西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2021年11月27日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
ヒルのボートに乗ってしまうと、乗った本人はアヒル感を感じられない上に、アヒルの後頭部が邪魔で視界が悪くなることが分かったキングコング西野です。
#さては最近アヒルのボートに乗っただろ

さて。
今日は『時代の掴み方』というテーマでお話ししたいと思います。
 

※今日の記事は個人名が入っているので、一年後も公開しないでください。

 

冬をどう越すか?

たしか以前、けんすうサンのサロン(https://salon.jp/alu)でも言及されていたと思うのですが、僕のまわりのイケてる経営者(インフルエンサー)が口を揃えて言うことがあります。

それが、

「何が当たるかは分かる。だけど、いつ当たるかが分からない」

です。

 

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ビジネスマン的な視点から言うと、「脱成長」を掲げる人間に、「成長」を買っている資本家(大人のオジサン達を含む)がお金を出すはずがなく、この一年半でシンプルにチャンスを逃したと思います。

もっとエグいことを言うと、「脱成長ウェーイ」をやっちゃった人のまわりには、「脱成長コミュニティー」が出来上がってしまっているので、「やっぱり、俺、頑張るわ」とハンドルを切ったときに、仲間内から裏切り者のように扱われて、強烈に足を引っ張られるでしょう。

こればっかりは因果応報というか、自分で作った環境なので仕方ありません。

黒西野的に言うと「論破を目的としたバカと仕事をするヤツがどこの世界にいるんだよ」です。
生産の現場に「論破」は必要ありません。

まもなく、「行動しろ!」という強い言葉が求められるんだろうなぁと思います。
ただ、この一年半近くは、そのような強い言葉は求められません(流行りません)でした。

「頑張っても無駄」を、コロナが量産したからです。

じゃあ、時代に合わせて「行動しろ!」→「頑張っても無駄じゃん」→「行動しろ」と意見をコロコロ変えればいいのかというと、たぶん、そんなことはなくて、やっぱり、ずっとその場にいた人(ずっとそのメッセージを唱え続けていた人)のメッセージしか刺さりません。

もちろん、時代に合わせて軽めのチューニングは必要ですが、大元のスタンスを変えてしまうと、ただ流行りを追っているヤツで、何者にもなれません。

「その場にいる」ということが、すごく重要で、自分に風が吹いていない時(時計の針が合っていない時)は、「仕込みをしておく」が一番良いのかなぁと思います。

『映画 えんとつ町のプペル』をヒットさせた後、あの勢いのまま僕が発信を続けていたら、きっとロクでもないことになっていただろうなぁと今になって思います。
#すぐにアトリエに籠って歌舞伎やミュージカルの制作に入ってよかった

僕が声のボリュームを上げるのは、もうちょっと後だろうなぁと思っています。

そんな感じで、きっと(この先)皆さんの活動にも「売り出すのは今じゃない」はあって、その時期の過ごし方としては、流行りに合わせてスタンスを変えるのではなくて、生活が続けられる程度に売りつつ、「仕込みにあてる」が良いんじゃないかなぁと思うオイラです。
#そんでもって時期がきたら声をあげる

現場からは以上でーす。

 

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