だしなみ」を整理してみる』というテーマでお話ししたいと思います。
時間は有限ですから、僕らは全ての人やモノを選ぶことはできません。
したがって僕らは、自分なりの判断基準を設けて、付き合う人や、利用するサービスを選んで生きています。
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▼ 「観に行く舞台」をどこで判断するか?
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僕はジャンルを問わずあらゆる舞台を観に行きますが(※話題作なら海外まで観に行く)、「ポスターデザインが雑な舞台」は絶対に観に行きません。
くれぐれも『予算がかかっていないポスター』ではなくて、『デザインが雑なポスター』です。
(※この世界に20年もいるので、さすがにイベントの規模によって、かけられる予算は理解できます)
要するに、「限られた予算の中で、あがいた跡があるか?」という部分を見ています、
ちなみに、吉本興業が『神保町花月』という芝居小屋を作った時に、公演ポスターが次々に手抜きを極めていたので、劇場支配人と劇術監督さんに、「貴方たちがトップだと、この劇場は2000%失敗するので、芸人やスタッフを本気で守りたいのなら、今すぐ辞任された方がいいですよ」とアドバイスをしたら、ウンコが漏れるぐらいキレられました。
20代の頃です。
選ぶ言葉は地獄的に間違っていましたが(※ごめんね!)、言っている内容は間違っていなくて、ポスターデザインを軽んじる人間が作る舞台とは、脚本も演出も照明も音響も美術も、いちいち雑でした。
劇場の結末は、お察しの通り。
当然の結果だと思います。
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▼ 「支援」をどこで判断するか?
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キングコング西野の唯一の趣味と言えば「支援」ですが、僕は、「リターンの設計が雑なクラウドファンディング」は絶対に支援しません。
『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる』で、何も考えずに「リターン」をバコスコと追加する人は、見事に「コスト計算」ができていません。
たとえば「オリジナルTシャツ(3000円)」のリターンが1人から支援されたら、収益はマイナスです。
『Tシャツの原価』『Tシャツのデザイン費』『プリント代』『梱包&配送費』、それらにかかる人件費、そして時間……そこを考えると、「1枚しか売れないオリジナルTシャツ」はリターンで出しちゃいけないんですね。
クラウドファンディングのリターンは「信用のバロメーター」で、多くのプロジェクトオーナーが「あれもこれも」とリターンを追加していますが、皆さんが【税金を無駄遣いする政治】に税金を支払いたくないように、【お金の使い方が下手な人】にはお金は集まりません。
少なくとも僕は、そういう人には支援をしません。
支援したところで、お金を溶かされてしまうので。
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…とまぁ、こんな感じで。。
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僕は、自分なりの判断基準を設けて、「観に行く舞台」や「支援するクラウドファンディング」を選んでいるわけですが、これは何も特別なことではなくて、今、この記事を読まれている全ての方が日常的におこなっていることです。
とくにビジネスマンは、パートナー選びの判断基準の一つとして、必ず持っているものがあります。
『身だしなみ』です。
スーツ、ネクタイ、靴、ヘアスタイルの清潔感。
ビジネスマナーや、言葉遣い。
つまり、『身だしなみ』とは、「相手に不快感を与えない服装やふるまい」の総称です。
信用に値する人物かどうかは、まず『身だしなみ』で判断されてしまうわけですね。
だから、嫁は旦那のスーツにせっせとアイロンをかけるわけです。
アイロンをかけないと、旦那の売上が落ちるんです。
今日の記事は、前置きが長くて、本題が超短いパターンですが……ここからが本題です(笑)。
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▼ 現代の『身だしなみ』とは何か?
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コロナちゃんが日本を本格的に強襲してから2ヵ月。
そういえば、この2ヵ月で「名刺交換」というものをしていません。
会議は『ZOOM』が主流になり、スーツを着る回数が減った人も少なくないでしょう。
こうなる前までは、スーツの着こなしや、靴の汚れ、名刺の渡し方および名刺に書かれている肩書きが『身だしなみ』となっていて、信用度が測られていたのですが、どっこい、『ZOOM』では、それらを判断することはできません。
『ZOOM会議』が当たり前になった今、「その人が丁寧な仕事をする人か否か?」を僕らはどこで判断しているのでしょう?
