西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2021年04月27日のエンタメ研究所の過去記事

4月27日(火) ※4月29日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
「ゆたぼん」なのか「ゆたぽん」なのか、いまだに分かっていないキングコング西野です。
さて。
今日は『明るい未来を作る』というテーマでお話ししたいと思います。
近い未来の話です。
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▼ 僕らが住む世界は僕らが作る
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『映画 えんとつ町のプペル』の再上映が沖縄・宮古島(よしもと南の島パニパニシネマ)で始まったそうです。
再上映にご尽力くださった皆様にこの場を借りて深くお礼申し上げます。
【よしもとパニパニシネマ】
昨日、サロンに投稿した記事は墓場まで持っていただくとして……(宮古島では再スタートしていますが)『映画 えんとつ町のプペル』の“ファーストチャレンジ“が終わろうとしています。
じゃあ、主犯格である西野は一旦お休みモードに入っているか?というと、まさかそんなハズはなくて……次の実験に向けて動いています。
その「次の実験」というのが、昨日の記事でチョロっと書いた「空中戦」の話です。
オセロ等のボードゲームオタクである僕は、「必ず訪れる未来の問題」を後回しにはできないヤツでして(※未来の問題を後回しにすると全身が痒くなっちゃう)、ここを先に片付けておこうと思います。
今、僕らが抱えている問題はザッと以下の二つ。
① どうやらコロナはしばらく落ち着かない
② コロナが落ち着いたとしても…
…です。
いつまで経ってもコロナが落ち着かないもんですから、お店は火の車。
おまけにゃ、コロナが落ち着いたところで、そこから先は、お店からするとコロナなんかよりもよっぽど強力なG A F A M(GoogleAmazonFacebookAppleMicrosoft)をはじめとしたグローバル企業の猛威にさらされます。
演劇畑の人間にしても、「ライバル劇団」だけじゃなく、「Netflix」が競合に入っていることをよくよく自覚した方がイイ。
100年に一度のウイルスと戦わなきゃいけないし、世界に飛び出していっていないのに世界と戦わなきゃといけない。
そんなハードな時代に僕らは生きていて、そして西野亮廣はニヤニヤしています。
もう「羽生善治名人」と呼んでください。
1年2ヶ月前から、このサロンに入ってくださっている方はご存知だとは思いますが……
当時、集団感染が起きた『ダイヤモンド・プリンセス号』のメディアの乱暴な煽り方と、政府の機能不全を目の当たりにした時に、「こりゃ、長い戦いになるなぁ……」と思い、すぐに『サロンマップ』の開発に入りました。
実は最初に『地図』に目をつけたのは、コロナがやってくる数年前(2017年〜2018年)のこと。
サロンメンバーさんに何度もヒアリングしたところ、「どうせお金を落とすのなら、サロンメンバーさんの店で落としたい!」という声がたくさんありまして、「それならば、サロンメンバーさんのお店を検索できるようにしよう」と考え、テストでマップを作っていました。
3〜4年前の西野の言葉を借りると……
「技術がコモディティ化した今、『機能検索』の時代は終わり、『人検索』の時代になる。そうなった時に、『距離』に個人差が生まれてくるので(「駅前にあるラーメン屋」よりも、「○○君が働いているラーメン屋」の方が近くなるので)、地球の形は人によって違ってくる」
です。
これを2018年11月29日放送の『アメトーーク』(※キングコング同期芸人)で堂々とはなしちゃったもんだから、東野幸治さんから見事「新世界の創造主」という異名を頂戴します。
教祖様の誕生です。
基本的に僕は算数で説明できるものが好きなもんですから、(怪しい話に思われてしまうのですが)怪しい話は1ミリもしていなくて、「こうで、こうで、こうなるから、こうだよね」という話しかしません。
もちろん、その当時はウイルスのことは1ミリも頭になかったのですが、多くの店の集客装置が『人』になることは見えていて、『人』を集客装置にしない店の多くは、グローバル企業に飲まれることは見えていました。
その後、コロナが世界を覆って、『「商品」ではなくて、「人」を買ってくれる人(=助けてくれる人・ファン)を何人抱えているか?』という世界線が加速しました。
この間にクラウドファンディングをされたサロンメンバーさんもいらっしゃると思いますが、支援してくれたのは、昔からのお仲間と「サロンメンバー」だったハズ。
「コミュニティー」というものがメチャクチャ大事なのですが、多くの日本人は、まだそこの理解が進んでいないように思います。
そして、その中には「理解しようとしない人達」がいて……その人達にはどれだけ説明しても無駄。
「結果で示す」のが一番てっとり早いと思います。
そんなこんなで、次に僕が仕掛けようとしていることを聞いてください。
たぶん、ちょっと複雑な話になると思うので、「読んでみたけど、よく分かんねー」という人は、もし良かったら今度開催するオンライン勉強会『キンコン西野と学ぶ!優しい仮想通貨(※儲け話はないよ)』にご参加ください。
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▼ 「コミュニティーマップ」と「コミュニティートークン」
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昨日か一昨日、フラッと『Salon.jp』のAndroid用のアプリを出しました。
iPhone版のアプリは現在審査待ちで、代わりにウェブ版(ブラウザ版)があります。
【ウェブ版】
サロンメンバーのお店や、サロンメンバーさんを検索するにはもってこいのアプリです。
先ほども申し上げた通り、これでサロンメンバーさん同士の助け合いが加速すればいいなぁと思っています。
そこから、さらに…
「長く応援してくださっている人(長くサロンにいる人)が嬉しくなるような仕組み」
と、
「サロンメンバーさん同士の応援が加速する仕組み」
を作れたらいいなぁと思っていまして…
運営の方からサロンマンバーさんにトークン(ポイントみたいなもん!)を毎月配って、そのトークンがそれぞれのサロンメンバーさんのサービスに対する「チップ」として使われる流れを作ってやろうと思っとります。
僕が時々やる「オンライン講演会」などのサービスが、そのトークンで参加できるといいですね。
実は「レターポット」というサービスが結果的に、そのテスト版みたいになっていたのですが……どうやらトークンエコノミーを回すには『マップ(※実際にリアルサービスを受ける)』が結構大事なことが見えてきました。
繰り返しになりますが、このトークンは「毎月配る」「販売しない」というのがポイントです。
僕個人的には「古参がドヤる」は絶対にN Gなのですが、「古参」は昔から応援してくださっている大切なお客様であることは間違いありません。
古参に対して、「ドヤれる」以外のメリットを作れるといいなぁと思っていたのですが、どうやら「トークン」がその答えっぽいです。
「サロンマップで調べて、サロンメンバーの店に行って、帰り道にチップがてらさサロンメンバーさんにトークンを支払う」という流れを作れるか?
そんな実験をしてみたいと思います。
実装するのはまだ先ですが、最近、サロン記事でやたらと「ブロックチェーン」の話題が増えているのは、そういった背景があります。
やっぱり、自分がいなくなった後の世界のことを想いながら今世を生きると、「守り続ける仕組み」から手をつけていかなきゃいけなくなるのでメチャクチャ楽しいです。
仮想通貨の勉強会は面白くなりそうです。
お時間あれば、是非。
現場からは以上で〜す。
 
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