西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2020年11月21日のエンタメ研究所の過去記事

11月21日(土) ※11月23日以降は『いいね』を押さないでください。
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オシャレなホテルの部屋を出た後、廊下のどちら側に進めばエレベーターホールに辿り着くのかが分からなくなるキングコング西野です。
今日は朝から大阪のサロンメンバーさんと淀川河川敷でジョギング大会(50分)がありました。
『3㎞コース』と『6㎞コース』と『9㎞コース』があったのですが、西野はもちろん9㎞コース!
格の違いを見せつけてやりました。
サロンメンバー同士で励まし合いながら走るジョギング大会は気持ち良すぎるので(そして痩せるので!)、またやりますね。
そんなこんなで今日は『プロセスエコノミーが生む新しい広告』というテーマでお話ししたいと思います。
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▼ 「信用」って面白い
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最近、あらためて『お金』の勉強をしています。
『お金稼ぎ』の勉強ではなく、『お金の歴史』の勉強です。
「もともとは物々交換から始まって…」みたいなアレです。
調べれば調べるほど面白いのが『お金の成り立ち』や『銀行の成り立ち』で、僕らが知っている(教科書とかで学んだ)アレとは若干違うんですね。
そもそも、中国と西洋で全然違ったりします。
このへんの話は「宗教のルール」や「国家の強さ」がガンガン絡んできてメチャクチャ面白いので、また酔っ払った時にでも話します。
「最初は物々交換から始まった……」というのも若干違っていて、そもそも『交換』という概念が生まれたのはは結構最近なんです。
小さい小さいグループで活動している時にあるのは『ギブ』だけなんです。
母の日に母にカーネーションをプレゼントする時に「その場のリターン」を求めないじゃないですか?
あの感じです。
そして、グループがだんだん大きくなってきて、知らない人も増えてきて、ついには、知らない人ばかりの隣のグループにモノをあげる時に「交換」が発生します。
今この瞬間に回収しておかないと、与えた分が返ってこないかもしれないからです。
つまり、「交換(ギブ&テイク)」というのは、“相手を信用していないから生まれた概念”なんです。
ここでは、なんとなく「『信用している相手とのやりとり』は、ギブ&テイクが生まれにくく、ギブが生まれやすい」と覚えておいていただけるといいかもです。
そんなこんなで今日の本題です。
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▼ プロセスエコノミーが生む「ボランティア広告」
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メイキングを有料にして、そこで集めた予算でハイクオリティーのメインコンテンツを作り、それを無料で提供し、メイキングを買ってくださるお客さんを増やし、さらにハイクオリティーのメインコンテンツを作り、無料で提供し……という『プロセスエコノミー』を、誰がモノにするのか(覇権をとるのか)に全西野の注目が集まっています。
古い体質の企業・芸能事務所と権利オラオラのアメリカ(※イメージで言っています)は、この分野では、かはり遅れをとるでしょう。
メインコンテンツの売り上げで、メインコンテンツを作っている以上、メインコンテンツの価格を下げられないので、価格競争で負けます。
今日お話ししたいのはそれではなく……「プロセスエコノミーって、思わぬ副産物があるよね」という話です。
御存知のとおり、今、サロン内では映画『えんとつ町のプペル』完成までのプロセスをガンガン発信しています。
チャンスもピンチも白西」も黒西野も垂れ流し、連日「ぐぎゃー!」と叫んでおります。
そんな中、いろんな企業さんが有志で、協力の手を挙げてくださいます↓↓↓
『株式会社RIN 代表 フラワーサイクリスト河島春佳様』
【協力内容】
原宿にあるラフォーレのエントランス、1階のスペースでPOPUP展開 でチラシ配布決定
■開催期間:11月21日(土)〜12月25日(金)
②『岩手オンラインサロンメンバー 戸澤伸一澤様』
【協力内容】
盛岡大通りレインボービジョン予告放映メディアを押さえて、予告編放映。
■開催期間:12月1日(火)ー31日(木) 8:00-19:00
1日15本30日分計450本
③『豊橋創造大学の教員の葛谷様&教え子の中根弘典様』
【協力内容】
大学内ポスターチラシ設置、授業でプペルの良さを教える
④『兵庫県川西市 能勢電鉄株式会社様』
【協力内容】
当社線各駅(14駅)改札上のデジタルサイネージで予告編放映。
⑤『Design Home Sora様』
【協力内容】
広島県大型ビジョンで予告編放映。
……これ、「企業協賛」じゃないんです。
サロンのお問い合わせフォーム(https://akihironishino.zendesk.com/hc/ja/requests/new
 
)に、「頑張ってる西野君をただただ応援したいので、ウチの広告枠を使ってください」と連絡をくださったんです。
「映画プペルを宣伝する」は西野に対するギブであることは間違いないのですが、ここでは、テイクを求めていない。
交換関係じゃないんです。
ボランティア広告です。
ここで僕らは整理しなければなりません。
「プロセスを販売していなかったら、これらのボランティア広告は生まれていない」と。
ポケモンのボランティア広告」とかって、あまりイメージつかないですよね?
ですが、「成長中のアイドルのボランティア広告」は、ときどきあります。
違いは「プロセスを売れているか否か」で、もう少し掘り下げると、「信用(共感)を獲得できているか否か」「よく知っている人(身内)になれているか否か」だと思います。
「信用・共感」の獲得は、『メインコンテンツさん』でもやれないことはありませんが、お客さんと苦楽を共にする『プロセスさん』の方が得意であることは間違いありません。
話をまとめると……
「メインコンテンツの販売と、プロセスエコノミーとでは『広告力』でも違いが出てくるよね。ここ見落とさない方がいいよ」というのが今日の話です。
今回の映画『えんとつ町のプペル』で、そのことを世間の皆様に証明してみたいと思います。
「弊社で、こんな宣伝のお手伝いができるよ!」という方がいらっしゃいましたら、お手数ですが、『お問い合わせフォーム』まで、ご一報ください。
そんなこんなで、映画『えんとつ町のプペル』の公開まで、あと1ヶ月チョイ!
頑張ります!
もう一回言います。
頑張ります!!!
現場からは以上でーす!
【追伸】
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