これについて、けんすうサン(https://salon.jp/alu)は「動画の画質と音質」と言っていました。
たしかな、「綺麗な画質と、綺麗な音質の手配」は、要するに、「相手が観やすいように、相手が聞きやすいように…」という【相手への配慮】であり、「相手に不快感を与えない服装やふるまい」という『身だしなみ』の本質です。
現代。
画質や音質のクオリティーをあげておけば、「ちゃんとしている人」という信用を得られるわけですね。
…ここを、もう少し踏み込んで考えてみます。
「動画」から判断できる「その人を説明しているモノ」は、何があるのでしょうか?
僕が思いつくかぎり、次の4つです。
・画質
・音質
・上半身
・背景
…この4つが『現代の身だしなみ』のチェック項目です。
つまり、下半身にはコストをかけなくていいんです。
「パンツ代」や「靴代」は、「カメラ代」や「マイク代」に回した方が良さそうです。
株式会社NISHINOは、さっそく今日は、社長のヤン君が僕の自宅に来て、『ZOOM会議』時の画質(一眼レフやら…)のセッティングをしてくれます。
あと、キングコング西野の場合は「ちゃんとしている人」よりも「作っている人」が前に出た方が信用に繋がるので、背景は『アトリエ』です。
これまでは、自宅アトリエの壁(世界地図)が背景だったのですが、「こいつ、とんでもねぇーファンタジーを作る奴だな感」が動画からもっと出た方がいいので、これから自宅を大規模にリフォームして、自宅の中には『時計台(@チックタック)』を作ります。
絵本に出てきた時計台が背景にしている作家って、信用できるじゃないですか(笑)?
言ってしまえば、「背景は名刺」です。
僕のケースは少し特殊ですが、「コロナによって、ビジネスマンの『身だしなみ』のチェック項目が変わりましたよ」というのが今日のお話しです。
ここは売り上げに直結することなので、キチンとやっといた方がいいと思います。
現場からは以上でーす。
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2020年05月23日のエンタメ研究所の過去記事

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おはようございます。
「稼いだお金を自分に使わずに、『エンタメ』と『寄付』にブチ込みまくったヤツの末路はどうなるんだ?」という人体実験中のキングコング西野です。
さて。
昨日、映画『えんとつ町のプペル』の「お金」の話をさせていただきましたが、今日は、さらに踏み込んだ話をしたいと思います。
(どうやら、今回の勝負は本気になっているみたいです)
今回、たしかなことは「僕一人で勝てる勝負ではない」ということ。
その上で、昨日のような記事を書かせていただいたのですが、皆様からのコメントを読ませていただいて思ったのは、「損益分岐点(明確な合格ライン)を公表&共有して良かった」ということです。
このあたりの数字というのは暗黙の了解で「お客さんに公開するのは御法度」なのですが、サロンメンバーはお客さんでも何でもありません。
共犯者です。
共犯者に行き先を伝えないのはおかしな話なので、ああいった形で共有させていただきました。
あらためまして…「コロナちゃんが直撃している中、映画『えんとつ町のプペル』で120万人を動員しないと、西野の挑戦は終わります」
分りやすくていいよね(^-^)
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▼ もう少し突っ込んだ「お金」の話
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昨日の記事の最後で、「映画『えんとつ町のプペル』に5000万円出資したいから、なんとかしてください」とスタッフさんにお願いしたのですが、それに対してサロンメンバーさんの方から「これから5000万円を、どう調達するか見物です」という声を頂戴しました。 
ごめんなさい。僕の説明不足です。
5000万円は、もう手元にあります。
僕は『西野亮廣エンタメ研究所』の収益(スタッフさんのお給料を除いた分)を、全額、『エンタメ』と『寄付』にブチ込むと決めています。
豪邸も高級車も高級料理も一切いりません。
働いて稼いだお金は、世界を面白くすることに使います。
こんなことを話すのは初めてですが(※でも、ここも共有しておきたい)、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』@株式会社NISHINOが今年支払う税金は1億円チョイです。
(※だから大切に使ってね)
