西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2020年11月18日のエンタメ研究所の過去記事

11月18日(水) ※11月20日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
最近、オンラインサロンの記事の投稿時間が遅れているのは(だいたい昼とかになってますよね)、『二日酔い』が原因ではなく、映画『えんとつ町のプペル』の「前日の作業の仕上がりチェック」が午前中に入っているからなのですが……これを逆手にとって実際の『二日酔い』の時も「前日の作業の仕上がりチェックをしていました」という嘘がつけることに気がついたキングコング西野です。
さて。
今日は『コロナから学ぶ生存戦略』というテーマでお話しさせていただきます。
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▼ ウイルスの目的は「生きること」
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最近、サロンメンバーさんとのジョギングにハマっておりまして、今朝も東京(品川)で50分ほどジョギングを御一緒させていただきました。
「汗を流すこと(痩せること)」を目的としているので、キチンと走っているのですが(※西野は伴走しながら檄を飛ばしています)、それでも時々、走りながらお喋りもさせていただいているんですね。
今朝はウイルスの研究をされているメンバーさんがいらっしゃったので、やっぱり気になる「コロナって、今後、どうなっていくんですか?」という質問をぶつけてみました。
そこで返ってきた答えが以下のとおり。
「彼らの目的は『生きること(広めること)』なので、宿主を殺してしまうことが彼らにとっては一番の悪手なんです。宿主が死ぬと、自分も死ぬので。なので、彼らの打ち手は、『殺傷能力を落として、“弱くなって”、広める(生き延びる)』になってくると思います」
なるほど。「コロナ目線」で考えると、そりゃそのとおりで、宿主を重症化させても一つも得がないんですね。
そう考えると『SARS(サーズ)』がとった打ち手は、ウイルスの生存戦略としては間違っていて、たしかに死んじゃいました。
「怖いのは人間ですね。マスコミが悪戯にコロナを報道し、国民を扇動することで、医療機関がパンクし、致死率の高い病気の対応ができなくなってしまいます」と先生。
いろいろと考えさせられます。
先生のお話しを伺いながら(本当に面白かった!)、新型コロナウイルスがとった「生き延びる為に弱くなる」という生存戦略は、人間にも転用できるなぁと思いました。
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▼ ホームレス小谷から学ぶ生存戦略
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生き延びる為に殺傷能力を落とすコロナの生存戦略から学べることは「『強くなること=生き延びること』では無い」ということだと思います。
実は僕の後輩の「ホームレス小谷」もコロナと同じ戦略をとっていて、彼がホームレスになった時(8年ぐらい前?)に禁止したことは一つ、『講演会をやらない』でした。
「何でも屋さん」として自分の1日を50円で売り続ける彼は、毎日、いろんな人、いろんな情報、いろんな思想と出会います。
そんな暮らしをすれば、当然『知識量』は僕らの何倍にもなるわけで……その知識(体験談)を求める人は後を絶ちません。
講演会の依頼が舞い込んでくることは分かっていたのですが、一度講演会を開催してしまうと、ホームレス小谷は人の上に立ってしまいます。
強くなってしまうわけですね。
そうすると、「小谷を助けよう」という人が減ってしまうのは明らかで、まもなく小谷は誰にも寄生できずに死んでしまいます。
なので、ホームレスになった時点で「講演会は禁止」というルールを決めました。
「余白が大事」と言ったりしますが、『弱さが生む支配力』は世界中の赤ちゃんが証明しているところで、これは【集落の時代(コミュニティーの時代)】には強く意識しなくてはいけない部分だと思います。
「助けてもらえるヤツが一番強い」という結論ですね。
今、新R25YouTubeチャンネルで、僕の友達やスタッフが僕の悪口をひたすら言い続ける座談会(https://youtu.be/c9zCfO6uwI4
 
)をしているのですが…
その中で箕輪さんが指摘されていましたが、頑張れば頑張るほど、結果を出せば出すほど「余白」が削られていくですね。
キングコング西野亮廣なんて、誰よりも働くし、素直だし、そもそもメチャクチャ男前だし、余白の欠片もないんです。
だからと言って、今さら西野亮廣に「程よくダラしなく生きる」を求めるのは酷で、そこは人間性的に無理なんですね。
なので西野は、今の実力不相応な高さ(二段階ほど高いところ)に目標を設定して、その目標までの距離で「弱さ」「余白」を作り出さなきゃいけない。
半ば強引に「弱さ」や「余白」を作るわけですが、この作業をサボってしまうと、新型西野ウイルスは誰にも寄生できずに絶滅してしまいます。
SARSの二の舞です。
仕事柄、いろんな人に会わせていただきますし、頻繁に開催している飲み会でも、いろんな人に会わせていただくのですが、『上昇志向が裏目に出て、余白を潰してしまっていて、生存率を下げてしまっている人』を時々見かけます。
『強くなる=生存率が上がる』は、おそらく【個の時代】の考え方で、【集落の時代】は、そういうことでもないよ、というのが今日の話です。
俯瞰で自分を見て、「フォローしてやりたくなる『愛嬌のある弱さ』」を持ち合わせているかどうか?を確認してみるといいかもしれません。
僕みたいな真面目人間は、おそらく持ち合わせていないし、おそらく「いつもドジをこいてあるのに、愛されている人」を羨んでいるハズ(笑)
ただ、そこには向き不向きがあるので、目標設定で弱さ(余白)を強引に作り出すのも、一手だと思います。
映画『えんとつ町のプペル』の完成と公開が近づき、日に日に恐さが増していっています。
そこそこ膝も震えていますが、メチャクソ頑張ります。
貴方も頑張って。
現場からは以上でーす!
【追伸】
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