西野亮廣のエンタメsalon

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2021年06月28日のエンタメ研究所の過去記事

6月28日(月) ※6月30日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
新サービス(elu)を立ち上げて好調な滑り出しを見せているのに、手数料を安く設定しすぎた為に死にかけている「けんすうサン」を助けたいキングコング西野です。
さて。
今日は『サロンメンバーの実店舗を応援する新提案』というテーマでお届けしたいと思います。
「こんな形でも応援させてもらおうと思うのですが、どうっすかね?」という感じの話です。
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▼ ちょっとずつ見えてきたアフターコロナ
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これといった趣味は無いのですが、強いて言うなら「劇場に通うこと」が趣味です。
寄席、映画館、サーカス、演劇、ミュージカル、落語……ジャンル問わず、毎週どこかの劇場に足を運んで、何かを観ています。
説明するまでもありませんが、劇場史において、この1年半ほど苦しい季節はありません。
第二次世界大戦が開戦した昭和19年の3月に全国の大劇場閉鎖の命令が出ましたが、その二週間後には興行時間(2時間半以内)の条件付きでで、興行が再開されています。
戦時中であろうと、劇場はまわっていたんです。
劇場にとって、今がどれぐらい異常事態かが少しは伝わったかと思います。
コロナ禍であろうと、政府が定めたルール内で運営している劇場に罪はありません。
これは飲食店も同じですが、文句があるのならば、劇場や店に言うのではなく、「ルール」に言うべきだと僕は考えています。
そんなこんなで、僕は、コロナ禍でも毎週のように劇場に通っていました。
一年前と明らかに違うのは、客席に流れている「空気」です。
そこに集まった人達がライブを渇望しているこのが、手にとるように分かります。
20年近く劇場に通っていますが、こんな空気は初めてです。
コロナが終息しつつある国などは特に顕著ですが、ライブの「揺り戻し」は明らかに起きています。
国内でも、終息後しばらくは、各地で熱狂が起きるでしょう。
しかし、その一方で、自宅時間を充実させる為のインフラが整ったのも事実。
これは劇場だけじゃありません。
昨日、成毛眞さん(元・日本マイクロソフト社長)が自身のFacebookで、「考えてみると2年間も自宅での調理が増えたのだ。料理が上手くなった人も多いはずだ。外食が完全に元に戻ることはないかもしれない……」とコメントされていました。
オフライン(実店舗系)のサービスをする者にとって、コロナが『自宅』という競合を増やしたことは間違いなくて、アフターコロナは「戻るところは戻るし、戻らないところは戻らない」と見立てるのが妥当だと思います。
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▼ そんな中、今日は実店舗さんを応援する話
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昔からこのサロンに入られている方からくると、四万回ぐらい聞かされている話だと思うのですが、現代サービスにおいて「商品の品質」はその価値を失いつつあります。
商品の品質などブッちぎりに高くて当たり前で、その上で、「商品以外のバリューをどれだけ創造するか?」と僕らは問われています。
昨日、学生インターンの最終面接があったのですが、面接に来た学生の女の子から、世界を席巻する『スターバックス』がオーストリアの都市インスブルック(だっけ?)への進出に失敗した話を教えてもらいました。
人・文化でガッツリと繋がっていた街の人達(コミュニティー)を前に、あの天下無双のスターバックスの「機能」が惨敗したというのです。
「コミュニティー」こそが最大の盾であることは、このサロンでも8万回ほど話していますが、それは日本国内に限った話ではなく、世界のあらゆる地域の、あらゆるコミュニティーが証明しています。
実際、サロンメンバーさんが来店してくれるサロンメンバーさんのお店にとってのサロンメンバーさんは(※ややこしい!)、店の常連さんになっている確率が極めて高いと思います。
なので、僕ができるお手伝いとしては、サロンメンバーさんと、サロンメンバーさんのお店ののマッチングを加速させること。
そんなことを考えて、サロンメンバーさんのお店の場所が一目で分かる地図サービスを作りました。
※コチラ→https://salon.jp/members
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▼ サロンメンバーさんの店の場所が一目で分かる地図を、もっと身近に!
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次に僕がやらなければいけないのは、この「サロンメンバーさんの店の場所が一目で分かる地図」を、もっと身近にすることです。
利用される頻度を増やすことです。
だからと言って、Voicyで毎回毎回「サロンマップ」の告知を挟むのは現実的ではありません。
僕には、その時々で、告知しなければならないことがあります。
どうすれば、この「サロンマップ」を、今よりももっとサロンメンバーさんの手元に潜りこませることができるのでしょうか?
リアルな話をすると、地図が利用される頻度を増やせば増やすほど、サロンメンバーさんのお店の平均売上が増えます。
とっても大事です。
そんなこんなで、あれやこれやと考えてみたのですが、こんなのはどうでしょう?
先日、立ち上げたCHIMNEY TOWNの公式ホームページには、毎日、僕の記事(Voicyを文字起こししたもの)がアップされます。
つまり、毎日、数万人の方が、このホームページに訪れています。
このホームページの画面右下に、「サロンメンバーさんの店の地図が出せる丸いボタン」を常に出しておく。
そうすると、西野のブログを読む目的で訪れてくださった方に、サロンメンバーさんのお店をご案内できます。
「ちなみに、家の近所にサロンメンバーさんの店はあるかしら?」とポチっとな。
この建て付けにすれば、あらたにコストを割かなくても、サロンメンバーさんのお店を応援し続けることができるので、結構いいんじゃないかなぁと思っています。
あとは「エンジニアさん、頑張って!」と祈るのみ。
CHIMNEY TOWNのスタッフさんへの提案は、この記事で終わらせたので、また話が進んだらお知らせしますね。
あの手この手でサロンメンバーさんを応援します。
ゲーム感覚でやってる、ただの趣味なので御礼はいりません。
現場からは以上でーす。
 
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