結構な金額が税金で飛ぶのですが、残った分は自由に使えます。
美術館の建設費用も、ここから出ることになっていて、映画『えんとつ町のプペル』に出資しようとしている5000万円も、ここから出ます。
なので、「映画に出資するお金を調達する」ということはありません。
一方で…
映画の製作委員会とは別で、会社として映画『えんとつ町のプペル』の広告を作ろうと思っています。
たとえば、「映画『えんとつ町のプペル』の主題歌の本気のMVを作って、YouTubeにアップする」とか。。
これは個人的におこなうものなので、このMV制作にブチ込んだお金は、「映画がヒットしたら返ってくる」というものではありません。
ちょっと、ややこしいのですが、映画の制作費というのは…
・制作費
・宣伝費 
に使われるのがベターなのですが、僕らはそれとは別で、個人的な(勝手な)宣伝を仕掛ける予定でいます。
映画の制作費とは別で、「個人的な宣伝費」を、これから用意しようとしているんです。
東宝さんや、吉本興業や、映画に出資してくださる企業さんからすると、タレント個人が身銭を切って、自分達が出資した作品の宣伝を勝手にしてくれるので「あざす!」状態です。
個人的に狙っているのは「YouTubeにアップするMVのスポンサー」で、映画の出資者と競合にならない形で、カポっとハメられるといいなぁと思っています。
(※「ちょっと、言っていることがよく分からないんだけど」という人は、コメント欄で正直に申し出てください。誰かが教えてくれますし、友達が増えます)
この先、どこかのタイミングで、MVの制作費を集めるクラウドファンディングをすることになるのかもしれませんが、そのお金は『映画に出資する5000万円とは別だよ』ということを理解していただけると嬉しいです。
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▼ 映画制作の裏側を学ぶ
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映画制作(しかも、この規模)の裏側って、普通に生きていれば、知らないまま終わることがほとんどだと思います。
なので、こういった形で(手触り感を持って)、たとえば主婦の方ともメイキングを共有できるのはいいなぁと思っておりまして、とくに今年は、映画『えんとつ町のプペル』の裏側を積極的にサロンメンバーさんに共有していきたいと思います。
それと同時に、経営者さんやクリエイターさん表現者さんに、「マグレなんて1ミリも無い」というところをお見せでればいいなぁと思っておらます。
一枚ずつコツコツと前売券を売って、とりあえず、まずは120万人を動員してみます。
現在、進行中のクラウドファンディング(全国の子供達に映画プペルをプレゼントしたい)も確実に結果を出します。
手を挙げてくださった全ての施設(の子供達)に、映画『えんとつ町のプペル』をプレゼントします。
マッチングが成立しなければ、僕が、クラウドファンディング内で働いて、その収益を全額寄付すればいいだけなので、遠慮なく手をあげてください。
1000人の団体でも、5000人の団体でも構いません。
僕が働いて必ず全員にプレゼントします。
宜しくです。
現場からは以上でーす。
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2020年05月22日のエンタメ研究所の過去記事

5月22日(金) ※5月24日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
新入社員&インターン生がおこなうオンライン講演会のチケットが、それぞれ500枚~1000枚近く売れていることを知り、「それぐらい当たり前だろ」的な顔をしていますが、膝がブルブル震えているキングコング西野です。
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キンコン西野に勉強を教える会』
■6月1日20時〜せとちゃん
■6月2日20時〜まーちゃん
■6月3日20時〜べぇ君
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さて。
昨日は、「これからの会社のあり方」という随分マッチョなビジネス記事を投稿してしまったので、今日は少し趣向を変えて、「映画『えんとつ町のプペル』に向けての決意表明めいたもの」を皆様と共有したいと思います。
「これぐらいの覚悟でやるよ」という話です。
(※込み入った『お金』の話が絡んでくるので、ここから先の「内容」は絶対にナイショです。「感想」を呟くのはOK!)
