2020年07月30日のエンタメ研究所の過去記事
7月30日(木) ※8月2日以降は『いいね』を押さないでください。
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こんにちは。
二日酔いで立ち上がれなかったので、せめて勉強しようと思いビジネス系YouTuberさんの動画を観ていたら、「デキるビジネスマンは時間の重みを知っている。二日酔いなどしない」と語られてしまったキングコング西野です。
※最後に絵描きさん(サロンメンバー)にお仕事の発注があります。
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▼ 自覚がある嘘と、自覚がない嘘
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一方、京都や金沢といった街も好きです。
建ち並んだ木造建築を見るたびに、「あぁ、日本人で良かったなぁ」と思います。
たとえば京都の「先斗町」。
朽ちた「木の壁」は改修工事に入りますが、再び「木の壁」が建てられます。
雨風に強い最新の素材は使われません。
もしも台風で柳の木が倒れたら、そこには、また柳の木が植えられます。
いずれも利便性を優先していません。
それは、ディズニーランドのように「誰か一人がついた嘘にお客さんか参加する」という空間ではありません。
参加者全員で嘘をついていて、
恐ろしいことに、
参加者全員が「嘘をついている」という自覚がない。
それどころか、先斗町の成り立ちすら知らない。
なんとなく「昔からある町」ぐらいに捉えているが、もしかすると誰かの小説に出てきた町を再現した町かもしれない。
史実なんて、カメラで撮っていたものでも、レコーダーで録音していたものでもなく、官軍の作家による『創作』です。
脚色されまくっている朝ドラみたいなノリです。
ところが僕らは「昔、本当にあったこと」として、その嘘の全てを信じています。
皆が「価値がある」と信じてしまったから、本当に価値を持ってしまった「お金」のよう。
個人的に興味があるのは、こっち側の(タチの悪い)嘘です。
僕が作りたいのは「テーマパーク」などではありません。
「全員の嘘が本当になってしまった町」です。
ここを徹底的に作り込みます。
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▼ 嘘の中に「本当」を織り交ぜる
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ファンタジーの中に出てくる空間であることは間違いないのですが、現実世界に存在しいて、そこで経済活動がおこなわれています。
『えんとつ町』の中にあるスナックCANDYで呑んでいるお客さんに、「今、どっちの世界にいますか?」と質問したら、「現実世界」と答えるでしょう。
このお客さんの中で「現実」と「ファンタジー」を切り分けているものは『画面』です。
そんなこんなで、ここからは『業務連絡』です。
▼ホームレス小谷君(CANDYオーナー)へ。
えんとつ町の世界を再現した『天才万博』と、えんとつ町の世界を再現した宿泊施設『頓堀宿泊施設』のイイ写真を数点選んで、額装し、店の中(トイレの壁)とかに飾ってください。
これで、「画像の中(画面の向こう)=ファンタジー」という整理が若干崩れると思います。
▼油絵を描かれているサロンメンバーさんへ。
「現実を証明してくれるモノは何があるかなぁ?」と考えたところ、油絵(風景画)に辿り着きました。
そこで油絵(風景画)を描かれているサロンメンバーさんに、お願いがあります。
えんとつ町の世界を再現した空間に飾る用の『えんとつ町の風景』を描いていただきたいのです。
こちらはキチンと仕事として発注したいので、御自身の作品の画像を添付して(作品がまとめて見れるリンクも添付してもらえると嬉しい)、コメント欄まで御一報ください。
「あー、素敵な絵を描かれるなぁー」と思った方に、コチラから御連絡させていただきます。
(※個人的に僕の家にも飾りたい)
……とまぁ、こんな感じで、現実とファンタジーの境界線をジワジワと消していきます。
いつかスナック『CANDY』の壁に「えんとつ町の風景画(油絵)」が飾られているのを見つけた時は今日の記事を思い出して、ニヤニヤしてください。
現場からは以上でーす。