西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2021年08月04日のエンタメ研究所の過去記事

8月4日(火) ※8月6日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
自宅隔離中に、入国者健康確認センターからかからってくる「居場所確認の電話」に(トイレや風呂に入ってて)出られなかった時は……せっかくルールを守ってるのに、守ってないみたいに思われるのが嫌なので、折り返しの電話を入れたくなるキングコング西野です。
さて。
ここ最近、「こういう時代がくるよ」とか「こんなことを始めてみたよ」という派手な話が続いたので、今日は少し趣(おもむき)を変えて、『経過報告(成果報告)』をしたいと思います。
これによって、「打ち手は効果」を共有できると嬉しいです。
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▼ 無駄なプライドが引き起こす車輪の再発明
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あまり上手くいっていない人の共通の特徴は「プライドが高い」です。
意識が高いのは結構ですが、プライドが高いのは本当にマイナスで、とくに「アンチ○○」というスタンスをとっている人の人生は、なかなかハードモードです。
「アンチ○○」は、○○さんのやることなすことを否定することを基本姿勢としているわけですが、○○さんが正解を出す場合があるんですね。
場合によっては、○○さんが開発した「仕組み」によって助けられることもあるのに、「アンチ○○」というスタンスだと、その「仕組み」を否定しなきゃいけないので、ほぼほぼ自殺行為です。
これまでいろんな方を見てきましたが、男性の場合が『嫉妬』が、そのスタンスを生んでいるケースがほとんどです。
当然、本人はアレやコレやと理屈を並べて“嫉妬に狂っている自分”を懸命に隠そうとしますが、“自分よりも上手くいっていない男のアンチ活動”をしている男を、ほとんど見たことがありません。
男の嫉妬というのは、上位のオスに対して感じる「社会的な嫉妬」が多く、それはもう「群れの中で強くないとメスを獲得できない(子孫を残せない)」という動物的なものですから、ある程度は仕方ない部分があります。
これを完全に解決するには自分が強くなるしかないのですが、情報社会において、「情報を拒む」ということと「強くなる」が相容れないことは言うまでもありません。
合理的に考えるのであれば、「上手くいっている人のやり方を素直にパクらせてもらう(※その後に自分仕様にカスタムする)」が一番良い打ち手になるのですが、嫉妬が邪魔をして、プライドが邪魔をして、一旦、そのやり方を否定してしまう人が少なくありません。
このあたりは、「わ!メチャクチャいいっすね。そのやり方、パクらせてもらっていいっすか!?」と明るく本人に伝えるキングコング西野こと「男の風上にもおけないヤツ」を見習ってください。
嫉妬やプライドを拗らした人は、数年遅れで(否定した過去を皆が忘れた頃に)、自分が否定した打ち手をコッソリと選択しますが、「あの時はゴメン!ちょっと教えて!」と素直に言えない為、「車輪の再発明」をしてしまいます。
車輪の再発明とは、「広く受け入れられ確立されている技術や解決法を知らずに、または“意図的に無視して”、再び一から作ること」です。
(by Wikipedia先生)
たとえば、「自分なりのクラウドファンディングの使い方を探す」みたいなことです。
そのやり方は、もう8年前に誰かがやっていて、「このやり方には脈がないよね」という結論が出ているのに、そのことを知らずに、「思いついたー!これが俺なりのクラウドファンディングやで!」といった調子で、やってしまっている。
前置きが長くなりましたが、一言でまとめると、「もういいから、生き残りたければ、素直に真正面からパクっとけよ」です。
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▼ ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のギフト化の経過報告
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昨日、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のギフトチケットの販売をスタートしました。
このサロンで連日お伝えしている「エンタメ業界における富の再分配(※VIPに出していただいたお金を、子供たちに回す)」です。
これは『映画 えんとつ町のプペル』の時に仕掛けた打ち手の転用です、あの時と今回とで違うのは、今回は「クラウドファンディングではなくて、BASE(ECサイト)を利用した」という点です。
そうすることで、“リターンごと”に販売リンクを貼ることができます。
(※クラファンでも頑張ればできますが)
※こんな感じで→【東京都立川市https://poupelleny.thebase.in/items/49893632
あとはリターンを追加する時に、都度都度、クラウドファンディングの運営会社にお伺いを立てなくてもイイ。
そんなこんなで、スタートしたギフトチケット企画ですが、今日の時点で、80名以上の子供に、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のオンラインチケットが届くことが決まっています。
ご購入くださった足長おじさんの皆様、どうもありがとうございました。好きです。
あらゆるコンテンツが「集客」で頭を抱える中、公演3ヶ月前の時点で、チビッ子80名の来場(視聴)が決まっていて、ここからジワジワと伸ばしていきます。
これって、規模はさておき、「知っていれば、どの公演でも転用できる打ち手」なわけで、「ギフト化(=VIPとのマッチング)」なんで西野の©️(著作権)でもないわけですから、ガタガタ言ってねぇで、パクればいいと思います。
ただ、上っ面だけを真似しても絶対に無理で、構造からキチンと理解しておく必要があります。
ギフトがギフトとして成立する(贈られた人が喜んでれる)条件として、「中身を知っている(信用が貯まっている)」が絶対にあります。
ありがちなのが、誰が作ったかよく知らない、見たことも聞いたこともない舞台の『ギフト化』で、そんなものは、ギフトして成立しません。
贈られた側か迷惑を被り、贈った側が損をする場合があるからです。
なので、『舞台をギフト化』するには、「中身の開示」が条件となるので、そもそも、「中身の開示」を容認してくれるチームでなければなりません。
(※ここが意外と高いハードルです)
ただ、キチンと構造から理解しておけば、転用できる打ち手であることには違いないので、西野が何か実験を始めた時は、あまり目くじらを立てず、「どれどれ?」と覗いてみてください😁
ギフトチケットの経過は、また、御報告いたします。
そして、こういった感じで、このサロンでは、ときどき経過報告もしていきたいと思います。
派手ではないけれど、とても大切なことだと思います。
宜しくお願いします。
現場からは以上でーす。
 
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