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▼ 一世一代の大勝負
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すでに御存知かとは思いますが、2020年12月に映画『えんとつ町のプペル』が公開されます。
えんとつ町のプペル』というプロジェクトをスタートして8年。
「集大成」と呼ぶに相応しい大勝負です。
この日の為に、これまでに、血や涙や汗といった汁状のモノは全て流してきました。
そんな矢先、『新型コロナウイルス』が僕らの挑戦を襲います。
幸いなことにアニメーション作品なので、「撮影ストップ」ということにはならず、作品のクオリティーには何の影響もないのですが、問題は『集客』です。
これまで練り上げた広告戦略を一旦白紙にして、『コロナシフト』に切り替えます。
「コロナを逆手にとってやろう!」という広告(集客)ですね。
そのうちの一つが、『キンコン西野が映画のストーリーを自宅寝室からオンライン配信で全て喋る会』です。
すでに700名近いお客様にご参加いただけることこが決まっていて(そこで映画の宣伝をしつつ)、このイベントの収益は全額寄付。
収益で映画プペルの前売券を購入し、全国の子供達にプレゼントします。
その前日におこなう『西野亮廣オンライン講演会 ~学校では教えてくれない大切な「お金」の話~』(現時点の参加者=5700名)の収益も、同様に全額寄付。
映画プペルの集客に繋げます。
とりあえず、映画『えんとつ町のプペル』の前売券チケットは僕一人で「10万枚」売ることは決めています。
死ぬ気でやります。
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▼ 映画『えんとつ町のプペル』のお金の話
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多くの映画は、たくさんのスポンサーさんが制作費を出し合って作られます。
制作費を出したスポンサーさんには、出した額に応じた(映画の)売上が分配されるわけですが、当然、制作費が膨らめば膨らむほど、お金の回収が困難になります。
ちなみに、映画『えんとつ町のプペル』は、結構な制作費をブチ込んでいて…
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40万人動員(Poor)
→回収率=死んだ%(死んだ!)
80万人動員(Normal)
→回収率=54%(大損)
120万人動員(プチSuccess)
→回収率=96%(ちょっと損)
━━━━
といったハードルになっております。
(※こういう数字を皆で共有するの面白いでしょ?)
『観客動員数120万人』がギリギリ合格ラインで、『観客動員数40万人』は大失敗です。
動員数40万人だと、今後、キンコン西野は二度と映画を作れません(※ここで僕の挑戦は終わります)。
なかなか刺激的な勝負ですが、ここに輪をかけて、『新型コロナウイルス』が襲いかかります。
ぶっちゃけ12月の状況がどうなっているかは分かりませんが、まもなく運営を再開する劇場の多くは、当面の間は「一席おきにチケットを販売する」という形がとられそうです。
つまり、「劇場が『満席』でも、観客数はこれまでの半分」という展開になるので…映画業界は今、結構ピンチなんです。
これから作られる多くの映画はリスクを避ける為に、(制作費が回収できるように)制作費を削る方向で話を進めるでしょう。
制作費を出資してくれるスポンサー集めも困難を極めると思います。
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▼ じゃあ、映画『えんとつ町のプペル』も制作費を削るの?
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こうなってくると、「じゃあ、映画『えんとつ町のプペル』も制作費を削るの?」という話になってくると思うのですが、皆さんのお察しのとおり、するわけねぇです(キッパリ!)。
「100年に一度のウイルスが直撃して、集客に苦戦することが1000%分かっている状況で、制作費をかける」という、こんな危ない橋、誰も渡らないんだから、ドラマしかありません。
こちとらストーリー(生き様)を売っている人間なので、このタイミングで突っ込んでいかなくて、どこで突っ込むんだ?という話です。
自棄にはなりませんよ。
徹底的に準備して、確実にシュートを決めます。
そんなこんなで(絶対にナイショですが)、「西野亮廣エンタメ研究所(株式会社NISHINO)から、映画『えんとつ町のプペル』に5000万円を出資したいんだけど、なんとかしてください」とスタッフさんにお願いしてみました。
必ず回収してやります。
手伝ってね(^-^)
現場からは以上でーす。
【追伸】
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2020年05月21日のエンタメ研究所の過去記事

5月21日(木) ※5月23日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
サロン垢(サロンメンバー限定Twitter)のフォロー申請がたくさん届くので、嬉しくなって片っ端から「承認」していたら、Twitter社から「お前、ロボットだろ!」と疑われて、サロン垢が一時ストップ……というミスを7回繰り返しているのですが、同じミスを7回も繰り返すのなんて『人間』に決まっているだろ!ロボットは、ここまでバカじゃない!
