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西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2021年03月30日のエンタメ研究所の過去記事

3月30日(火) ※4月1日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
子供の頃、ローラースケートで颯爽と現れるローラーヒーロー『ムテキング』というアニメが放送されていたのですが、「よく、そのワン設定で乗り切ったな」と思っているキングコング西野です。
さて。
今日は『お金を出す』というテーマでお話ししたいと思います。
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キンコン西野は現場にいる
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いつも、サロンに投稿する記事は「現場からは以上でーす」が定番の締め文句となっておりますが、伊達じゃありません。
大きなプロジェクトを一つ終わらせると、たくさんのノウハウが貯まります。
あるいは、読書から得られるノウハウもあるでしょう。
それらを求めている人がいるので、講演会などでは、自分が吸収したノウハウを提供させていただいております。
(※「西野に講演会のオファーを出す時はどこに連絡すればいいの?」と言われます。コチラです→https://akihironishino.zendesk.com/hc/ja/requests/new
)
講演会は講演会で、自分の活力にもなっているので真面目にやらせていただきますが(※喋るとスッキリする!)、こちとら兵庫県の田舎侍ですので、やっぱり「現場の最前線でやり合ってナンボ」という考えです。
戦だと一番最初に死ぬヤツです。
たぶん僕はオンラインサロンに投稿する記事で365日毎日「は~、なるほどなぁ~」と皆様を唸らし続けることはできるのですが、それを繰り返す西野を、ここにいる皆さんが望んでいないことを知っていますし、僕も望んでいません。
そんなこんなで、今日は「どうなるか分からないけど、とりあえず具体的にやってみるシリーズ」です。
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▼ お金を出して自分事にする
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『映画 えんとつ町のプペル』は製作スタイルは色々と特殊なことがあったのですが、その中の一つとして「タレント本人が出資する」というのがありました。
映画は『製作委員会』と呼ばれる、「複数の企業がお金を出し合って、制作費と売り上げと宣伝を分け分けする形」がとられることが多いです。
『映画 えんとつ町のプペル』も製作委員会方式をとらせていただきました。
製作委員会方式のデメリットは「お金を出した企業が内容に口を挟む」なのですが、『映画 えんとつ町のプペル』に関しては、「お金は出していただきたいのですが、絶対に口は挟まないでください。いい感じにやっとくので僕に全て任せて!はい、仕事に戻って!」という西野のワガママが無事に採用されて、見事に企業色が消えました。
一度だけ、エンディングテーマ(主題歌)に、大物アーティストのキャスティングの話が持ちかけられたのですが「ダメです」と答えました。
この製作委員会方式に関して、僕がもう1つだけ投下したワガママは「僕(CHIMNEY TOWN)も出資させてください」でした。
「儲けたい」という動機ではなく、『コケたら西野が具体的に損をする』という環境の方が、(出資分を回収しようとして)僕の体重が乗るからです。
その結果、出資分とは別で、1億5000万円近くの広告費を自腹で出しているので、回収できたのかどうなのかよく分かりませんが(笑)
まぁ、それによって圧倒的に認知を獲得したので、長期的に見たら、回収できているのでしょう。
僕は、アル株式会社や、株式会社Voicyや、あと、いくつかの会社の株主なのですが……面白いことに『お金を出して、応援している』んです。
お金を出して、応援してもらっているんじゃないですよ。
もう一度言います。
お金を出して、応援しているんです。
お金を出した以上は上手くいって欲しいので。
理屈としては『映画 えんとつ町のプペル』への出資と同じです。
お金を出すと分かりやすく自分事になるのですが、過去の『地方創生』を見ていると、「町起こし請負人」として呼ばれたタレントやクリエイターがお金を出しているケースって本当に少ないんです。
もちろん、タレントやクリエイター、あるいはコンサルタントに「お金を出す義務」などはないのですが(なので決して責められるものではないのですが)、お金を出した方が「回収する」というスイッチが入って、町起こしが自分事になると思います。
……もうそろそろオチが見えてきたと思うのですが、一昨日、美術館やらアパート建設を計画している川西(兵庫県)に行って、物件を見ていたんです。
僕は会社から役員報酬というものをいただいていて(なるべくエンタメ投資や支援に使いたいので、そんなに多くないですよ)、時々、本の印税なんかも入ってくるので、今、少しだけ貯金ができたんです。
でも、僕の銀行にお金が入っていても仕方ないじゃないですか?
そのお金はもっと積極的に回していった方がいい。
ということで、個人で物件を買って、店舗物件として建て直して、誰かに貸そうと思います。
お金を出した分を回収しようとする西野は、きっとその店の宣伝を始めるので、店にとっても、地域にとってもプラスになる。
銀行に寝かしているぐらいなら、そっちの方が救える人数が増えるでしょ?
また一文無しになりますが、また一生懸命働きます(^o^)
一筋縄ではいかない地方創生です。
上手くいかない時も一緒にいられるように『お金を出す』という選択をさせていただきました。
具体的に進めます。
現場からは以上でーす。
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