西野亮廣のエンタメsalon

西野亮廣エンタメ研究所の過去記事を中心にアップしてます

2022年04月05日のエンタメ研究所の過去記事

おはようございます。
高速道路の「関係者専用の裏入り口(徒歩で入れるところ)」が開いているので、ただいま、入りたい気持ちと懸命に戦っているキングコング西野です。
#入っちゃダメなんですって

さて。
今日は『富裕層の問題を解決しろ』というテーマでお話ししたいと思います。
ゴリゴリ仕事の話です。

 

 面倒な手続き代行サービス

今朝のVoicyのオープニングトークで、「スマホの機種変の手続きを代わりにおこなってくれる人がいたら(あるいは手続きをスキップしてくれるなら)1万円払う」というお話をさせていただきました。

これは、かなり本音でして…僕は役員報酬ですし、支援&寄付オタクなので、(「資産」としてカウントされるものを持ち合わせていないので)、「富裕層」には該当しないと思うのですが、一方で、自分で仕事を作って生きている人間なので「西野亮廣の身体を1時間使えば、いくら生み出せるか?」は、かなり正確に把握しています。

自分の銀行残高を増やすことには一切興味ありませんが、自分が稼働すれば、そこで生まれた売上で、どれだけの人を救えて、エンタメの質をどれだけ上げられるか?を知っています。

なので時間が無駄になってしまうような「入り時間が無駄に早い仕事」は受けませんし、たしかな覚悟を持って酒場に繰り出し、時間を無駄にしています。

「機種変の手続きを省略できるのであれば1万円払う」の裏にあるのは、「その時間を仕事に充てられたら、たくさんの人やエンタメを助けられる」という本音で、世の「富裕層」と呼ばれる人は皆、同じ考えでいると思います。

今朝のVoicyを聴いてくださった「けんすうサン(https://salon.jp/alu)」から連絡があり、「西野さんっ!その面倒は○○をすれば簡単に回避できますよ」と教えていただいたのですが、ズボラの向こう側の国の住人たる西野ズボ廣からすると、○○の手続きすら面倒で、LINE一本「やっといて」で済ませたいんです。

んでもって、話はここからなんですが…

こんな「自分が稼げる金額が決して小さくはないことを理解している超ズボラ人間」に対して、とても居心地の良いサービスを提供してくれたのが「ラスベガス」でした。

一応、役職は「ホテルのコンシェルジュ」といったところだと思うのですが、「タキシードを着ていて、システムでガチガチに管理されていて…」みたいな感じではなく、「何か困ったことがあれば、LINEくださーい」なんです。

大人数に向けてのサービスじゃないから、「システム化した方がコスパが悪い」という面もあります。

滞在中は、ワクチンの予約だとか、PCR検査の予約だとか、今から見れるショーのチケットの確保だとか…いろいろな面倒があったのですが、それを全部やってくださるので、僕には時間ができる。

実際に僕は空いた時間を使って、絵を描いて、eluで販売して、その売上で、そのサービスを買っていました。
#お釣りが出ています

料金だけ見ると高いかもしれませんが、そこで生まれる「時間」と天秤にかけると、圧倒的に安いんですね。

けんすうサンはLINEで「ビル・ゲイツは、4000万円を自動販売機の下に落としたときに、拾うほうがコストが高い。しかし、それを100万円で拾ってあげるビジネスをすれば、両方ともwinwinじゃないか?…っていう話」とおっしゃっていましたが(#勝手にLINEの内容を晒される可哀想な人)、まさにその通りで、実際に4000万円を自動販売機に落とせるかどうかはさておき(比喩ですよ)、ラスベガスには「ビル・ゲイツが落としたお金を拾うサービス」(これも比喩ですよ)がありました。

しかし、日本には、こういったサービスがあまりありません。

「富裕層があんまりいない」というのもありますが、「あんまりいない」とはいえ、いるんです!

問題はもっと根深いところで、「富裕層があんまりいないから、富裕層のことを知らない」があると思います。

サービスとは「問題解決」であり、問題を知らないことにはサービスは作れません。

つまり、富裕層が何を求めているか(何に困っているか)を知らないから、「富裕層向けのサービスを作ろう」とはならないし、作れない。

ここが一番もったいないし、一番の穴場だと思います。

今、伊豆大島に一棟貸しのホテルを作ろうと思っているのですが、一棟貸しのホテルを借りようと考える人達に対して何があれば喜ばれるか考えたところ、「変な時間からいける居酒屋」とかがあったら最高で、その居酒屋のオーナーとツーカーの仲(「ごめん。今から店、開けられる?」と言える仲)のコンシェルジュ(地元の便利屋さん)がいたら最高です。

利用客(富裕層)からすると、その分の追加予算が高くついても、満足度の方が勝るので、まったく構わない。

僕が知る限り、富裕層になるような人はサイコパスが多くて、「え? あんな大きな仕事をしているのに、そんなことも自分でできないの?」という人ばかり。

ちなみに僕は郵便受けを一人で開けられませんし、電子レンジを上手く扱えません。

これからサービスを立ち上げる人はその(富裕層の問題解決サービス)を狙いにいくのも1つの手だと思います。 
#特に少子高齢化が加速した社会は

その為には、富裕層の生態系を知らねばなりません。
普通に生きていたら出会えないので、出会いに行って、「ちなみに、どんなことに困ってますか?」と直接聞くことをオススメします。

ちなみに、LINE一本で予約できる(※ここ大事!)、Wi-Fi完備&完全密室&完全防音(会話が運転手に聴かれない)の高価格帯のタクシーがあれば、このオンライン時代は利用者(移動中に配信したい人、ZOOM会議をしたい人)がたくさんいると思います。

現場からは以上でーす。

【追伸】
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

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