…朝からすみません。キングコング西野です。
さて。
今日は「これからの『会社』のあり方」についてお話ししたいと思います。
僕は「エンタメで世界を獲る!」とか何とか言っておりまして、そうなってくると、当然、『ディズニー』もライバルになってきます。
(※ディズニーは大好きですよ。くれぐれも)
そんなこんなで、「ディズニーという世界最大の巨大要塞を攻略するには、一体、どこから崩していけばいいのだろう?」というようなことを、よく考えます。
(※ちなみに、昔、『ディズニーの倒し方』という本を書こうと思ったのですが、「そんな本は、お前しか読まないから辞めとけ」と全力で止められたことがあります)
これはディズニー攻略に限った話ではありませんが、僕は、何かに挑むときは、まず最初に「100%負ける戦い方」をリストに挙げて、「これは、やらないぞ」という確認をします。
対ディズニーでいうと、選んじゃいけない打ち手は「作品のクオリティーで勝負する」です。
もちろんクオリティーで勝負はするのですが、作品のクオリティーで勝ったところで、ディズニーには勝てません。
彼らは『アナ雪2』の翌月に『スター・ウォーズ』の新作をブチ込んでくるので(笑)
大小の違いはあれど、同じ「鉢」からは似たような花が咲いてしまいます。
そして、それは「先に咲いたもの勝ち」だったりします。
「作品のクオリティーを上げる→映画をヒットさせる→テーマパークに落とす→グッズを売る」は、ディズニーの鉢(お家芸)で、ここで咲いても勝ち目がありません。
えんとつ町のプペル』という絵本を“作り方(クラウドファンディング×クラウドソーシング)から創った”ように、どうやら「エンタメで世界を獲る!」も戦い方から創らなければなりません。
ここを突き詰めていくと『会社』に辿り着きます。
さっきの「鉢」の話になりますが、『会社』という器から咲く花は、どれも大体同じです。
今、僕は、芸人活動&作品制作の傍ら、スラム街の支援をしたり、小学校を作ったり、ロケット事業を支援したり、広告代理店業をしたり…なんだか一風変わった活動をしておりますが、それは西野亮廣の発想が突飛なわけではなく、活動の母体が「オンラインサロン」であるからです。
事務所からギャラを振り込んでもらう生活だと、こうはなりません。
そして、『会社』という器の中でも花を咲かせても、こんな気持ちの悪い花は咲きません。
世界中を驚かせるには『会社』という仕組みにメスを入れる必要がありそうです。
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僕は吉本興業という怪しい事務所に所属しているのですが、一方で仕事の8~9割は『株式会社NISHINO』案件です。
僕の活動に吉本興業が口を挟んでくることはなく、このオンラインサロンの運営も自由にやらせてもらっています。
「サロンの売上の○割をよこせ」的なことも言われません。
変な話、吉本興業からクビを宣告されても、僕の活動にはダメージがありません。
社内で「独立」している(させてもらっている)イメージです。
この距離感で吉本興業と向き合うと、言葉は悪いですが、吉本興業ほど「使い勝手の良い会社」はありません。
全国各地に劇場を持っていて、創業100年以上という信用もあって、小さいながら海外にも拠点があります。
今、僕は自分が必要な時に吉本興業を使わせてもらっていて、「使い勝手」をより良くする為に、たとえば吉本興業発のクラウドファンディング『SILKHAT』の立ち上げを提案させてもらったり、「もっと、こうした方がいいよ」と改善&宣伝のお手伝いをさせてもらったりしています。
もう、お分かりのとおり、これ『会社』じゃないんですよね。
僕の中で『吉本興業』は、
TOYOTASoftBank…の並びにはなくて、
TwitterFacebookYouTube…に並んでいるんです。
テキストを発信したいなら、Facebook
動画を配信したいなら、YouTube
映画を作るのなら、吉本興業
…といった感じで「発信内容に合わせて選ぶプラットフォームの一つ」です。
多くの吉本芸人が、吉本興業というプラットフォーム(ツール?)を上手く使いこなさせていないので、今はまだ吉本興業が持つポテンシャルのヤバさが明るみになっていませんが、日本人タレントが使うプラットフォームとしては、最強です。
そして、これからの(少なくとも僕らの)会社と社員のあり方は「吉本興業キングコング西野」のように、「プラットフォームとユーザー」の関係にすると面白い未来が待ってそうだす。(#だす)
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▼ プラットフォームとしての『会社』
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そもそも『会社』という仕組みが世の中に誕生した時には、SNSがありませんでした。
『会社』には「社員が発信力を持つ」が設計に組み込まれていないんですね。
もう少し分解して見ていくと、「会社は『宣伝費』を使わないと、自分達の活動を知ってもらえない(商品を売れない)」という設計になっています。
これ、勿体なくね?
社員一人一人が1万人のフォロワーを抱えていて、その社員が会社の活動を面白がっていれば、広告費なんて要らないんです。
TwitterFacebookの広告をしているのは、プラットフォームじゃなくて、「ユーザー」なんで。
これからの会社は社員を「ユーザー」として捉えて、ユーザーが得をするように、会社の使い勝手を向上させた方が良さそうです。
インターン生の「まーちゃん」がウチに来たときに、彼女は「ドイツで活動がしたいッス」と言っていたので、「であれば、エージェントとしてドイツの出版社にプペルの版権を売って、印税の数%が、まーちゃんに入るように交渉しなよ」と伝えました。
僕が「まーちゃん」の立場なら、その条件の方が、ドイツでの活動を頑張れるので。
「副業禁止」で社員の発信力(宣伝力)を奪っておきながら、宣伝費をジャブジャブ使うなんて、本末転倒。
そうまでして『会社』が社員の活動を制限している理由は2つ。
・業務に集中してください
・なるべく独立はしないで 
だと思います。
新人教育にはコストがかかるので、気持ちは分からなくもないのですが、「行動が制限させられるプラットフォームなんて誰が使うんだよ」という話で、そもそもプラットフォームなんて「使いたい」と思ってくれるユーザーがいないと回りません。
やろうと思えば「独立」なんていつでもできる者同士が、「とはいえ、ココにいた方が面白いことができるよね」という理由で集まっていた方が健康的で、より大きなパフォーマンスを生むので(※これからの会社はそこを目指すべきで)、間違っても『契約』で縛りつけるようなものじゃないなぁと思っております。
「株式会社NISHINO」というプラットフォームを使うメリットとして「発信力(独立力)が手に入る」があった方が面白そうなので、新入社員とインターン生にそれぞれイベント(キンコン西野に勉強を教える会)をやるように伝えました。
こちら
↓↓↓
■6月1日20時〜せとちゃん
■6月2日20時〜まーちゃん
■6月3日20時〜べぇ君
自分で全ての責任を背負って、「お金」と「広告&集客」と「サービスとは何か?」を徹底的に学んでください。
ここで、発信力をつけた彼らが「(株)NISHINOは、もっとこうした方が使いやすくなるよ」とプラットフォームの改善に参加してきたら、突き詰めると、一部で「お金の流れが逆になる(自分の取り分を大きくする為に、社員が会社に投資する)」が起きて、面白くなると思います。
現場からは以上でーす。

 

▼オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』入会はこちら ↓↓↓

https://salon.jp/

2020年05月20日のエンタメ研究所の過去記事

5月20日(水) ※5月22日以降は『いいね』を押さないでください。

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おはようございます。
Twitterの滞在時間が、「サロン垢」が「本垢」を超えてしまったキングコング西野です。
#だって居心地がいいんだもの
さて。
今日は『キンコン西野をハチャメチャに面白くする仕組み作り』というオナニー記事をブチ込んでみようと思います。
オナニー記事ではありますが、今、それなりの立場にある人には少し参考になるかもしれません。
2020年の最大のテーマといえば、泣いても笑っても『コロナ時代の生存戦略』です。
連日、多くの識者が議論を戦わせていますが、
話している内容をよくよく聞いてみると、大きく2つに分かれます。
それは、
・「こうなるんじゃないか?」と未来を予測する人
・「こうしていく」と未来を作ろうとする人
「その予測が当たるかどうか?」「その未来を作れるかどうか?」はさておき、彼らの言い分は大体この2パターンに分類されます。
これは「○○のスタンスが正しい!」と言い切れるものではなくて、未来予測を参考にして、未来を作りにいく場合もあり、未来を作りにいく人たちの動きを見て、未来予測を立てる場合もあるので、「持ちつ持たれつ」といったところでしょうか。
(※ここから先の話はナイショですよ)
僕個人的には(※なるべくフラットに見ているつもりですが、「好み」も出ていると思います)、予測系(NewsPicks系)の人達の言い分は「面白いんだけど、空論だよね」というのが正直なところです。
#友達がたくさんいるから心苦しい
彼らが語っているのは解決策ではなくて、理想論で、僕のような田舎者からすると“ほぼSF”です。
多くの日本人はキングコング西野よりも更に田舎者なので、その人達からすると、もはや「スピルバーグ作品」です。
やっぱり刺さるのは「未来を作ろうとする人」の言葉で、その中でも、星野リゾート代表・星野佳路さんのアクションは、「自分達が再現できる範囲内」で戦略を練られていて(言葉を選ばれていて)、戦オタク的には一番萌える『負けなない戦いをするリーダー』を地で行っています。
星野リゾートは、沖縄の竹富島でもホテルを展開されているのですが、(サラッとやっちゃってますが)あそこにホテルを建てるのは、僕が知る限り最高難易度の離れ業で、とにもかくにも地元住民の理解を得ないと話が進まないんです。
「お金を用意すれば実現できる」という仕事じゃないんです。
何度も通って、頭を下げて、地元住民の方の話を聞いて、ようやく地元住民からの信用を得て…という作業を徹底的にやらないと何も進まないんですね。
今回のコロナちゃん対策で、星野佳路さんの言葉を聞いた時に、まず最初に感じたのは「現場に耳を傾けた量が全然違うんだろうなぁ」ということでした。
思考の軸が「自分」ではなくて、「現場」にある人って、老いないんですよね。
星野佳路さんが、まさに。
(#僕は星野さんに恋をしているかもしれない)
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▼ 人を老いさせているのは「環境」だ
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僕は今39歳なのですが、一回り上の先輩方を見ていると、そこには、「老害を否定して成功をおさめた人が老害になっている」というケースが(一部で)見受けられます。
そこまで上り詰めている方なので、人格者であることは間違いないのですが、時代とズレまくっていて、そのまま似たような人達と議論を重ねてしまうので、空論のオンパレードです。
成功すると立場が上がってしまうので、意見がまかり通りやすくなり、ジワジワと思考の軸が「自分」に寄ってしまいます。
老害化を進めているのは「成功」という、なんとも皮肉な話です。
それでいうと、キングコング西野も老害化に足を半歩踏み入れていて、これを回避する為に必要なのは「西野自身の強い意志」などではなく、「成功を重ねても老害にならない環境」です。
僕自身、向こう10年はあんまり負ける気がしないのですが、このままいくと頭が固くなって、その先は負けると思います。
ただ、エンタメで世界を獲るのなら、2030年以降から負けている場合じゃないので、今のうちから、『キンコン西野をハチャメチャに面白くする仕組み作り』を始めておいた方が良さそうです。
というわけで、ここからはウチの新入社員およびインターン生に業務連絡です。
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キンコン西野に勉強を教える会
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新入社員およびインターン生へ。
答えはいつも『現場』と『次の世代』が持っています。
つまり、今は、キミたちが答えです。
このままいくと西野は性欲だけを残した成金ジジイに成り下がってしまうので(それはそれでキミたちも困ると思うのですが)、西野の頭が固くならないように、西野が偉くならないように、『キンコン西野に勉強を教える会』(1時間ほど)を開催してください。
勉強会はZOOMでおこなって、参加券はBASEで販売してください。
料金は…
【一般チケット】100円、
【西野専用チケット】1万円
売り上げで、美味しいものでも食べてください。(※副業を勧めまくる株式会社NISHINO)
スタッフ皆で一枠を持つのではなく、一人一枠です。
講演内容は、スポーツでも、食でも、VRでも、心理学でも、最近の活動報告でも、何でも構いません。
今、自分がもっている一番の「面白い」を教えてください
僕はとにかく世界で一番面白くなりたいので、御協力よろしくお願いしまーす。
(※田村さん、僕の日程調整よろ!)
現場からは以上でーす。
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

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